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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


先週土曜日は早引きさせてもらって毎年恒例、連休は海の京都、宮津へ。
マリンスポーツを楽しむ音を遠くに、
なにもしない。
ただ、いいワインを飲む。
それをしに来た。
~ 上質泡は、秋はこぶ ~_d0212522_11541896.jpg
アルタランガ・パドゼ・フォーイングランド・ブランドノワール 2018(コントラット)
なげーなw
超辛口のキリリとくるミネラルはまだ暑さの残る陽射しに潤いを与えてくれ、
色から想像できる<ふくよか>は秋の食材の合わせてくれと急かす。
その味わいに、はっきりと秋の到来を感じた。
時折吹く秋の風との相性は抜群でしてん。
~ 上質泡は、秋はこぶ ~_d0212522_11543941.jpg
灯のない庭に咲いた線香花火はなんとも儚げで、

~ 上質泡は、秋はこぶ ~_d0212522_11550255.jpg

早朝、上着を羽織っての浜辺の散歩は涼風が心地良かった。
夏の終わりを確かに感じる体験。
これから先のブログは、秋へシフト。
ええワイン、ご提案しまするよぉ♬

# by enotecabianchi | 2023-09-21 11:55 | この季節に飲みたいッ! | Comments(0)
~ カルヴァリーノがスゴい理由(ワケ) ~_d0212522_18573345.jpg
アンドレア・ピエロパンが来日した。
今回の目的は、2021年が最初の収穫から50年という節目を迎える<カルヴァリーノ>が、いかに熟成能力に優れ、かつ和食に合うワインであるかのプロモーションだ。
だから今回の食事は和食、天ぷら。
レポートはまた改めるとして、このカルヴァリーノが50周年を迎えるということ、
文字にするとピンとこないが、50年同じものを造り続けることのすごさを、まず解ってほしいと思った。

ピエロパンは、ウチが創業した時からオンリストされている。
これは、いつ飲んでも美味しいという安定性とソアヴェ・クラッシコにおける歴史によるものだ。
一度として外れたことはない。
カルヴァリーノはピエロパンが持つ単一畑で、その中では最も長い歴史を持つ。

イタリアワイン・ルネサンス。
すごいワインがイタリア全土で続々とデビューしていた頃。
カルヴァリーノは既に、10ヴィンテージの垂直試飲が可能だったのだ。
強いワインが求められた時代でさえ、頑なに同じ造りを貫く。
だからこその、50年。
世界に誇れるワインだと思う。

和食が世界遺産に登録されて10年。
日本人、とりわけ食に携わる人々にとってこれは大きな出来事だ。
登録され、世界が注目し、その真価が認識されると、
まず歴史あるシャンパンのメゾンが名乗りを上げた。
和食にウチのワインを、と。
現在、ワインの造り手は競って和食とのアッビナメントを提唱する。
そうして新しい融合が生まれ更なる可能性が見出される、という良好な循環。
今、日本はその只中にある。

そして歴史あるピエロパンと、同じく、いやそれ以上に歴史ある和食との相性は、他を圧倒する。
バックヴィンテージのカルヴァリーノにはそんな説得力があった。

~ カルヴァリーノがスゴい理由(ワケ) ~_d0212522_18563682.jpg

書きたいことはまだまだたくさんあるから、改めてレポートするよ。
天ぷらとの相性はもう、言うまでもないね。
ありがとうアンドレア♬

# by enotecabianchi | 2023-09-12 10:35 | 造り手との食事。 | Comments(0)


もうみなさんのお手元に9月のDMは届いた頃だろうか。

あ、登録まだの方は、リニューアルしたホームページから是非!
↓↓↓↓↓↓

~ エノテカビアンキ・ホームページ ~

秋のおとずれを知らせる試飲会の案内や、
各インポーターさんからのお得な情報満載の中、エノテカビアンキの<新着案内>にも目を通してね♬
今日はそこに載ってある1本をご紹介。

~ モスカートにも、お料理を ~_d0212522_19180138.jpg

モスカート・ダスティ 2021(ダミラノ)

今さらモスカートダスティ?なんて思った人も多いと思うが、
採用した理由は、このワインのおいしさに加え、その特色を忠実に言語化し、
その結果「こういうアプローチはいかが?」という担当さんのスゴい提案力によるものだ。

クラシカルなバローロを造ることで知られるダミラノが手掛けるモスカートダスティ。
品種特有の<香り>を保つべく最大限の注意を払って造られる。
明るい麦わら色を呈し、溢れるほどに元気な果実香は微笑を禁じ得ない。
きれいでシルキーな泡。
口に含むとアロマティックで確かにモスカートだが、
酸の存在が大きく味わいもきれいで、しなやか。
「甘ったるい」などという言葉は、このモスカートには存在しない。

キモい微笑を惜しみなく披露している僕に担当さんはひと言、
「アッフェッタート・ミストなんかと合わせると最高ですね」
と言った。

「モスカート = 甘い」は、ほぼ、正しい。
だが、甘いから食後のデザートにという認識は、危険だ。

明るい麦わら色を呈していて、
溢れるほどに元気な果実香を放ち、
きれいでしなやかな泡で酸の存在が大きく味わいもしなやか。

上質の泡そのものではありませんか。

果実を使ったアンティパストは数多い。
生ハムならイチジク、メロン、桃もイイね♬
アッフェッタート・ミストにとどまらない。
甘さ、そして旨みを伴った明るいお料理に、ダミラノの造るモスカートダスティは誠によく馴染むと感じたのです。
だから次のワインリストにはこのワインを、「スプマンテ・フリッツァンテ」のページにも掲載するつもり。
実に幅広く使えるモスカートなのですよ。

こんな草臥れたオジサンですら優しい目になるんやから、
レストランのテーブルでこれ飲んだらもう誰もが幸せになること請け合い!

奇しくも季節は秋の入口。
獲れてたのみずみずしい食材と共に。
最高やないですか💕


# by enotecabianchi | 2023-09-04 19:26 | お料理とともに。 | Comments(0)

~ 翳りゆく夏、なに合わそ? ~_d0212522_18265251.jpg

写真は過日、北浜ロルマ・アッティーヴァさんの、
「シェフ、なんかお野菜でつまむもんほしい」
ってリクエストして出てきたお皿。名はない。
宮崎県産のピーマンとおくらを、生で、塩して、オリーブオイルかけただけ。
契約農家さんを信頼してこその、このお皿。
メチャ美味しいやん♬
夏野菜は、こうでなくっちゃ。
この時のワインは、ピエモンテのシャルドネとカンパーニアのグレコ。
いっぱい汗をかいた日の〆に、誠によく馴染んだのでありました。
このあとも、夏野菜を使ったパスタなんかも用意してくれて心が温まりましてん。

そこから季節は少し移ろい、蝉の声が遠くなった。
目の前に赤とんぼが現れ始めた今、何を合わそうか。


~ 翳りゆく夏、なに合わそ? ~_d0212522_18270815.jpg

リネブラン 2018 (シモン・ディ・ブラッツァン)

先日、神戸の営業に持って回ったワイン。
もう大変な人気だった(主観w)
今おいしい、旨みの白。
ピノビアンコ、ソーヴィニョン、マルヴァジア、トラミネールのブレンド。
真夏にこのワインは勧めない。
春、というのもいいけれど、
独特のしっとりとしたニュアンスはまさにこの時期、
まだ暑さが残る、しかし秋の気配を確かに感じることができる頃にこそ、旨い!

日本の四季は繊細です。
ただ飲んだくれてるだけではない(はず)のエノテカビアンキのテイスティングデータをもとに、
春夏秋冬の四文字では表現できない、日本の繊細な季節に寄り添うワインを、ご提案致しますよぉ♬

~こんどの京都は、なに開けよ?~

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シモンディブラッツァン
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# by enotecabianchi | 2023-08-28 18:27 | この季節に飲みたいッ! | Comments(0)

数年前からオトコ3人で積み立てをしている。
毎月少しずつ指定の口座へ。
そうして貯まったお金を使って年に数回、ちょっとした贅沢を味わう。
このお盆は、神戸牛を楽しんだ。
予約した時、せっかくの贅沢だからとお店にお願いしてワインを持ち込ませてもらった。
(むろん予約時に伝え持込料お支払してね)

そうなったらホレ、職業的興味に目移りして、今寝かせてあるワインがどんな状態か確かめたい!
そう思い至って、お盆はこのワインを飲んだ。

~ 肉得てさらに、艶やかに ~_d0212522_20245729.jpg

モンテヴェトラーノ 2013 (モンテヴェトラーノ)

このワインを創造したシルヴィア・インパラートは、
「モンテヴェトラーノは、好きなひととお肉に合わせて楽しんでほしい」
と言った。
僕は彼女と3回、食事を共にしたが、そこには常に彼女の愛するひと(娘さんとか)がいて、必ず美味しいお肉があった。
どの食卓でも彼女は終始笑顔で、おしゃべりで、色気があった。

艶のあるワインを創るひとは、その人自身にも色気がある。
年齢など、関係ないのです。

僕は彼女のワインが好きだ。
そしてモンテヴェトラーノは、しばらく寝かせたほうが、若い頃よりもずっと魅力的になることを、知っている。

して、その味わいは?
ほんの少しレンガを帯びたガーネット。
やわらかくしなやかな香り。
華やかさがグングン増してゆくその香りは、
「ワタシ、飲み頃、よッ♬」
と語っている。いつまでも嗅いでいたい香り。
口に含むと、若い頃にあったカシスのようなニュアンスは柔らかくなり、角が取れた優美な味わい。
スパイスを感じるが、これも時の流れで優しくなり、
美しいバランスを備えながらも、ふくよかで、妖艶。
言うまでもなく余韻は長く、また、美しい。

収穫から10年。
これほどまでに美しく熟成する南のワインが、他にあるだろうか。
もうこのヴィンテージは売れてしまったが、寝かせてあるヴィンテージは他にもあるし今も買い続けている。
飲むごとに新たな発見があり、魅了される。
美しくて、知的で、色気がある。
創造者シルヴィアの人柄そのものだ。
そしてシルヴィアの言葉に嘘はないしむしろ名言やねと、神戸牛を頬張りながらニヤついた、今年の夏休みでした♬

~ 肉得てさらに、艶やかに ~_d0212522_20251919.jpg

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# by enotecabianchi | 2023-08-21 20:25 | イエスタデー、コレ食べたでー。 | Comments(0)

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