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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


梅雨の中休みに照りつける陽射しは、もう夏のそれですな。
ビールの需要が高まるのはこの気候を感じれば当然やね。
とはいえ、レストランで最初の一杯を飲んで汗が引いたら、あとは上質を楽しみたいもの。

先日、敏腕営業マンがそんな上質を持って来られた。

~ 夏の陽射しを感じたら ~_d0212522_20303420.jpg

ヴァルポリチェッラ・クラッシコ "レ・ミニエーレ" 2019 (ベルターニ)

敏腕営業マンは合計5アイテム用意されたが、このワインは即決でまとめて買った。
まず、濃くない。
パッケージを見ればわかると思うが、安いワインではない。
でありながらアルコール12%という低さ。
ブルゴーニュグラスで飲めばピノを彷彿とさせ、
心地良い酸は涼しさを感じ、また飲みたいと思わせる。
そして低めのアルコールはその速度を高める。

スタッフテイスティングの末に抜群に合うと想像したお料理は、
「優しく火入れした鴨 カシスのソース」
これやと思う。

色の明るい赤ワインは注ぐだけでテーブルを彩るもの。
雨の季節ならなおさら、その華やかさは晴れ晴れと感じられるでしょうね。

レストランへ、明日への活力をもらいに行きましょうか♬

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# by enotecabianchi | 2023-06-05 20:30 | この季節に飲みたいッ! | Comments(0)
近畿地方が今日、梅雨入りしたね。
それに相応しい空模様の今日は、京都。もってるなぁオレ🤣
〜 梅雨ならでは を楽しもう 〜_d0212522_09371454.jpg
木曜日定休やからなかなか伺えなかった、リストランテ美郷さんでランチ✨
の、セコンドピアット二皿目、「丹波あじわい鶏むね肉のグリル」

うまいのなんの!

合わせて頂いたワインは偶然にも今日のお供のひとつ、ランゲネッビオーロ。
造り手は異なるけどね。

そして!その日のデナーは洋食でんがな✨

〜 梅雨ならでは を楽しもう 〜_d0212522_09373859.jpg
今月オープンした「洋食とワイン ao」さんの、
「宮崎県産黒毛和牛三角バラ肉のトロトロビーフシチュー」

ブルガリア赤ワインとの相性は抜群でしてん✨
おっと、シチューやのにスプーンの用意がない。
そう思って所望したが結局、使わんかった。
そうそう、端にパンが見えまっしゃろ?
もうこれがあればスプーン要りまへんやないの!
アホやなオレ🤣
スカルペッタで食すビーフシチュー、斬新でござりました✨

おっとっと、このまま終わったらただのグルメレポートやがな!

🤣今日のお供は、このワイン達だ✨
〜 梅雨ならでは を楽しもう 〜_d0212522_09375883.jpg
ルガーナ マンドラーラ 2021 (レ モレッテ)
と、
ランゲネッビオーロ 2019(プロドゥットーリ デル バルバレスコ)

「梅雨入りした」とラジオで聞いた今朝、決めた。
ジメッとした日に岩清水のようなジワッとくる爽快。
そして、バローロのネッビオーロよりも重心が高めのネッビオーロをほんの少し冷やし気味に。

この時期ならではの楽しみ方やね✨
気に入って頂けた!と思う!🤣
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ありがとう京都✨
また来月!
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# by enotecabianchi | 2023-05-30 09:38 | イエスタデー、コレ食べたでー。 | Comments(0)

造り手、続々。
たとえ休日でも造り手と直に話して食事を共にできるなら、喜んで参加するのですよ。
日曜日、14世紀から続くバローロの造り手、コルデーロ・ディ・モンテツェモロから、
現当主アルベルトが来日、ランチを共にした。

休日の昼間に彼らの造るアルタランガで乾杯、
バローロを比較テイスティングやなんて、最高やないの!
とか思いながらもこのレポートを書かんとアカンから酔っ払ったらアカンねんでと、自分に言い聞かせたのです。
場所は谷六、ルアイさん。
シェフ森田さんの粋なペアリング、最高です。
合わせ方が知的だ。
中でも、彼らの造るバローロに合わせるべく用意されたパスタは、

~ ボトルシェイプに祖父想う ~_d0212522_20291066.jpg

蛍烏賊とイカ墨のソース タリオリーニ

えッ!?
バローロに蛍烏賊&イカ墨!?
と思うかもしれないがこれが実によく口に馴染んだ。
個人的にはこの組み合わせが一番のお気に入りだった。

~ ボトルシェイプに祖父想う ~_d0212522_20293379.jpg
~ ボトルシェイプに祖父想う ~_d0212522_20295475.jpg

サプライズも含めて計11アイテム。アルベルトのワインとルアイさんのお料理を堪能した。
中でも、バローロ・モンファッレット2019年の完成度は秀逸。
この日のために用意してくれた<モンファッレット1999>との比較テイスティングは興味深かった。
20年経った今でもなお上向きに熟成しているのは大きな驚きだったがそれ以上に、
2019年の完成度の高さに、20年先は1999ヴィンテージを凌駕するに違いないと確信したのです。

味わいで既に取り扱いを決めたが、もうひとつ、あるエピソードがそれを確実なものにした。
それは、ラベルとボトルデザインに関するお話。

ご存知、古典を表現しまくった感のあるコルデーロのラベルだが、
これはアルベルトのおじいちゃんが創り、今も変わることなく使われている。
モノが充分に入ってこない時代だからと、じっちゃんはラベル作成にリサイクルペーパーを採用した。
クラシックな風合いは古紙を使うことで得られたとはなんとも微笑ましい。
そしてじっちゃんはなんとその古紙を20年分購入したから、使い続けて定着したというわけ。
じっちゃんの顔が見えるようですな。

そして、ボトル。
写真を見ると、1999年はアルベイサのボトルだ。
30年くらい前から最近までアルベイサを使っていたが、じっちゃんが使っていたボトルシェイプに戻すことに決めた。
理由は、じっちゃんが創ったラベルには、やはりオリジナルのボトルを使ってこそそのデザインが完成する、そう考えたから。
一年の構想の末、現在のボトルに切り替えた。
「ヴェルデ・エトルリア」という極めて遮光性の高いガラスを使用し、重厚感のあるボトルシェイプを更に際立たせ、彼らの造るバローロを完成形へと導いた。

造り手は常に考えているのですね。
土地の歴史に深く根付いた造り手なら、なおさら。
でも少し気になることがあった。

おじいちゃんとは時代は異なるが、モノが入りにくい状況は、今は残念ながら共通する。
そんな中にあって、特別なボトルを発注して大丈夫?入ってくるの?
という僕の問いにアルベルトは、
「半年以上も前に数量を決めてオーダーしてるから問題ないよ」
とクールに応じた。
先を見据えるセンスはおじいちゃん譲りなのかもね。
それを聞いたとき、家族の風景が見えた気がした。

素晴らしいワインたち。
言うまでもなく、それを創る人もまた、素晴らしい。
~ ボトルシェイプに祖父想う ~_d0212522_20303218.jpg

5月の新着案内を、お楽しみに♬

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# by enotecabianchi | 2023-05-22 20:30 | 造り手との食事。 | Comments(0)

ヴィニタリーが閉会すると造り手の来日が増えるだろうなと予想していたが、
これほどまでに毎週予定が入るともう笑うしかないね。

先週は、僕が敬愛しカンティーナにも訪問したことがある<フェルゲッティーナ>から、
ラウラとマッテーオ姉弟が来阪、食事を共にした。
ご存知、優美なフランチャコルタの造り手として知られるフェルゲッティーナ。
淀屋橋アッラゴッチャさんのテーブルでラウラとマッテーオは僕のことを覚えてくれていた。

フランチャコルタの造り手だから、お料理に合わせるワインは、全て泡。
これがね、もう最高だった。

~ 豊かな泡に酔いしれて ~_d0212522_14134045.jpg

乾杯と「はじまりの一皿」と題されたお料理には、彼らの名刺代わりのブリュットを。
そしてセコンドピアットの「なにわ黒牛とグリーンアスパラ」にはロゼが合わせられた。
とりわけ、コース3皿目のお料理そして<サテン2018>の相性には、言葉を失った。

~ 豊かな泡に酔いしれて ~_d0212522_14130365.jpg

フェルゲッティーナ・特別ディナー3皿目、
「金目鯛 ホワイトアスパラガス カリフラワー セミドライトマト」

お料理が供され、シェフ北村さんはこう話した。
「金目鯛は意図的に温度を下げました。サテンは熱々じゃない方が好ましいと感じましたので。
そしてセミドライトマトがいいアクセントになっています。どうぞお召し上がりください」

言った通りの素晴らしい味わいそして、完璧な相性だった。
強すぎない泡はまさにサテンの舌ざわり。
熱くないのが好ましいとは、至言ですね。

同席したゲストの雰囲気を崩すまいと控えめにワインの説明をしながらラウラは、
全てのお料理に、口に運ぶたびに感嘆し目を見開き、
「どうよこれ!?」
と言わんばかりに、隣の僕を見つめた。

僕は元々、裏方の立場だから、お店が抱くこの特別なディナーへの想いを、知っている。
時間と手間を惜しまず、ゲストと造り手に喜んでもらいたい一心で努力したことも、知っている。

お店のこの想いが、細部までこの姉弟に届いたんだと思う。
ふたりの笑顔を見ていて、そう感じた。

この会に参加させて頂くにあたって、彼らにおみやげを持っていった。
パッケージが可愛くて美味しい金平糖。
そして、15年前に彼らのカンティーナを訪問した際に撮った家族写真。

~ 豊かな泡に酔いしれて ~_d0212522_14144177.jpg

あれから15年。
ラウラは二児の母となり、当時大学生だったマッテーオは今やフェルゲッティーナを支える柱のひとつとなった。
ちなみに、フェルゲッティーナのシンボルにもなった<ピラミッドボトル>が実現したのは、彼の発案によるものだ。

~ 豊かな泡に酔いしれて ~_d0212522_14150335.jpg

こころが通った晩餐会。
Laura , Matteo. Grazie mille ♬
そして、北村さんはじめアッラゴッチャのみなさん、ありがとう。
最高の一夜でした。
~ 豊かな泡に酔いしれて ~_d0212522_14152454.jpg


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# by enotecabianchi | 2023-05-15 14:15 | 造り手との食事。 | Comments(0)

処理能力が弱いせいか、月初の休日はもっぱら内勤業務となる。
今年の連休は法事と決まっていたから遠出は難しいと思いながら、その合間に仕事をこなした連休だった。
そしてこのゴールデンウィークは今までにないほどの、そう、年末か!?と思うほどの慌しさだった。
ニュースでも電車や飛行機の混雑具合を見ていたから分かってはいたものの、
終わりの見えない出荷状況に冷や汗をかきながらも、あぁ、ようやく、戻った...と感慨深く、ニヤニヤしたのです。
キモいだろぉ?

そんな中でも一日だけ、じっくり休日を頂いた。
年に数回しか会わないヤロー3人で、賢島へ行ってきた。
目的は、みんなで積み立てたお金を使って優雅に一日を過ごすこと。
そしたらホレ!エエお店が必須やないのぉ♬
てなわけで、

~ その銘柄に、ご注目 ~_d0212522_21330953.jpg

志摩観光ホテル ザ・ベイスイート、和食<浜木綿>。
和の凛、魚介の粋、そしてホテルならではのおもてなし。
満喫した。

シャンパンは、テタンジェだった。
ブランドは、ブランドを欲する。
上質なホテルが使うシャンパンは特に、そのホテルの<センス>が問われるところ。
僕はテタンジェがどんなブランドでどういう位置づけなのかは、知らない。
だが、この繊細で優雅な味わいは、浜木綿の美しいお料理にこの上なくフィットした。
ブランドというのは、こういうところで輝くのですね。

イタリアは、どうか。
フランチャコルタは10年前とは比べものにならないくらい、知名度が上がった。
むろんシャンパンほどではないけれど。
そして体感的に、出荷量は確実に増えている。

注目のワイン、アルタランガもまた、着実に出荷量を伸ばしている。
とりわけ、先日来日し熱く語ったジョルジョ・リヴェッティのコントラットは、顕著だ。
ウチの最新ワインリストにもひとつ、ラインナップが増えた。

~ その銘柄に、ご注目 ~_d0212522_21333514.jpg

ノヴェチェント 2011(コントラット)

抜群に、美味しい。

価格を見れば、しかるべき説明が必要なワインだが、ここでは控えよう。
コントラットのオーナーがジョルジョ・リヴェッティになってからしばらく、
ボトルの裏に、ラ・スピネッタのシンボル、デューラーの<犀>が描かれていたのを、覚えているだろうか?
今は、描かれていない。
なぜか?
彼がオーナーになった頃、アルタランガにはまだ知名度がなかった。
どの産地よりも厳しいルールを制定してリリースしているにもかかわらず、だ。
だからジョルジョは、<最上のバルバレスコの生産者が造っているんだよ>といういわば、<お墨付き>を描いた。
どれほどの効果があったかは聞かなかったが、
もう描かれていないということは、そのお墨付きは役割を終え、
コントラットそしてアルタランガの知名度も、ジョルジョの求める水準にまで上がったということ。
昔、ジョルジョは言った。
「3億本造っているシャンパーニュは多くの消費者に気に入られる必要があるが、
生産量が少ないアルタランガはその個性やヴィンテージを深く理解してくれる愛好家に評価してもらえれば充分。
だからこそ自分たちが望むワインを創れるのだ」と。

そのように考え造られたワインは、味わいにおいては既にシャンパーニュを越えている。
あ、ちょっとだけ贔屓目に言うてもた。
あとは銘柄の風格だ。

役目を終え潔く<犀>を取り払ったジョルジョの、自信に満ちた話しぶりを糧としよう。
既にシャンパーニュを越えてるんやから。
あ、また言うた。
コントラットの知識を高め、風格を確かめよう。
消費者へのブランド構築は、まずそこからですよね♬

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# by enotecabianchi | 2023-05-11 21:33 | もっと知られるべきワイン。 | Comments(0)

by enotecabianchi