人気ブログランキング |
ブログトップ

時々更新♬ エノテカビアンキのブログ

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン

<   2020年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧


「アントニオーロはガッティナーラの中で最も伝統派。
 硬さはそこからくるのかもしれないわね。」

 こう語ったのは、同じガッティナーラの秀逸な造り手、トラヴァリーニの当主チンツィアさん。
 昨年秋、彼女と食事を共にしたとき、話した内容だ。(その時のブログは → コチラ!

 失礼と思いながらも他者の名を出して聞いてみたけれど、よかったと思う。
 同じワインを造っている人でさえもそう感じさせるんだなと、実感したからね。

火山性土壌ネッビオーロが語るもの。_d0212522_19350741.jpg
アントニオーロのガッティナーラ2013年 飲み比べ。

 という、またとない機会を頂いた。
 トラヴァリーニのチンツィアが話す通り、やはり全て、カタい!
 とはいえ、最初のガッティナーラはカタいが安定感があり、飲むと説得力がある。
 深さと旨さ、そして落ち着きがある。

 レ・カステッレを飲むとその差は歴然。
 めっちゃカタい。が、深い。
 収斂性とアイラ島のシングルモルトにある<ヨード>の香味。

 サン・フランチェスコはもっとカタい!
 が、熟成ポテンシャルはレ・カステッレの上をゆく。
 そして飲み進めていくとほんの少し、柔らかさが垣間見える。

 オッソ・サングラート。
 香りの格が違う。
 ヨードの香味はレ・カステッレよりも強く、広がる上質の香り。

 オッソ・サングラートまで飲み進めたあと最初のガッティナーラに戻ると、
 あら不思議。やらか~い♬
 結論。
 今飲むなら絶対、ガッティナーラがおすすめ!
 品質を考えれば絶対に安い。
 営業トークで書いているのではない。
 お客さんの満足度を高めること間違いない。
 クリュ・ガッティナーラは、好みを見つけて毎年購入することをお勧めする。
 生産量から考えても、世界的に取り合いになっているから、やがて日本からなくなるだろうからね。
 
 ほいで、これら4つを飲んでたら、開けたくなるやないの!
 トラヴァリーニ、いらっしゃーい♬

 で、飲み比べて、思った。
 トラヴァリーニは女性的、アントニオーロは男性的なガッティナーラだ。
 当主がそうだから、とかいう問題ではない。
 トラヴァリーニは、ボトルをデザインする過程から考えても、温かみのある造り手。
 そしてアントニオーロはあくまでも伝統を重んじ、果てしなくカタいワインを頑なに造る。
 その土地を表現するために。
 善し悪しではない。スタイルの問題だ。

 僕は、そのどちらも、好きだ。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!好きなワインだけを、リストに載せてます♬ ~


by enotecabianchi | 2020-02-14 19:36 | もっと知られるべきワイン。 | Comments(0)

 5年毎日書いてると、ルーティンになるのね。
 やらないと、なんや落ち着かへんw
 仕事終わりにブログを書かなくなって1週間経つが、
 <考えてものを書く>ことが自分にとってことのほか大事なルーティンだったのねと、今になって思う。
 まだどんなスタイルでブログを綴るかは決まっていないが、
 とにかく今日はリハビリみたいな感じで、いってみよかぁ♬

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20031498.png
 節分の日に、シルヴィア・インパラートさんと食事を共にした。
 モンテヴェトラーノのオーナーね。
 娘のガイアさんも一緒で、この美しい女性がモンテヴェトラーノの秀逸なラベルデザインを担当した。
 そして彼女はまた、モンテヴェトラーノのもう一つのライン、<コーレ>シリーズをも担当する。
 リッカルド・コタレッラが全てのエノロゴを務めるのは、最初から変わらない。
 モンテヴェトラーノとコーレは、造られているエリアが異なる。
 本拠となるモンテヴェトラーノは海から5㎞の距離。そしてそこは、黒ブドウの生育に適した土地だ。
 コーレのシリーズは、モンテヴェトラーノとは明らかに異なるコンセプトで創られたもの。
 つまり、深く考えるようなワインではなく誰でも気軽に楽しめるようなワインでありたい、と。
 ビアンコはグレコとフィアーノ、ロッソはアリアニコ。契約農家からブドウを買ってワインを造る。
 買いブドウだから良くない、自社畑だから良い、とかいうイメージを持つ人は多いが、
 そうとは言い切れないねと思わせるほど、コーレは説得力がある。
 自分たちが求めるブドウを農家に依頼し取りまとめているのが、リッカルド・コタレッラだ。

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20032740.jpg
メッツァルーナ キノコとトマトのソースにゴルゴンゾーラチーズのアクセント

 コーレ・ビアンコ2017とともに。
 2016年と比べるとずいぶんミネラリーな印象。
 比率は変えていないから、ふくよかで香り高い2016年は、フィアーノの年。
 カチッとしたミネラルを感じる男性的な2017年は、グレコの年というべきかな。

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20034047.png
黒毛和牛A5のタリアータ


美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20035295.png
黒毛和牛A5の煮込み

 コーレ・ロッソ2016 そしてモンテヴェトラーノ2016と共に。
 コーレ・シリーズはもうひとつ、モンテヴェトラーノと大きく異なるコンセプトがある。
 それは、土着品種だけで構成する、ということ。
 若い人にも飲んでほしいという願いと、その土地へのリスペクト、これがこのコンセプトの根底だ。
 それだけに、飲み口がシルキーでフルーツのニュアンス、スパイスもある。

 そして、モンテヴェトラーノ2016。
 若いヴィンテージのモンテヴェトラーノはカタいことが多いが、2016年の飲み口の滑らかさは特筆に値する。
 スケールの大きさは言うまでもないね。

 それにしても、シルヴィアさんはいつも美しくて、可愛くて、知的にそして楽しそうに食事をする。
 そんな彼女と食事をしながら、やっぱりワインは人が創るんやなぁと感心するのです。
 彼女の造るワインもまた、美しくて可愛くて、懐が深い。
 シルヴィアさんそのものだ。

 1年ぶりにそれを再確認して、
 また彼女のファンになったのでした。

 ありがとう。シルヴィアさん、ガイアさん。
 来年もまた、お会いできると嬉しいわぁ♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の想いを、いっぱい吸収してます。~



by enotecabianchi | 2020-02-08 20:04 | 造り手との食事。 | Comments(0)