ルカ・フェラリスが造るルケたち
極めて芳香が強いブドウといえば、マルケの 「ラクリマ」 とこのルケですね。
ルカ・フェラリスはルケを中心に栽培する造り手。
「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」。 DOCGって、知ってました?
調べてみると、2010年の収穫からDOCGなんですって。なので、写真右の「オペラ・プリマ」はDOC最後の年ってことになりますね。
3種のルケを飲み比べてみると、
ブリック・ド・ビアンク 2011
軽めのグラッパを気化させたような香り。極めて華やかで、軽い。 赤い花を思わせる香味。
イ・フィルマーティ 2011
ルカ・フェラリス本人のサインが描かれているからその名がついたとか。 「ブリック」よりも芳醇で上質。 甘みのあるベリー、同じくグラッパを気化させたような香りを持つが、よりリッチな、例えるなら 「ベルタ」 のような香り。 豊かな果実味が印象的。
オペラ・プリマ 2009
他のふたつとは別世界。 にもかかわらず、ルケの個性がよく出ている。 ブルゴーニュにも似た香り。 タンニンは確かに感じるものの、それはそれは滑らかで上品。
「熟成の魔法」でどんな大物になるか、期待が膨らみます。生産本数は4000本。輸入量を聞いてびっくりしたので少し多めに仕入れようと思います。
エノテカビアンキではイ・フィルマーティとオペラ・プリマの2つを扱うことにしました。
新しいワインリストで特におすすめの造り手です。
これを試さないなんて、どうして???
なんて、言い過ぎでしょうか。