吹く風に秋を感じたら、なんやワクワクするね♬
季節の移ろいに伴って、食材も豊かに彩りはじめる。
レストランに携わっている人ならば、
そんな魅力的な旬の食材をどう調理するか、
あるいは調理されたお料理にどんなワインを合わせるか、
想像が次から次へと溢れ出る。
しかし!そんな想像だけでなんか我慢できない人たちが僕を含めて周りに大勢いてね(笑)
先週、夜な夜な集まって、勉強会が開催された。
テーマは、
<秋刀魚に合うワインとは?>
秋の食材の代表格、秋刀魚。
会の少し前にメンバーに軽く聞いてみるとほぼ全員が、「赤でしょ!」と返ってきた。
僕もそう言った一人だ。でも全部赤ワインになると面白くないな...。
ほな白で合いそうなものを探してみようと考えを巡らせ、持って行ったのがコレ♬

ヴェッキエ・ヴィーニェ 2019(ウマニ・ロンキ)
正式名称はアホほど長いからここでは省くとしよう(笑)
個人的に、ワインと食材が良く合うかどうかはそのふたつの<濃度>がフィットしているか、
が最も大事と思っている。今は。
その点でこのワインはきっと食材にフィットしてくれるはず。
さらに、海のミネラルを有していて、
熟成に樽は使わず、他のどこにも属さないオンリーワンの個性を纏ったもの。
勉強会ということならきっとこのワインが面白い!そう感じて用意した。
以下、テイスティングコメント~♬
明るく輝きのある黄金色。
ゆっくり、そしてしっとりと落ちるワインの涙や香りからも、ある程度の濃さを呈したワインだろうなと想像がつく。
そして味わいはその想像を裏切らない。
ヴェッキエ・ヴィーニェを名乗るほとんどのワインにみられる複雑さとふくよかさ。
ヴェルディッキオ特有のミネラルと苦み、そしてシャープな果実。
透明感すら感じられるそこには、ベッペ・カヴィオラの存在が垣間見える。



これらの秋刀魚を使ったお料理に、よぉく合ってくれましてん♬
この季節に大活躍してくれること間違いなし!
他にも良く合ったワインがたくさんあったが、
8人がそれぞれイイと思うワインを持参するってことなのになぜかワインが14本(笑)
そんだけ熱心な人が多かったってことね♬
丸谷の最後は安定の寝落ちでしたけどなッ(笑)
~ ウマニロンキのこぼれ話 ~
ウマニロンキが定期的に行っている社内会議で、
樹齢の古くなったヴェルディッキオの区画を新しく植え替えるかどうかの議論になった時、
最後まで植え替えに反対したのが、現社長ミケーレ・ベルネッティその人だった。
ウマニロンキのヴェッキエ・ヴィーニェはそんなミケーレの熱い想いが結実したものだ。
だからこのワインの裏ラベルには本人のサインが描かれている。
ヴェッキエ・ヴィーニェに相応しいラベルに更新したのもイイね。
ミケーレのヴェルディッキオにかける想いが実を結び、このワインは中部イタリアでは初めての、
ガンベロロッソ<白ワイン・オブ・ジ・イヤー>を獲得した。
それまでは北イタリアの独壇場だった<上質白ワイン>というカテゴリーを、
マルケ州に拓いたこのワインの功績は大きい。
今回の勉強会に持って行ってよかった。
そして、もっとレストランで活躍してほしいワインと痛感したのでした。
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