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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


今回は半分グチみたいになるから、そういうのがダメな方はスルーしてくださいね。

業種を問わず人材不足が嘆かれているが、理由は何によるものか。
短いスパンで考えると、コロナ禍による人々の倦怠感や虚無感によるものが主だろうか。
この場合、この禍が過ぎれば解決する(ことを願う)。
だが、これを長いスパンで考えると、事態は深刻だ。
就職氷河期を経て日本の雇用形態の基本であった「終身雇用」の肩身が狭くなり、
欧米系の雇用スタイルが多勢となった。
成果主義から競争社会が生まれ、仲間だったはずの同僚はライバルとなり、人間関係がギスギスしだした。
転職するのがあたりまえになり就職や転職斡旋業者の露出度が増した。
成果主義は金銭至上主義の人々を増やし、転職サイトには「あなたはもっと稼げる」なんて言葉が並べたてられる。
それらの結果、仕事内容よりも給料(あるいは権利)だけを求める人が増加した。
仕事が面白くなければさらに稼げるであろう会社を見つけて転職する、という悪循環を繰り返してる人、多いように思う。

なぜこんなことを書くことにしたかというと、スタッフ退職に伴い、初めて人材募集を企業に依頼し掲載した経験による。

ここまで書くとお察しがつくだろうが、応募してくる人々はもうポンコツばっかりだった。
給料だけを見て応募してきた人、
応募してきたが面接に来なかった人、などなど様々だ。
中にはこういう人がいた。
面接で、イタリア渡航経験があることを知りイタリア話で盛り上がったから、翌日レストランで食事しながら続きを話しませんかということになり、翌日二人で食事をした。
こういったお店(リストランテ)に慣れていない様子で、僕と同じペースでワインを飲んで酔ったのか食事を終えて帰り際、京都府から来たその人に、
「では合否は2,3日後にお知らせします。二日連続で大阪までご足労頂きありがとうございました」
と伝えると、こう返ってきた。
「いえ大丈夫です。元は取ったんで」

翌日、サイトの担当者に掲載打ち切りを指示した。
掲載期間は残っていて勿体ないが、こういう人たちの相手をせねばならないことを考えると、
時間の無駄に加えて精神が病むからね。
金輪際、エノテカビアンキは就職サイトには掲載しない。

そういう人が増えたとはいえ、研鑽を重ねたいと願う人もまたたくさんあるはずだ。
料理人の中には、「働き方改革のせいで経験を重ねる時間が減ってしまった。自分はもっと吸収したいのに」と嘆く若者がいると聞いて勇気をもらった。
10月にひとり入社するが、エノテカビアンキではもうひとり、人材を募集している。
勉強し、技術や知識を得るに最適な環境と思う。
毎月開催される各インポーターの試飲会には時間が合えば積極的に参加できるし、
アッビナメントの勉強と称して銘店での食事もできたりする。
料理を極めんとする人も、これから先のレストランの在り方を考えれば、ワインの知識と経験は不可欠と痛感しているはずだ。
金銭至上主義とは無縁な、とにかくイタリアワインを極めたいと願う人、エノテカビアンキにいらっしゃい。
あ、こう書くと安月給の会社みたいやな...。
良い!とは言えないが普通ですよ。
そんな人、お待ちしております。
~ 人材不足に思うこと ~_d0212522_20404847.jpg

画像は昨日訪問した元通学路、高野山を護る仁王の<阿>。
第三章のはじまりを象徴するような凛々しさやね。
こころが引き締まりました。

結局、人材募集投稿になったね~。

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# by enotecabianchi | 2022-09-12 20:43 | ちょっと言いたいこと。 | Comments(0)

エノテカビアンキは、令和4年9月1日に20周年を迎えました。
関わって頂いたみなさまのおかげです。
ありがとうございます。

インポーターを辞めて、勤めるか独立するかの選択を迫られたとき、
あ、そういえばあのお客さんにはずみで、「酒販店やるからその時はよろしく!」
って言うてもうたな...。と検討の余地もなく創業に舵を切った2002年。

そのあとはもういろんな驚きの連続だった。

創業したからには売るためのワインを仕入れないととインポーターに発注を続けてたら、
「こ、こんなに早く借りたお金が底をつくとは!」
と戦慄に似た驚きを覚え、

創業したからといってすぐにお客さんが見つかるわけでも注文が入るわけでもなく、
とにかくヒマだからとガンダムばっかり観てたら、
「こ、これほどまでにガンダムに博識になるなんて!」
と歓喜にも似た驚きを押し隠したのですw

そんなことを数年経てなんとか生活が成り立つ程度に成長し軌道に乗りはじめたらもう!
仕事が楽しくて仕方なかった。
当時のマイクロソフトのキャッチコピーだったか、

<月曜日が待ち遠しい>

そんな毎日が続いた。
やがて黎明期の<第一章>が終わり、
木下くんが加わった、組織の<第二章>も木下くん退職をもって終了。
そして<第三章>の幕開けがワンオペで、今その真っ只中にある。

「ワンオペ、大変でしょ?」
と色んなお客さんに聞かれたりするが、
あらゆることを独りでこなしてひと月、なんかハイになってしもた。
20年経った今もまだ、<月曜日が待ち遠しい>と思うくらい仕事を楽しんでいる。

それは、心優しいお客さんのご理解と、こんな弱小企業に協力を惜しまないインポーターさんあってのことなのです。

週のはじまり月曜日。
今週はどんなことが待っていて、どんな人と会って、どんなワクワクすることがあるんやろかと、
期待に胸を膨らませながらの、朝のラジオ体操だった。

~ 20周年ありがとう。~_d0212522_18282679.jpg
~ 20周年ありがとう。~_d0212522_18284096.jpg

写真は過日の京都、ラディーチェさんのペアリングコース9皿目、
「国産ポルチーニ茸のタリアテッレ」

もう見ただけで絶対美味しいこのお料理には、
モンテクッコのサンジョヴェーゼが合わせられた。
その相性に、酔っ払いは言葉を失った。

新しいワイン、新しい料理。
新しい出会いはかけがえのない歓びだ。
たとえ慌しくとも、求めれば必ず実現する。
そう自分に言い聞かせて慌しい日々を過ごしている。

30年目も、エノテカビアンキをどうか、よろしくお願い致します。

エノテカ・ビアンキ 丸谷崇

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# by enotecabianchi | 2022-09-05 18:28 | つぶやき。 | Comments(0)

朝晩の心地よい風に、思わず顔がほころぶ季節になりましたね♬
でもそんな悠長なことも言うてられへん!ワンオペやさかいな(笑)

ワンオペでも、テイスティング~♬
定期的にせんとね。とはいえ溜まってたからその日は12アイテム(笑)
その中でもとびっきり面白かったのが、<ミドルクラス白>の比較だった。

~ 郷愁欲する秋の風 ~_d0212522_17132689.jpg

メリッジョ 2020(フォントディ)
ファブリツィオ・ビアンキ・シャルドネ 2019(カステッロ・ディ・モンサント)

ホホォ♬
どちらもスーパートスカーナ全盛の時代に前線に居た人ならば、
「懐かしッ!」
って思わず声が出るに違いない。
共にレストランでほとんど見かけなくなった理由は何によるものなのかという詮索は置いといて、
コメント、いってみよ!

メリッジョ2020
スーパートスカーナ時代に流通していたのは、小気味良い樽感を備えた親しみやすい白、
というイメージが強かったが、それとはだいぶ異なる。
その頃のものとは品種構成が異なる。現在は、ソーヴィニョンに少しのトレッビアーノ。
樹齢も40年を越える。ステンレス、木樽、アンフォラと、異なる熟成を経てブレンド。
甘みを有する方の、ソーヴィニョンらしい個性。南国系フルーツの香り。
甘みを伴うがアフターの酸が高いレベルでバランスを整えている。
そして、以前と比べると重心が低く濃度があり、構成のしっかりした白ワインとなった。

対してファブリツィオ・ビアンキ・シャルドネ2019は、香りから樽のニュアンスがしっかり。
<シャルドネ・バリック>に求める要素をきっちり備えていながら、重心はメリッジョほど低くなく、線もやや細めだ。
とはいえグリップがあり余韻が長い上質なシャルドネ。

比較すると、本業であるキアンティ・クラッシコのスタイルに共通しているようで面白い。
せやからどっちも買っておくんなはれ~💕

12アイテム中、この2つの白を含む5アイテム採用。けっこう厳しいテイスティングになったね。
間もなく到着する新着案内を、お楽しみにぃ♬

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# by enotecabianchi | 2022-08-29 17:13 | 比較すると見えてくる。 | Comments(0)

<業務連絡ですねん>

8月21日(日)から23日(火)まで、遅めの夏休みを頂きます。
ちょいと北陸まで一人旅してきます♬

以上業務連絡でした~。からの、
早めのブログアップ~♬


大阪と京都とではセミの鳴き声が異なる。
京都のほうが涼しげだ。
この、虫の鳴き声にまで涼しさや哀愁を感じるのは世界広しといえども日本人だけが持つ感覚のようだ。
それだけ、自然の音色に対する感受性が、日本人は鋭い。
日本人って、凄いよねと思う要素のひとつですねん。

この木曜日は京都を巡った。
前日、さて何を持って巡ろうかと考える。
今出回っている食材、とりわけお野菜はなにか、調べてみた。
すると、猛暑は過ぎたもののズッキーニや冬瓜、とうもろこしなど、水分量を多く含んだお野菜が並んだ。
ならば!それらが持つみずみずしさ、加えて黄色や緑、乳白の色あいによく映えるワインがよろしかろう♬
ってなわけで、

~ ミネラル摂取、残暑にも ~_d0212522_23422196.jpg

バルドリーノ・キアレット 2021(レ・モレッテ)

バルドリーノ?ベタやなぁ、なんて思ったそこのアナタ!損してるで!
レ・モレッテはルガーナを今の名声にまで高めた造り手のひとり。
代々苗木業を生業としていたから、土地に合うトゥルビアーナが何たるかを熟知する。
そしてルガーナは、ガルダ湖に近いほどその独特ともいえるミネラルを有するそうな。
レ・モレッテが所有する畑はだから、ガルダ湖により近くそのミネラルを存分に享受する。
あまり知られていないがバルドリーノもまた、ガルダ湖に面した産地だ。
ルガーナは南側、バルドリーノは東側だけどね。
そういったコンセプトを持った造り手だからバルドリーノも、ガルダ湖により近い畑を所有し、ミネラル存分に感じられるスタイルを貫く。
担当さんの説明を交えてこのワインを飲ませてもらった時、ルガーナにも通ずる鋭いミネラルを感じたのはそういった理由による。
説明され、体感すれば、大いに納得する。

みずみずしいお野菜を口にしたらミネラルを有するワインを欲する。
そして、適度に色のついたワインはお料理との相性が抜群なのよね♬
キアレット。
初夏から初秋まで。
ミネラルを摂りたいそんな季節に、カラダが喜ぶワインなのよねぇ♬

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# by enotecabianchi | 2022-08-20 23:42 | Comments(0)

~ たいせつなことは なによりも ~_d0212522_16151839.jpg

夏の一冊。二回読んだ。今三回目。

知らなかった世界史を、<武士道>というフィルターを経て改めて学んだ。

卑怯を憎む心を育むことの大切さを、<国家の品格>で学び、
何の役にも立たないかに思える<教養>が戦争の抑止力にもなり得ることを、この本で学んだ。
武士の末裔が語る<武士道精神>はやはり説得力がある。

生涯をワインという趣味の世界にささげた僕にとって、
日常生活には無駄な、ワインを取りまくヨーロッパの文化や歴史を、
これからも蓄え続けようと、大きな自信につながったのです。

歴史を知ること。
自身の解釈を持つことそして、
後世に伝えること。

今日は終戦記念日。
深く考えるに最適な日と、思うのです。

来週はワインのこと書きますね♬

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# by enotecabianchi | 2022-08-15 16:15 | つぶやき。 | Comments(0)