もうみなさんのお手元に9月のDMは届いた頃だろうか。
あ、登録まだの方は、リニューアルしたホームページから是非!
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~ エノテカビアンキ・ホームページ ~
秋のおとずれを知らせる試飲会の案内や、
各インポーターさんからのお得な情報満載の中、エノテカビアンキの<新着案内>にも目を通してね♬
今日はそこに載ってある1本をご紹介。

モスカート・ダスティ 2021(ダミラノ)
今さらモスカートダスティ?なんて思った人も多いと思うが、
採用した理由は、このワインのおいしさに加え、その特色を忠実に言語化し、
その結果「こういうアプローチはいかが?」という担当さんのスゴい提案力によるものだ。
クラシカルなバローロを造ることで知られるダミラノが手掛けるモスカートダスティ。
品種特有の<香り>を保つべく最大限の注意を払って造られる。
明るい麦わら色を呈し、溢れるほどに元気な果実香は微笑を禁じ得ない。
きれいでシルキーな泡。
口に含むとアロマティックで確かにモスカートだが、
酸の存在が大きく味わいもきれいで、しなやか。
「甘ったるい」などという言葉は、このモスカートには存在しない。
キモい微笑を惜しみなく披露している僕に担当さんはひと言、
「アッフェッタート・ミストなんかと合わせると最高ですね」
と言った。
「モスカート = 甘い」は、ほぼ、正しい。
だが、甘いから食後のデザートにという認識は、危険だ。
明るい麦わら色を呈していて、
溢れるほどに元気な果実香を放ち、
きれいでしなやかな泡で酸の存在が大きく味わいもしなやか。
上質の泡そのものではありませんか。
果実を使ったアンティパストは数多い。
生ハムならイチジク、メロン、桃もイイね♬
アッフェッタート・ミストにとどまらない。
甘さ、そして旨みを伴った明るいお料理に、ダミラノの造るモスカートダスティは誠によく馴染むと感じたのです。
だから次のワインリストにはこのワインを、「スプマンテ・フリッツァンテ」のページにも掲載するつもり。
実に幅広く使えるモスカートなのですよ。
こんな草臥れたオジサンですら優しい目になるんやから、
レストランのテーブルでこれ飲んだらもう誰もが幸せになること請け合い!
奇しくも季節は秋の入口。
獲れてたのみずみずしい食材と共に。
最高やないですか💕

写真は過日、北浜ロルマ・アッティーヴァさんの、
「シェフ、なんかお野菜でつまむもんほしい」
ってリクエストして出てきたお皿。名はない。
宮崎県産のピーマンとおくらを、生で、塩して、オリーブオイルかけただけ。
契約農家さんを信頼してこその、このお皿。
メチャ美味しいやん♬
夏野菜は、こうでなくっちゃ。
この時のワインは、ピエモンテのシャルドネとカンパーニアのグレコ。
いっぱい汗をかいた日の〆に、誠によく馴染んだのでありました。
このあとも、夏野菜を使ったパスタなんかも用意してくれて心が温まりましてん。
そこから季節は少し移ろい、蝉の声が遠くなった。
目の前に赤とんぼが現れ始めた今、何を合わそうか。

リネブラン 2018 (シモン・ディ・ブラッツァン)
先日、神戸の営業に持って回ったワイン。
もう大変な人気だった(主観w)
今おいしい、旨みの白。
ピノビアンコ、ソーヴィニョン、マルヴァジア、トラミネールのブレンド。
真夏にこのワインは勧めない。
春、というのもいいけれど、
独特のしっとりとしたニュアンスはまさにこの時期、
まだ暑さが残る、しかし秋の気配を確かに感じることができる頃にこそ、旨い!
日本の四季は繊細です。
ただ飲んだくれてるだけではない(はず)のエノテカビアンキのテイスティングデータをもとに、
春夏秋冬の四文字では表現できない、日本の繊細な季節に寄り添うワインを、ご提案致しますよぉ♬
~こんどの京都は、なに開けよ?~
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数年前からオトコ3人で積み立てをしている。
毎月少しずつ指定の口座へ。
そうして貯まったお金を使って年に数回、ちょっとした贅沢を味わう。
このお盆は、神戸牛を楽しんだ。
予約した時、せっかくの贅沢だからとお店にお願いしてワインを持ち込ませてもらった。
(むろん予約時に伝え持込料お支払してね)
そうなったらホレ、職業的興味に目移りして、今寝かせてあるワインがどんな状態か確かめたい!
そう思い至って、お盆はこのワインを飲んだ。

モンテヴェトラーノ 2013 (モンテヴェトラーノ)
このワインを創造したシルヴィア・インパラートは、
「モンテヴェトラーノは、好きなひととお肉に合わせて楽しんでほしい」
と言った。
僕は彼女と3回、食事を共にしたが、そこには常に彼女の愛するひと(娘さんとか)がいて、必ず美味しいお肉があった。
どの食卓でも彼女は終始笑顔で、おしゃべりで、色気があった。
艶のあるワインを創るひとは、その人自身にも色気がある。
年齢など、関係ないのです。
僕は彼女のワインが好きだ。
そしてモンテヴェトラーノは、しばらく寝かせたほうが、若い頃よりもずっと魅力的になることを、知っている。
して、その味わいは?
ほんの少しレンガを帯びたガーネット。
やわらかくしなやかな香り。
華やかさがグングン増してゆくその香りは、
「ワタシ、飲み頃、よッ♬」
と語っている。いつまでも嗅いでいたい香り。
口に含むと、若い頃にあったカシスのようなニュアンスは柔らかくなり、角が取れた優美な味わい。
スパイスを感じるが、これも時の流れで優しくなり、
美しいバランスを備えながらも、ふくよかで、妖艶。
言うまでもなく余韻は長く、また、美しい。
収穫から10年。
これほどまでに美しく熟成する南のワインが、他にあるだろうか。
もうこのヴィンテージは売れてしまったが、寝かせてあるヴィンテージは他にもあるし今も買い続けている。
飲むごとに新たな発見があり、魅了される。
美しくて、知的で、色気がある。
創造者シルヴィアの人柄そのものだ。
そしてシルヴィアの言葉に嘘はないしむしろ名言やねと、神戸牛を頬張りながらニヤついた、今年の夏休みでした♬

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