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毎週月曜更新♬ エノテカビアンキのブログ。

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


 何年か思い続けて、これからも思い続けるであろうことをひとつ。

 今、日本に入っているイタリアワインは2種に大別できます。 つまり、正規輸入品か、それ以外か、です。 大半が正規であることはいうまでもありませんが、少数の 「それ以外」 がどうやら厄介な存在になっているようです。


 インポーターによって取引の大小があるのは当然ですが、はじめは見向きもされなかったブランドがやがて大きくなり、誰もが認める存在に成長することを夢見て、インポーターは日々努力しています。

 そうして大きくなったブランドが永く市場で愛されるのは、造り手の情熱は無論、インポーターの弛まぬ努力があるからです。


 複数のインポーターから、いわゆるインデント(スポット)輸入されたワインについて聞いたことがあります。
 本国のエノテカやレストラン(中には閉めたお店も) が売りあぐねたワインを安い価格でまとめて買い取り、それを輸入して販売したり、ドイツやスイス、中にはヨーロッパを通り越してアメリカ大陸から輸入されているワインもあります。 つまり、赤道を2回以上通って、ね。

 そういったワインがどんな状況下で保管され、どう日本に輸入されるのでしょうか?

 エノテカビアンキを始めて数年経った頃(今ほど疑り深くなかった頃ね)、このテのワインを買ったことがあります。今もセラーに眠っていますが、これらのワインをお客さんに販売することはないでしょう。 実際に飲んでみました。 はっきりとした 「熱による劣化」 が感じ取れました。 
 ワインは、カサノヴァ・ディ・ネーリのブルネッロ“テヌータ・ヌオーヴァ”2000。 僕がエトリヴァンで働いていた頃に販売していたワインです。 このワインはアメリカを経由したようです。

 それを飲んだ時の、

 「何てことをするんだ・・・」

 という落胆の思いは今でも忘れません。


 時は過ぎて数年後、あるレストランでインポーターさんと食事をしました。
 その時に飲んだのは、インデント輸入されたバローロ。

 一口飲んだ時に、二人で顔を見合わせました。 熱による劣化が感じられたからです。

 我々はこの業界に永くいるので、ブランドに惑わされずそのワイン本来の味わいを評価することができます。 ですが、果たして一般の人たちはそれができるのでしょうか? 大半の人はその銘柄、そのヴィンテージに舞い上がってしまい、公正な評価ができないのでは、と想像します。


 インデントのワインは正規のものより安価で、ヴィンテージも古いものが多い。 それは先に述べた理由から。

 インデントワインが売れれば、それを正規輸入しているインポーターのワインが売れなくなり、その先はブランド力の低下につながるのは想像に難くない。

 全てのインデントが悪、とは言わないが、どのような状態で売買され、どう輸入されたか、はこのテのワインを検討するにあたり、この上なく重要なファクターになるでしょう。

 正規品を買うことは、そういったリスクを回避するための、最も自然な形なのです。

おもいはひとつ。_d0212522_19239100.jpg



 ステキなダンボールなのでアップしました。

 良きインポーターは、常に努力しているんですよ。

# by enotecabianchi | 2013-04-16 19:03 | ちょっと言いたいこと。 | Comments(7)

 久々にオピュームさんでランチ。

ある休日のこと。_d0212522_11154645.jpg

 ガッツキ体制だったが故に、セコンドのお皿しか撮れず。
 アンティパストからワインを誘うお皿の数々。車だったので泣く泣くスルジーヴァで食しましたが、メインの羊肉ではもう嗚咽でしたね。ワイン飲みてー(笑)。


 エノテカビアンキの事を本当に気に掛けて下さるお二人。感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、

 やっぱりレストランは おもてなし だ、と改めて感じました。

 お料理もワインもサービスも、

 どれかひとつが突出するのは良いことですが、
 どれがひとつでも欠いていては、良いおもてなしとは言えません。

 このお店はその三つが高いレベルで成されている。
 だからこその、右肩上がり。 理由はちゃんとあるんです。

 楽しい時間を過ごしました。
 西本さん、石垣さん、ありがとうございました。



 お昼から「ワイン飲みたい病」なので晩ご飯には、

ある休日のこと。_d0212522_11182100.jpg

キアンティ・クラッシコ 2009(サン・フェデレ)と、
キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ“ヴィーニャ・デル・ソルボ”2008(フォントディ)

 対照的なC.C.の飲み比べ。

 ヴィーニャ・デル・ソルボは言わずと知れたフォントディのリゼルヴァ・タイプ。
 パワフルさに風格のようなものを感じさせるのはさすが、です。まだ飲むには早いかもしれませんが、充分楽しめますしこれから先、しばらくは上向きに熟成が進むでしょう。

 サン・フェデレは今では珍しい素朴なワイン。果実味、穏やか。 力強さ、無縁。
 でもC.C.らしい個性は確かに感じることができ、余韻が細く、長い。

 くたびれたオジサンである今の僕にはピッタリなワインです。
 ラッダにある同名の修道院で造られているとか。テッラビアンカの所有者であるフランスの男爵さんがこの地に惚れ込んで購入、昔と変わらない造りを続けています。

 ソルボとは対照的、と書いたのはなにも味わいだけではなく、各ワイン誌の評価や露出度も段ちがい。
 サン・フェデレが専門誌で高く評価されることもないでしょうし、ワインショップで「どや!」的に並べられることもありません。

 その良し悪しは別にして、TPOに応じて楽しめればいいですね。
 共にその格は充分に備えているのだから。
# by enotecabianchi | 2013-03-20 21:07 | つぶやき。 | Comments(0)

 久々のブログなのにこのような内容ですみません。

 3月22日より、エノテカビアンキは創業当時のメンバーに戻ります。

 つまり、「ひとり」 です!(泣)


 つきましては、現在スタッフを募集中です。

 ボロい建物ですが、良い職場です。

 未経験者歓迎です。
 また、料理人を目指している人も、一度ワインの世界にドップリ浸かってしまうものいいのでは?
 勉強するには最高の環境ですよ!

 ご興味のある方は、是非ご一報を!

エノテカビアンキ 06-6656-7262 担当(てか僕だけですが):マルタニ
# by enotecabianchi | 2013-03-18 17:52 | Comments(0)

 第なん回か忘れた、AVIの大人の遠足。 今回は 「越前ガニを満喫しよう!」 てことで、

 日帰りバスツアー!!


 バスの中では、

カニ食べてきました。_d0212522_14171990.jpg

エヴァ 2010(エレナ・ヴァルフ) と、
ラ・モネッラ 2011(ブライダ)

 に加えて、こんなのも座席に回ってきました。

カニ食べてきました。_d0212522_13502544.jpg

かにちゃいまっせ 2013(スギヨ)

 ホントにカニと間違えるほどの出来に天晴! その後は 「カニせんべい」 も回ってきました。
 これらを持って来られた神谷さんの本気度に脱帽。


 そうこうしているうちに、雨オトコと雨オンナの本領発揮。

カニ食べてきました。_d0212522_13505623.jpg

北陸自動車道 南条S・Aにて


 そして到着した日本海は、この荒波!
カニ食べてきました。_d0212522_13511545.jpg


 そんな厳しい環境で育った、

カニ食べてきました。_d0212522_13513359.jpg

魚介の刺身盛り合わせ

カニ食べてきました。_d0212522_13515233.jpg

越前ガニ(デカッ!)

カニ食べてきました。_d0212522_13522476.jpg

お魚(名前忘れた)の天ぷら

そして、ごはんの上に かに身・かにみそ・大根おろしにしょうゆをたらしたメイン料理!
カニ食べてきました。_d0212522_13524474.jpg

なまえしらない、てかないかも


 いや~よく食べてよく飲みました!(笑)

カニ食べてきました。_d0212522_14175037.jpg

左から、イスキア・ビアンコ 2011(カーサ・ダンブラ)、
トラモンティ・ビアンコ 2011(サン・フランチェスコ)、
ブラン・ディ・シモン 2009(シモン・ディ・ブラッツァン)、
コスタ・デル・ヴェント 2008(ヴィニェーティ・マッサ)、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2004(サン・ジュセッペ) コレは帰りのバスん中で。

 AVIメンバーがこの日に持ち寄ったワイン達です。
 さすが、どれを飲んでもお料理に寄り添いまくり。

 どれが一番よく合ったかって?

 そりゃあ、







 日本酒に決まってるじゃないですか!(笑)
# by enotecabianchi | 2013-02-25 12:25 | 楽しいイベント。 | Comments(0)

 写真撮っちゃダメよね。 なので今回は画像ありません。 悪しからず。

 個人的に、ワインやそれにまつわる事を書いているブログなので、関係ないことを書くのはあまり好きではありません。 つまり、ムリヤリながら最終的にそこに関わりますので、こちらも悪しからず。


 初めて検査してもらったのですが約一時間、自分の脳について考えたことが今までなかっただけに、面白い時間でした。

 そして、検査を終えたあとの先生とのお話が最高に面白かった。

 例えば、

僕 「仕事柄、日常的にワインをよく飲むのですが、それは控えた方がいいんですかね?」

先生 「ワイン自体は他のお酒と比べると糖分は少ないんですが、それと一緒に食べる食事がね。 あとシャンパン、あぁ、エノテカを名乗ってるからイタリアですね。スプマンテはよく飲みますか?」

僕 「?・・・、えぇ。よく飲みます。」

先生 「ドザージュは強めのものを?」

僕 「???・・・えぇ・・・??」


 面喰らう、とはこのことですね。 あれ?ここ得意先やったっけ?

 そのあとの話も盛り上がってね。 お店のことも知ってる知ってる!

 月曜日にトスカーナから帰って来られた方のことや、堂島の鉄板焼屋さんのこと、そしてそのオーナーさんが経営している京町堀のエノテカのことや、更には「お豆さん」の名を冠した京町堀のお店などなど。

 業界にいる僕達よりも詳しいかも? お医者さんはそういう方が多いと聞いてはいましたが、まさかウチのお客さんのことでここまで盛り上がるとは!


 約一時間。 終わった後の感想は、

 「あの先生と是非ご一緒したい!」

 でした(笑)



 そして検査の結果は、全く問題なし! ツルッツルですわ!(笑)
# by enotecabianchi | 2013-02-08 20:08 | つぶやき。 | Comments(0)
すすめ方いろいろ。_d0212522_17534963.jpg


シチリア・ロザート 2011(ボナヴィータ)

 シチリア北東部、メッシーナのワイン。
 メッシーナ海峡はイオニア海流とティレニア海流がぶつかる場所で、この場所はエトナに次ぐ標高と相まって特異な気候環境を生み出すのだとか。

 色合いに加えて香りも ホワッと明るい。 軽いが密度が高い。 いかにもロゼらしい香りと味わいだが、アフターがスンゲー長い。
 酸がしっかりあるものの すっぱくないのは、果実味の豊かさからくるもの。

 そ し て、



 このワインは飲み進むごとに、赤ワインになってゆく!



 このブログによく出てくるワイン評論家は、



 「ワインの味わいを赤、白、ロゼで分類する時代は終わった」



 と書いていましたが、こんなに優れたロゼに出合うと、大きくうなずいてしまいますね。
# by enotecabianchi | 2013-02-05 18:07 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

エノテカビアンキは現在、スタッフを募集しています。

イタリア大好き、ワイン大好き、食べるの大好き、という意欲ある方。

是非ご一報下さい。
# by enotecabianchi | 2013-02-03 11:21 | Comments(0)
Enoteca Bianchi & Amici Vini Italiani (AVI)

2013年1月吉日
お客様各位

◇ 地域別ワイン試飲会のご案内 ◇
第4回 「フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州」


 新春の候、貴店ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
 表題の通り、地域別試飲会の第4回を開催致します。
今回のテーマは「フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州」です。
同州のワインを輸入するインポーター、19社にご協力頂き、90種類ものフリウリワインが一堂に会したテイスティング会です。
 皆さま是非お誘い合わせの上、ご来場下さい。



☆ 試飲会: 1月 30日 (水) 14:00 ~ 17:30

会場:大阪市中央公会堂3F「小集会室」
大阪市北区中之島1-1-27

会費:無料(フリーテイスティング形式)

※ 会場へは、南入口の左側からお入り頂き、4号エレベータにて3階までお上がり下さい。
以上

 「地域別試飲会」は、弊社が新たに企画した、通常の試飲会では体験できない同地域での比較テイスティングに重点を置き、<テイスティング能力の向上> <地域ワインへの深い理解> この2点を目的としたものです。
 
試飲会開催だけにとどまらず、出展したワインを主としたキャンペーンを行います。ワイン仕入れご担当者様の知識向上に加え、店舗の売上向上に役立てて頂ければ幸いです。

※ 尚、当日はワインの発送及び配達をお休みとさせて頂きます。予めご了承下さい。

お問い合わせは、エノテカ・ビアンキへ
TEL:06-6656-7262
FAX:06-6652-5645

尚、このイベントは業務店向けの試飲会ですので、一般の方は入場できません。
あらかじめご了承ください。

当日は名刺をお持ちください。
# by enotecabianchi | 2013-01-26 14:26 | 楽しいイベント。 | Comments(0)

 1月23日、グラヴネルさんのセミナーをお手伝いしました。
 時に、「自然派の先駆者」とか「ビオワインの巨匠」なんて表現されているようですが、何だかしっくりこなかった。 で、このセミナーを受けて感じたのは、

「超越」。

 それらのグループの範疇に入れるべきではない。

「SO2はワイン醸造には不可欠」

 そう話す彼の言葉全てに、重みがありました。




 そんな彼から、セミナー参加者に素敵なプレゼントがありました。

 あまりに大きいので、わたくしの屋敷内にある庭園の大木に横たわらせてみました。

頂きもの。_d0212522_943945.jpg


 なかなかいいね。
 近くに来られた時には、見に来て下さいね。









頂きもの。_d0212522_9432980.jpg

 で、コレが原寸大(笑)。
# by enotecabianchi | 2013-01-26 09:50 | ワインの造り手。 | Comments(0)

 ネッビオーロからはいくつものワインが造られますね。 代表格はやっぱり 「バローロ」 や 「バルバレスコ」、最近なら 「ロエーロ」 はほぼ定番になりましたし、DOCGの 「ガッティナーラ」 や 「ゲンメ」 は時々見かけます。

 ほかには?

 いっぱいありますね。 若い頃に勉強した 「ボーカ」「ファーラ」「カレーマ」「レッソーナ」。

 でもそのほとんどがその当時、輸入されていなかったか、されていてもほとんど流通していなかった。

 そしてこのワインも。

耳を澄ませば。_d0212522_209520.jpg


ブラマテッラ 2005(アントニオッティ)

 ネッビオーロを主体に、クロアティーナやヴェスポリーナなどをブレンドして造られる伝統的ワイン。

 やたらおいしい。

 ミネラルを強く感じるのは、この地が火山性の地質だからとか。

 同じぶどうで造られるバローロとは比べものにならないくらい、造られている量も少ないし、知名度もない。 でもこういったワインこそ、僕達が広めていかないと、と思ってしまいますね。

 とはいえ、使命感だけで扱ったのではないことは、飲んだ人には分かります。


 「売りやすいワインだけを扱ってちゃ、ダメなんだよ。」

 そう、僕の昔の上司は言いました。

 その通りだと思います。

 売りやすいワインは、試飲会でたくさん見つけることができます。 このワインが仮に試飲会に出ていたなら、スルーされること間違いなし、です。 このワインが発する「か細いけれど芯のある声」は、試飲会という雑踏では聞くことはできません。

 ワインリスト更新時期にはこうして、1本のワインにだけ向き合うことが多くあります。 がっかりすることが多い中、地味に光る個性を探し出したときの歓びはひとしおです。

 ワインリスト2月号、できました。 近々お手元に届くのを是非ご期待下さい。
# by enotecabianchi | 2013-01-22 09:52 | 美味しいワイン。 | Comments(0)