ナポリ王国。
中世と呼ばれる時代、ナポリ王国も主人公のひとつでした。
その時代は、天才たちの時代ともいえるほど偉大な人物がたくさん。そこには前述のチェーザレ・ボルジアやニコロ・マキアヴェッリ、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチもこの時代の人なんですね。勉強すればするほど奥の深さが伺えます。

キリストが生まれるよりもずっと前から飲まれていたワイン。それを取り巻く環境や歴史を知れば、飲むワインの味わいも更に深まります。
このイベントでは、美味しいワインに必ず出合えます。でもそれだけではない。
偉大な名を拝借しているだけに、それに恥じないイベントになるようスタッフ一同、強い決意で準備に取りかかっています。
チケットに関するお問い合わせは → こちら
皆さまのご来場、お待ちしております。
セミの声がなくなりましたね。 夜にはコオロギが鳴き始めました。
オフィスの屋上は静かなので、小さな音で季節の移ろいを楽しんでいます。

シードル (マレイ)
20年位前に流行った記憶があります。「シードル」。
相変わらず、ユニークでしかも説得力のあるものを輸入しますね。Tさんは。
暑い夏にもおすすめですが、この季節には、強すぎず口の中がホワッとする泡もいいですね。
リンゴの柔らかい酸味。優しい口当たりは4%という低いアルコールからくるものです。
あまりの飲みやすさに急いで写真撮りましたが、案の定、数分後になくなりました(笑)

「うわ懐かしいッ!」と思わず声が出た方。 僕と同年代ですね(笑)。
エトルスコ 2006(チェンナトイオ)
いわゆる「スーパートスカーナ」全盛の時代。数ある猛者たちと肩を並べて、このワインも華々しく輝いていました。
忘れ去られたかに思われたこのワインもインポーターが代わり、ウチにサンプルが届きました。
レ・ペルゴレ・トルテやフラッチャネッロと同じサンジョヴェーゼ100%。
黒が強めの紫色にややレンガ色が加わる。
甘く魅惑的な香り。 口に含むとニッコリしてしまうほど ノスタルジー。あの時代を想い出します。少し感じる乳酸のニュアンスも、その感覚を呼び起こすもの。グリップはしっかりあるものの強すぎない。長いアフターテイスト。
時は経てもその存在感は健在。そして食事用のワインであることも、レストランのテーブルでこそ映えるワインであることも、変わりはありません。
もう忘れてしまいましたが、あの時と比べると価格も良心的になったのではと思います。
9月の新着ワインに掲載されますので、チェックして下さいね。
なんか久々にまともな「ワインのブログ」になったね!(笑)
もう5ヶ月も前になりますか。モンテ物産さんのワイナリー視察のひとつに 「マキアヴェッリ」 がありました。
あった、というよりもこの旅が決まった時にどうしても行きたかったので、僕が希望しました。
言わずと知れたキアンティ・クラッシコの造り手ですが、大変失礼ながらこのワイナリーに行く目的はワインにはなく、「君主論」や「政略論」で知られる中世の思索者 ニコロ・マキアヴェッリがそれらを著した場所を、この目で確かめたかったからです。
ワインに関すること以外で切に希望したのは、これが最初で最後だと思います。

チェーザレ・ボルジア の肖像画
マキャヴェッリのカンティーナでこの肖像画を見つけました。
思わぬ収穫でした。
マキアヴェッリと同時代に生き、歴史上「メフィストフェレス(悪魔のような人物)」と弾劾されたひと、チェーザレ・ボルジア。
でもたとえ歴史がそう語っていても、マキアヴェッリにとってその存在は計り知れない。
彼との出会いがなければ、名著「君主論」は存在しなかった。
この場所にこの肖像画があること、そしてその下に「IL Principe」と記されていることも、それを如実に物語っています。 「IL Principe」とは、君主論の原題でもあるのだから。

この夏、おすすめの一冊です。
チェーザレ・ボルジアの生涯を色鮮やかに綴った作品。
その優雅なる冷酷に、「涼」 を感じてみては?
時に、
「なんでこんなに美味しいのに、売れへんのやろ?」
なんて思うワインがあります。
そう感じては持って帰り、飲んでみて、その謎は更に深まるばかり。
今回のワインもその典型。

バルバレスコ 2006(プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)
最新のヴィンテージは2009年が出回っているバルバレスコ。「早いな~!」なんて感じるのは僕だけでしょうか?
「バルバレスコはどうしてもバローロと比べられてしまうから売りにくい」
なんて言ってる あ・な・た!
この価格でこれだけ説得力のあるネッビオーロを逃す手はないですよ!
バローロにはない、しなやかで艶やかな香り。
若すぎず、枯れてもいない。
飲み頃とは、まさにこのことだ。誰もが納得する味わいです。
風の谷のナウシカ に出てくる トルメキアの姫さまに言わせれば、
「今飲まずに、いつ飲むのだ。 飲め!!」
なんて怒られちゃいますよ。
スプマンテがやたら出てます。
テイスティングと称して、家で消費するスプマンテもまた、この時期やたら多くなります(苦笑)

バルバメト 2011(コルサリス)
「この夏、大ブレイクの予感」 とウチのワインリストの表紙にも書いたワイン。
輝くようなストローイエロー。軽やかで爽やかな香り。
ふくよかな泡と ドライで苦味が伴った味わいは造り手が意図したもの。
この苦味が、この季節にはたまらない。
それにしても、エエ顔してますね。
ジャケ買いしても、損はしません。
時にはそんな買い方も、エエんちゃう?
テレビはあまり見ないタチなので、たまに見るコマーシャルが面白かったりします。

「珈琲のクセに炭酸」
イタリアにまつわる(これが?)ことなら何でも好きなので、買ってみました。
これに合わせるグラスは、シュピゲラウのヤングホワイト なんてイイね!
氷なんか浮かべてみてね!
美味しかったですよ。
いやホントに。
ええ。それだけですよ。
次はワインのレポート書きまーす!