新しいワインリストに掲載された仲間をご紹介。
その2。
この時期のワインリストには欠かせない品種。
ソーヴィニョン・ブラン。
その爽快さから、今の時期なら フリウリよりも、アルト・アディジェ がいいね!(個人的に、ね!)

ソーヴィニョン 2013 (アッバツィーア・ディ・ノヴァチェッラ)
このカテゴリーに求める全てが、このワインにはある。
品種特有の爽やかで心地良い香り。
口に含むとミネラルたっぷり。 それでいて飲み疲れない適度な軽やかさ。
だが軽いだけではなくそこには、旨みも確かに存在する。
褒めすぎかな?
美味しいよ。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ だよ~。~
さてさて ここからしばらくは、
新しいリストに掲載されたワインをご紹介していこう。

チンクエ・テッレ 2013 (カンティーナ・チンクエ・テッレ)
世界遺産で造られたワイン、というだけでなく、その栽培風景を見れば誰でも、
「高くなって当然!」
と思うチンクエ・テッレ。
そこで!
「協同組合」の登場だ。
この季節にあって、この清涼感とこの価格は、嬉しい驚き。
チェックしてみてね。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ だっせ。~
変則的ではありますが、以下の通りお休み頂きます。
4月29日(水・祝)
5月3日(日)
5月4日(月)
5月10日(日)
5月11日(月)
5月17日(日)
5月18日(月)
尚、5月5日(火・祝) 及び 6日(水・祝)は営業しますので、是非ご活用下さい。
二日以上の連休を取ると現実復帰できないという、妙な習性があります故、お許し下さい。
ではみなさま、
Buona Vacanza !!

今月のDMにはワインリストの他に、こんなんも入ってるねん。
「地味やけど旨いワイン」
個人的に、大好きですねん。
くたびれたオジサン(僕含め) に飲んでもらいたいワインを、揃えましてん。
これ飲んで!
元気出して!
もっとくたびれよう!
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ だよう。~

ワインリスト5月号。
できました。
近々お手元に届くのを、お楽しみに。
欲しいという方、ご連絡お待ちしております!
業務店の人だけですよ~。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ ですよ~。~

ヴィン・ソアヴェ 2013 (イナマ)
火山性土壌つながり~。
「このミネラルを、栓をしてから開けるまでキープするためには、スクリューキャップが不可欠なんだ。」
オーナーの ステーファノ・イナマ はそう語った。
実際、コルクで栓がされたヴィン・ソアヴェとスクリューキャップのそれとを飲み比べてみたけれど、そのフレッシュさの違いに驚いたものだ。
昔、あるサーヴィスマンに、
「スクリューキャップに対して、抵抗ある?」
と聞いたところ、
「ほとんどないが、全くないと言ったら嘘になる。」
と返ってきた。
恐らくそれには、一般消費者の中にちょっとした拒絶反応を示した人がいたからだと思う。
造り手のこの想いを、どのようにして伝えれば良いか。
実際のところ、続けるしかないんだね。
解ってもらえるまで、続けよやないか~。
ゆっくりゆっくり~。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ だぁ。~

ミネラル豊富な白ワイン、つながり~。
ヴィッラ・マティルデのセミナーに出席。
事前にテイスティングを済ませていたので、採用となっていたワインの確認と、造り手の熱き想いを聞くために。
ファレルヌム。
冒頭の歴史の話では、紀元前にまで遡った。つまり今から2000年以上、前の話。
紀元前2世紀ごろには既に、「美味しいワインが造られる」として評判となっていた「 Ager Falernum(アーゼル・ファレルヌム)」と呼ばれた土地。
ここが、ヴィッラ・マティルデの本拠地だ。
カンパーニア州での「白ブドウ」の筆頭は、やはり「フィアーノ」であろうか。
でも、この場所における筆頭は、「ファランギーナ」だ。
ファレルノ・デル・マッシコ・ビアンコ
この造り手にとって最も重要なDOC。
スタンダード・レンジと、単一畑 「カラッチ」 の2種類。
火山性土壌であることと 海に近い、ということから、ミネラル、力強さ、そしてエレガンス。
赤ワインはやはり、アリアニコが筆頭。 ファレルヌムでは伝統的に、ピエディロッソをブレンドされる。
白と同じくスタンダードと、単一畑 「カマラート」 を造る。
「タウラージが “牡牛” を連想させるパワフルさに満ちたものなら、カマラート は “黒くがっしりとした牡馬。」

そう話すのは、同社エクスポート・マネージャーのジョルジョ・インパラートさん。
同じカンパーニアのワインなのに、その大きな違いに驚いた。
確認のため、と思って参加したセミナーだが大いに勉強になった。
ジョルジョさん、おおきに!
エエ声してはるわ~。
鈴木雅之、ちゃうで~。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ やで~。~

デッシミス 2012 (ヴィエ・ディ・ロマンス)
「リーヴェ・アルテ」 つながり~。
パオロとダヴィデの説明で、何故 ヴィエ・ディ・ロマンス のワインは、リッチでありながら甘ったるくなく、そしてミネラルが感じられるのか、解ったような気がした。
ダヴィデは リーヴェ・アルテ を 「特異な土壌」 と言った。
特異だからこそ造り手は、飲み手に理解してほしいものだ。
あえてラベルに記載するのも、全てはそのためなんだね。
いつか、
「リーヴェ・アルテ といえば、フリウリのイソンツォのこの場所」
と飲み手がすぐさま解るような日が来るように、
僕たちも頑張らないと、あかんね。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ なのよ。~
来日つながり~。

北東イタリアから、ラ・ベッラノッテ のオーナー、パオロ・ベナッシさんと、一日同行~。
大阪市内連れ回し。
昼過ぎから10軒以上回りましてん。
「おまえの運転、イタリア人みたいだな (笑)」
褒めてるのか?
ディナーは、ノガラッツァさん~。

スタイリッシュなお出迎え。
食事をとりながらのセミナーのような感じ。
カンティーナは、DOCイソンツォと DOCコッリオにまたがった土地。
ヴィエ・ディ・ロマンスのあるソットゾーナ、リーヴェ・アルテに畑を所有する。
リーヴェ・アルテの特筆すべきは、その水はけの良さ。
コッリオの上流から流れるイソンツォ川はその昔、今よりもっと大きな川だった。
だからリーヴェ・アルテの畑には、川岸によくあるゴロゴロした丸い石がたくさんある。
一般に 「ギアイア(砂利)」 と呼ばれる土壌だが、ここにしか存在しない特異な土質なのだとか。
オーナーと一緒に来日した ダヴィデはこのカンティーナのエノロゴ。
実に知識が豊富で、学生時代はこの土壌の論文を書いたそうだ。また土壌だけでなく、この地の品種、「マルヴァジア」、「トカイ(当時)」、そして 「ピコリット」 の研究もしていたというから、その知識は本物だ。
ここからは、お料理の名前と写真で。


お楽しみ前菜の盛り合わせ (名前聞いたけど忘れた・・・)

桜鱒のミキュイ 2種のアスパラガスのサラダ仕立て マスカルジェラート添え

朝掘り筍の含め煮とタイラギ貝の炭火焼き 吹立菜(ふきたちな)のソース

ヴェネト産うさぎのアニョロッティ セージバターソース 春キャベツのソース

熊本赤牛すねの柔らか煮込み 季節野菜添え
それぞれのお皿に合うワインをご用意頂いたが、山田シェフと中牧ソムリエが考えたマリアージュと、ダヴィデが提案したそれとが、必ずしも一致しなかったのには、それぞれのお料理のあり方、ワインのあり方の、考えの違いが垣間見れて、楽しかった。
もうひとつ特筆すべきは、このワイン。

コンテ・ルーチョ 2009、2010
ピノグリージョを数日間スキンコンタクト。
「ラマート(銅色)」 と呼ばれるだけに、きれいな茶色。
あらゆるお料理に合わせられる凄いワイン。
2009年を目隠しで試したら、おそらく 「赤ワイン」 と答えるだろう。 しかも、上質のね。

左がパオロ。 プロレスラーのようだね。
楽しい食事会でした。
山田シェフ! 中牧ソムリエ! スタッフのみなさま!
ありがとうございました!

モンキエロ・カルボーネ × タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ
コラボレーション・ディナー。
行ってきました。
お料理が出てくる前に、何やら番号のふられたグラスが3つ。
もしや・・・?
そう。 ソムリエ魚見さんの粋な計らいで、自分好みのマリアージュを見つけてほしいと、あえてワイン名を明かさず、フランチェスコの造る白ワインが3種、ブラインドで出てきた。

ストゥッツィキーニ ~ ランゲ地方の小さな前菜 ~
右下から反時計回りに
アンチョビ、バター、サルサヴェルデのクロスティーニ
ズッキーニのスフォルマート
トンナートを詰めたパプリカ
ロシア風ポテトサラダ “ルッサ”
ロビオラチーズ “クニャ” を添えて
ウサギ背肉とそら豆、ザバイオーネ
このお皿に合わせて、白ワインとのマリアージュ。
「一番好きなワインは、何番でしたか~?」
との問いに番号でみんなが思い思いに応え、銘柄を見て、驚いた。
大半の人が、フランチェスコの代表的銘柄、「ロエーロ・アルネイス」 が一番美味しい、と答えたからだ。
フランチェスコの満面の笑みが、今でも思い出されますな。
楽しいゲームのあとは、楽しい食事。
じゃ、ここからは、写真とお料理名で。

冷製牛タンのボッリート バニェット・ロッソ添え

中を覗くと、お野菜いっぱい。

タヤリン グリーンアスパラガスとモリーユ茸、パンチェッタのスーゴ

じゃが芋のニョッキ サルサ・フォンデュータ


仔羊もも肉のアッロスト にんにくと香草風味

パンナコッタ 季節のフルーツ添え
一般の人に混ざっての楽しい夕食会。
だから難しい話はなし。
飲んで、食って、笑った ひと時。
北山さん、魚見さん、スタッフのみなさま。
ご馳走さまでした。
最高のマリアージュでございました。
