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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


 棚卸、無事終了。
 臨時休業にご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。

 一年で最も仕入れを抑えねばならない2月。
 あ、毎月やっていればイイのに・・・、なんていう意見もあるけどね。
 できるわけあらしまへん。
 仕入れを抑えている時、思わず苦笑してしまうシーンを思いだす。

 あるインポーターでのオフィスのこと。
 当時の仕入担当さんが、これからの方針を社長に尋ねていた。
「社長、仕入れの参考にしたいので教えてほしいのですが、
 在庫を安定させて売上を伸ばすか、欠品してでも在庫は最小限に抑え経費を削減するか、
 どちらとお考えですか?」
 その問いに社長は少し考えたのち、
「チョードがイイんですね。」
 と答えた。

あ、この社長 アホかも?

 って思った瞬間。
 そんな昔話を、思いだすのよねぇ。名言やなぁ。

 緊縮月間を終えて 3月1日。
 大量にワインが入荷した。
 中にはこんなのも ♬ ↓
ポジティヴに考えれば、いいセットかも。_d0212522_21284547.jpg
ジュゼッペ・リナルディ のワインたち

 新しいヴィンテージが入荷。
 ご存知の方もいるかもしれないが、この造り手のバローロは、セット販売だ。
 写真のロザーエをはじめ、ドルチェットやバルベラなどとのね。
 聞く人が聞くと、「売れないワインを抱き合わせ販売して!」 なんて言うかもしれないが、
 インポーターにとっては苦肉の策なのね。
 好んでそんなことはしない。

 ジュゼッペ・リナルディ は名があるだけに、最も注目を集めるのは バローロだ。
 セット販売をせずに販売したなら、入荷数の問題からもたった数時間でなくなるだろう。
 これは、昔 イゾーレ・エ・オレーナのレポートで書いた <ヴィンテージ> についての意見と考えが重なるが (そのブログは → コチラ)、
 評判の良いバローロだけを飲むのと、同じ造り手のドルチェット、バルベラ、ネッビオーロを飲み知った上で飲むバローロとは、味わいが違って当然だ。
 つまり、飲み手の問題なのね。
 だから、このバローロをより美味しく飲む近道は、同じ造り手のカジュアルラインを良く知ることだ。
 イゾーレ・エ・オレーナも、モンテヴェルティーネも同じこと。

 昔あった、ファミコンソフトの抱き合わせ販売とは、断じて違う。
 マズいワインを売りつけているのではない。
 より深く理解してもらうためのセット販売、と考えれば、その販売法にも寛大になるのではないか?

 そんなわけで、ウチもセットで購入したんだけど、それをセットで販売したりは しない。
 バラで販売しますよ。
 ただ、バローロを除いてね。
 バローロ 2種は時がくるまでウチのセラーで寝てもらうことにした。
 飲み頃を迎えるまでは 他のワインを飲んで、この造り手の理解を深めようじゃないか ♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 悪意のあるセット販売は嫌いやけどね。 ~


# by enotecabianchi | 2018-03-01 21:56 | ちょっと言いたいこと。 | Comments(0)

 明日2月28日は決算棚卸のため、全ての出荷業務が止まります。
 臨時休業ですね。
 あ、電話はつながりますので、待っていたりします。
 冷えきったワインセラーで独り、ただただワインを数えているので、
 さみしい・・・ ( ホンマニ! )

明日は、臨時休業です。_d0212522_18512646.jpg
キアンティ・ルフィナ “イ・ドーミ” 2015 (イ・ヴェローニ)

 このヴィンテージから、モデルチェンジ ♬
 女性的な可愛らしいラベルから、ちょいオトコマエのラベルに。
 ラベルだけでなくボトルも、ちょっとゴツくなった。
 “イ・ドーミ” とは、このワインが造られる畑の名前なのだとか。
 畑の中に煉瓦ドーム (これが イ・ドーミね)で囲われた井戸があることから、そんな名がついたそうな。
 少し前、このワインを、
「若い頃のキャメロン・ディアスの、あのとびっきりの笑顔。」
 と表現したが、
 モデルチェンジに伴って、味わいもまた変わったのだろうか?
 開けるのが楽しみね ♬

 ほなこれから、棚卸の準備を、始めまする~ (イツオワルノダ!?)



# by enotecabianchi | 2018-02-27 19:08 | 業務連絡~。 | Comments(0)

 西天満の銘店 「リストランテ・ドゥエフィオーリ」 さんの定例試食会。
 3月のコース料理を試食しながら、それに合うワインを提案する。
 その中のひと皿。 ↓
タイラギ貝に寄り添うワイン、教えておくれ。_d0212522_17280145.jpg
タイラギ貝の炭火レア焼き チーマ・ディ・ラーパ キャヴィア 玉葱と貝出汁のソース

 美味しそうだろぉ ♬
 さて何に合わせるか?
 最後の最後まで悩んだが、他のお皿に合わせる予定だった、↓
タイラギ貝に寄り添うワイン、教えておくれ。_d0212522_17530897.jpg
ビアンケッロ・ディ・メタウロ・スペリオーレ “ロコ” 2013 (ロベルト・ルカレッリ)

 を、合わせてみた。
 が、採用には至らず、保留。
 個人的には合っているように思えたが、それは贔屓目というもの。
 シェフの、<もっと合うワインがあるはず!> という職人魂は凄まじい。
 ヒントをもらった。
 貝のミネラルに合うような、北イタリアで軽めのもの、そして、苦みは要らない。
 と。

 熟考して、ファイナルプレゼンテーションに、挑みまする!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! アッビナメント承り〼 ♬ ~


# by enotecabianchi | 2018-02-26 18:01 | お料理とともに。 | Comments(0)

 昨夜はインポーターさんと、新商品のテイスティング~ ♬

ファロ。その独自性を知ろう ♬_d0212522_20033739.jpg
エンツァ・ラ・ファウチ のワインたち
左から、
ファロ “オブリ” 2013
ファロ “テッラ・ディ・ヴェント” 2015
カーゼ・ビアンケ 2016

 エトナがメディアで取り沙汰される中、
 近くの銘醸地である 「ファロ」 は、<シチリア特集> なんかがあった時にチョロっと登場するだけだ。
 世界的に知られる造り手は、「パラーリ」 だけだろうか。
 聞くと、ファロはたった5軒しか造っていないのだそうだ。
 今回テイスティングした 「エンツァ・ラ・ファウチ」 の畑は、海まで300メートルと、正に隣接する。
 インポーターの説明には、
「海に近いので湿気が多く、斜面も東向きなので一見すると優れた産地には思えないかもしれないが、湿気を含んだ冷たい海風が過剰な気温上昇を抑え、東向き斜面が夕日で葡萄が焼けることを防ぐ。
 更に山から吹き降ろす熱い南風<シロッコ>も吹くので一年を通して風が吹き抜ける。この風が、湿気を乾かし続けることでファロは成り立っている。」
 とある。

 ネレッロを主体に造られるだけに、スタイルはエトナに似るが、この地の土着品種 「ノチェーラ」 をブレンドすることでその独自性を形成する。
 強烈な塩味。
 白は特に顕著だ。
 だが、強いワインではない。
 いかにもこのインポーターがセレクトしそうなスタイル。
 つまり、
 じっくりと味わわなければその良さが理解されにくく、
 飲み手をある程度、選ぶワイン。
 しかし ひとたびファンになると、忘れられなくなる。
 そんなワイン。
 そして、
 ただ ワインリストに載せているだけでは、絶対に売れない。

 そんなワインを、エノテカビアンキは載せることにした w
 理解してもらうために努力することを決めた、ということね。

 3月から! 販売開始~ ♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 月曜日に投函できるか!? ~


# by enotecabianchi | 2018-02-24 20:27 | もっと知られるべきワイン。 | Comments(0)

ヴィンテージ移行&モデルチェンジして、再入荷♬_d0212522_17441602.jpg
バローロ 2013 (カッシーナ・バッラリン)

 マイナーチェンジして 再入荷。
 個人的には、エエやん ♬ なんて思うねん。

 威厳に満ちたバローロでないことは、ラベルを見れば明らかね。
 ふくよかな果実味は、ラ・モッラ村バローロの真骨頂。
 <リピート率の高いバローロ> であるのも頷ける。

 3月。 造り手が来日することになったから、それもお楽しみに ♬
 またレポートするなり。


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 3月は来日ラッシュやね ♬ ~


# by enotecabianchi | 2018-02-23 17:49 | 新ヴィンテージ! | Comments(0)

by enotecabianchi