カテゴリ:おもしろ体験。( 4 )
星がぎょうさん出てるさかいに、明日は晴れるんやおまへんか~。
はいほな今日のワインやで~。
南モンタルチーノの代表格。
2014年は面白いヴィンテージだ。
一般的にレストランでよく出回っているサンジョヴェーゼはというと、
キアンティ・クラッシコね。
上質なキアンティ・クラッシコをサーヴする際のグラスのイメージは?
たいていの人が「ボルドー」と答えるだろうね。
しかしながら、クエルチャベッラの2014年は違った。
前のヴィンテージと比べてエレガントな年だったから、ブルゴーニュグラスに注いだら、
その真の美しさが際立った。
次のヴィンテージ2015年はボルドーに注いでこそ良さが出た。
この見解には、クエルチャベッラのオーナー、セバスティアーノさんも同意してくれた。
なんと僕のインスタグラムにコメントしてくれましてん!
スゴいねー、SNSって。
さて本題。
チャッチのブルネッロ2014年もまた、クエルチャベッラと同じことがいえる。
このワインをブルゴーニュグラスに注いだらもう!
香りの広がり方が秀逸!
柔らかい果実味が口中を妖艶にまとわる。
ゆ~っくりと、熟成してゆくのでしょうね。
良いヴィンテージしか買わない人には経験できない美しさ。
パオロ・デ・マルキが言うように、これもまた個性なのですよ。
オフヴィンテージなんて言葉は、ないねんで。
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!おいしさがどこにあるか、探してみよう。~
厳密にいえば20日の午後から休ませて頂いたので、その日のブログも予告なくお休みしました。
スンマセーン!
で、北海道へ行ってきました。
昔、エトリヴァンの社員旅行で行ったきりだから、2回目とはいえ実に約20年ぶり!
あの時は入社したてで緊張しまくってて、おまけに青森出身の人が怖かったもんやから、
青函トンネルは終始無言だった。
ウソやけどw
ホンマはオレが一番ハシャいでたけどねー。
懐かしい想い出やなぁ♫
さて今回は自分の意志で北海道へ体を休めに行ったんやけれども、
この街ではどんなワインが人気あるのんかなー、って、気になるやん?
FBでみんなに聞いたらたくさんの美味しそうなお店を紹介してくれましたね。
皆さんに多謝!
最初に紹介してくれたお店へ予約して、行ってみた。
で、
「最初は軽めの白をグラスで。」
つってお願いしたらなんと!

笑!
数年前に同行営業した人が造る、しかも超マイナー品種のルマッシナを、札幌で飲めるとは!(笑)
円山公園の sacae さん。
お料理もホントに美味しい。
作りこみ過ぎず、優しい味わい。
メイン料理に合わせて頂いたバルバレスコも、
食後に飲んだアマーロも、どれも知った酒だったが、
それらは秋の風を先取りした札幌で飲むと、いつもよりも凛とした、深い味わいだった。
優しくて深いお料理をありがとう 佐藤さん。
クスッと笑ってしまうようなトークと心地良いサーヴィスをありがとう 北野さん。
また行きます!
とは気軽に言えないから、
しかとその想い出、心に留めておきますね。
ルマッシナ、扱おうかしら。

~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!また行きたいなぁ札幌・・・。~
造り手、来社~ッ♫

と、
ミルコ・ゴヴォーニ(右)
<造り手> と言っていいものか、このふたりは、

平たく言えば、この2ブランドの営業マンであり、プロフェッショナルだ。
少し前、ミルコからメールが届いた(ミルコは日本語話せるある)。
「本社からイタリア人が来るから、5分だけ挨拶したい。」とね。
それに対して、
「せっかくだからじっくりと話を聞きたい。」
と返したけれどミルコ、通訳できるのか!?
と心配したが何のことはない、トンマーゾも日本語ペラペラやないの!(笑)
そしてセミナーが始まったけれども、
目から鱗の連続!
サンペレグリーノの知名度は、今さら言うまでもない。
ソムリエ協会でも使われているし、あらゆるコンクールでも、同じく世界的に知られるフランスの<ペリエ>ではなく、<サンペレグリーノ>が使われる。
「ペリエは泡が大きい。バーに向いている。
サンペレグリーノは泡が細かいから、食事に最適。」
アクアパンナは、サンペレグリノほど有名ではないが今回、驚きが多かったのはむしろこのアックア・ナトゥラーレ(ガスなし水)、パンナだ。
450年の歴史があるトスカーナの水。
トスカーナで外せない家系と言えば?
そうそう、メディチ家やね。
1564年、メディチ家がフィレンツェにほど近いこの土地を購入したことから、パンナの歴史が始まった。
調べてみると 1564年って、かのミケランジェロが亡くなった年だった。
ルネッサーンス やね。
「食中のミネラルウォーターはことのほか大事で、お料理の味わい、そしてワインの味わいを左右してしまうんだ。」
とトンマーゾ。 続けて、
「ウソだと思うなら、アクアパンナですすいだグラスで飲む白ワインと、
水道水ですすいだグラスで同じワインを飲み比べてみるといい。ビックリするほど味わいが違うから。」
彼らが帰ったあと、トンマーゾそりゃ大袈裟やろ!? なんて半信半疑でやってみると、これが!
ホンマや!!!
ワインはフリウリ・グラーヴェのソーヴィニョン。
この品種のお手本のようなワインで、爽やかな香りと華やかな果実味。
アフターの伸びが心地良い。
このコメントはパンナですすいだもの。
対して水道水ですすいだものは、その心地良いアフターの伸びに、ブレーキをかけるように邪魔をする。
<伸びにブレーキがかかる>、エエ表現やね。スタッフ木下くんによるものね。うまく的を得ているから使わせてもらいましてんw
ワインではっきりとそれが感知できるということは、お料理となるとなおさらだ。
実はこのセミナーを受けるまでは、ガスなしミネラルウォーターの存在意義をあまり理解していなかったが、
説明を受けて体感して、その重要性を身をもって知った。
「パンナは白ワインに、サンペレグリーノは赤ワインに良く合う。」
続けて、
「パンナのミネラルは強くない。 優しい味わいは白ワインを引き立てるのに最適。
そもそもパンナは、<赤ちゃんのミルクを作るのに最適な水> として現地ではCMも流れている。
人が求めるミネラルを、バランス良く摂ることができる。
魚介にも合うね。
そしてサンペレグリーノは、食事の中盤から終盤、お肉に良く合う。
その細かい泡が口をリフレッシュしてくれ、また食べたいと思わせる。」
<食事のための水> とはよく言ったものだ。
セミナーを終えて、トンマーゾが最初に言った言葉を思い出した。
「ボクたちは水を売っているけれど、それは<ライフスタイル>の提案なんだ。」
そう彼は言った。
生活のための必需水と、食事を楽しむための水は、別であってほしい。
より身近なだけに、<水>の選択はワインよりも、豊かな生活を送るために重要な要素なのかもしれないね。
Grazie ! Mirko e Tommaso !
大いに勉強になった♫
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!豊かな生活を応援します。~
<デザートコース> というのをオーダーしてみた。
デザートのみ4皿で構成される。

「蕗の薹とカマンベール、スタウトのザバイオーネ」
上に乗っかってるのは蕗の薹のフリット。
え? 蕗の薹をデザートに??
と不思議に思ったが 味わってみると、
その苦味が、よろしいやん ♫
春の苦みだ。
ネガティヴな苦さではない、明るい苦さ。
オトナのドルチェやねぇ ♫
ほいたらホレ、いつもの疑問が出てくるやないの。
ワインなら、何を合わせるか?

蕗の薹 特有の風味を 喜ばしい苦みへといざなうであろう、
つつみこむような優しさを持つ。
このワインにも アフターにほんの少しの苦味が伴うから、互いを引き寄せ合う、
と思う。 実際に合わせてないから 想像の域を超えないけれど。
他にも、
アマゾンカカオを使ったアイスバー や、ほうじ茶、西洋わさびを使ったデザートが出てくる。
写真は撮ったけれど、載せないことにした。
あとはお店で体感してほしい。
甘いもん好きはもちろん、新しい発見を求める人にも、大いなる刺激になること請け合い。
行ってみてね。
あ、今日のワインもよろしくね ♫
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!春を感じに、レストランへ出掛けよう ♫ ~