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イタリアワイン

カテゴリ:造り手との食事。( 67 )


 チェレットというと、どんなイメージをお持ちだろうか?

 9月18日(水)、チェレットの現オーナー、フェデリーコ・チェレットが来日。
 ランチを共に、そしてセミナーに参加した。

 僕と同年代あるいは年上の人なら、
<上質なバローロ、バルバレスコの造り手だけど、ちょっとベタ>
 そんなイメージだろうか。
 そして若い世代の人なら、イメージどころか知らない人もあるかもしれないね。
 それだけ、レストランで見かける機会が少なくなった。

 ランチの会場は、靭公園のカロローゾさん。
 持ち込ませてもらったから当然だが、レストランのテーブルにチェレットが並んだのが、やたら嬉しかった。
 やっぱりチェレットは、レストランで飲まれるべきワイン。

 今回フェデリーコが来日した目的は、新しいワイン、<バローロ・ブッシア>のプロモーションだ。
 元々ブッシアでもブドウは造っていたが、借りている畑のものだった。
 その畑を2013年に購入し、2年様子をみて単独で醸造、2015年がファーストヴィンテージとなった。
 モンフォルテのブッシア取得によりチェレットは、5つの主要な村、
 <バローロ、ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファッレット、セッラルンガ、モンフォルテ>の畑を全て所有することになった。

 香港からやってきたというフェデリーコは少しお疲れ気味だったけれど、
 やっぱり畑の話題となるとやたら喋る!
 通訳さんが話をさえぎるのにずいぶん苦労していた(苦笑)
 そんなフェデリーコ、持っている I-PHONEがバッキバキに割れてたから、聞くと、
「息子が4歳でね。ヤンチャの盛りさ!」
 なんてことを嬉しそうに語る2児の父でもある。

 前菜を3皿も用意して下さって、その3皿目、↓

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加茂ナスのソテー 静岡ボロニェーゼとみょうが

 おいすぃーわ♫
 このお料理にはなにが合ったと思う?
 バローロ・クラッシコ2015年との相性が抜群だった。とりわけ、みょうがとの相性がね。
 食事を通して、そしてセミナーを受けてテイスティングして、思った。
 チェレットのワインは、極めてエレガントだ。

 10年前、この先の方向を取り決めた時から年々、エレガントな仕上がりへと進んでいる。
 キーワードは、<オーガニック>、そして<ビオディナミ>だ。
 20年近く前、チェレットは誰もが憧れる<カンヌビ>の畑を購入。
 そしてその時、カンヌビの畑はオーガニックを実践すると決めた。
 その土壌の状態が極めて良好だったため、土壌学専門のフランス人とともに研究し、
 <オーガニック>を全ての畑で実践し、10ヴィンテージを経て納得できる状態に達した。
 「流行」ではじめたのでは全くない。
 永い年月の経験と努力が、そこにはあるのです。

 彼にとってはブッシアのプロモーションだったが、僕が最も感心したのは、<バローロ・クラッシコ>の完成度の高さだ。
 このワインは他のバローロとは違い、ラ・モッラのブルナーテ(!)や、セッラルンガ、バローロなどの7つの畑からのネッビオーロをブレンドしたもの。
 2013年よりも前は8つの畑だった。つまりそれまでは、ブッシアのネッビオーロもブレンドされていた。
 すごい贅沢なバローロだ。
 でも実はこれ、50年前と変わらないブレンド法。
 昔は<クリュ>の概念などなかった。だから彼らはこのワインを、<バローロ・クラッシコ>と呼ぶのだ。
 バローロ・クラッシコは、バローロの歴史そのもの。
 オッデーロやピオ・チェーザレなど歴史ある造り手がみなバローロ・クラッシコを造るのはそのためだ。
 ごく自然なことだし、これらの造り手が永く愛される理由も、このあたりにあるのではないか。
 ピオ・チェーザレがこのワインのことを、
「<ベース>とか<フツーの>とか呼ばないでくれよ!」
 とラベルに書いてまで訴える気持ち、よくわかる。

 強いバローロではない。
 フェデリコも言った。
 偉大なワインは、パワフルなものではない、と。
 果実がしなやか。
 バローロに求める強さを満たしていながら、いつまでも飲んでいられるような飲み口の優しさ。
 心地よい余韻。
 エエわぁ♫

 セミナーでは、
1.バローロ・クラッシコをじっくりと。
2.ブッシアとブルナーテの比較。
3.ブリッコ・ロッケとプラポの比較。
4.カンヌビ・サンロレンツォ・マグナムボトルをじっくりと。

 という4つのセクションを設けてじっくりと、質問できないくらいの弾丸トークが繰り広げられた!(笑)
 ブリッコ・ロッケの完成度は特筆もの。
 タンニンと完熟した果実の甘み。そしてあくまでエレガンス。
 熟成したときの味わいは必ず、自分のイメージの上をゆくであろう。

 食事とセミナーを終えて、
 <ベタ>というイメージを持っている人、
 そしてそもそもチェレットを知らない人にも、
 是非飲んでほしい。
 イメージが更新されるのを、肌で感じてほしいのです。

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業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手は常に、努力しているのですね。~


by enotecabianchi | 2019-09-21 21:12 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 昼間も涼しい風が吹き始めたね。
 今日は自転車で市内を営業。合間、少し緑の香りをと願って靭公園に入った時、空気が変わったのを感じた。
 こんな街中にある公園でさえ、はっきりと季節のうつろいを肌で感じられるとは。
 緑ってすごいなぁと思ったのです。
 心なしか、公園をゆく人がゆっくりと歩いているように見えた。
 全ての人に愛される靭公園もまた、すごいなぁ、なんて思うのですよ。
 ゆとりって大事よね。
 なーんて思いながら、追われるようにレポート第二弾を書き進めるのです!(苦笑)

 9月17日(火)、トスカーナはマレンマからアンペレイアのフランチェスコが来日。
 ワインがトスカーナなら料理もトスカーナだろぉ?ってことで、心斎橋ジリオさん。

 マレンマというと、南トスカーナで、海に近くて、低地で、けっこう暑い、というイメージだろうか。
 確かにそういった土地が多いに違いないが、アンペレイアのある「ロッカテデリーギ」は、標高450~600m(!)
 もうそれだけでイメージとかけ離れた産地であることが分かる。

 このアンペレイアが日本に入ってきた時、僕はこの土地の名を知っていた。
 その昔、ワインウェイヴさんが輸入していた <メレータ>という造り手。憶えている人もいるのではなかろうか。
 そのカンティーナをトレンティーノの造り手フォラドーリが購入した。
 これがアンペレイアの始まりだ。

・歴史的に一度も開墾されていないので自然環境が守られていること。
・高い標高であること。
 そして、
・海に近いこと。

 上に掲げた条件はフォラドーリが当時願っていた新しいワイン産地の条件だ。
 トレンティーノでワインを造っているエリザベッタにとって、「海に近い」ことは必須条件だったそうな。
 そして<メレータ>とは<リンゴ>の意。
 そう、ここはリンゴが育つのだ。
 マレンマとはかけ離れたイメージだが、寒冷地で育つリンゴが植えられていた土地であり、
 小麦、オリーヴ、牛や鶏、養蜂など生物多様性がはっきりと認識できる土地。
 エリザベッタが惚れ込んだ理由がよく解る。

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どうこのドヤ顔w

 料理を取り分ける前にこうして料理を説明する。
 トスカーナのことが、そして造り手のことが好きなんやなぁと、ホントに思った。

 テーブルを囲んでの和気あいあいとした雰囲気ながら、
 それぞれのワインのヴィンテージを比較することで、その年の個性や特色を詳細にとらえることができた。

 特筆すべきは、全てのワインに共通する、‶飲み口の優しさ” だろうか。
 参考になればと、10年以上寝かせておいたアンペレイア2003年を持参して、フランチェスコたちと一緒に飲んだ。
 その違いにびっくり!
 今のアンペレイアと昔のアンペレイア。
 共に素晴らしいワインであるのに誰も異論はない、と思う。まだまだ若々しかったしね。
 しかしながらその方向性の違い、これは年月を経ていてもはっきりと解るものだ。
 簡単に言えば、2003年のアンペレイアの味わいは、スーパートスカーナのそれに近い。
 良きも悪しきも、‟太い” のだ。
 同席して頂いた吉田さんの言葉が、全てを物語った。

「良いワインであることは間違いないけれど、飲んだワインがこれなら、ボクはこれを仕入れなかったと思う。」

 その言葉に僕は、大きく頷いた。
 そしてエリザベッタは、17年の経験を経てようやく、マレンマの地で自身の造りたかったスタイルに到達したと聞いた時、
 同じように大きく頷いたのです。
 
 アンペレイア。
 ワインの味わいだけならば、好き嫌いが別れるのかもしれない。
 でもひとたびお料理が間に入ったなら、造り手の意図がすぐさま誰にでも、理解できるのではなかろうか。
 アンペレイアのワインたちは、そういう味わいなのですよ。

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 Grazie Francesco! そしてドヤ顔のシェフ末広さん!&りのちゃん!ありがとう!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!次回はバローロの、あの造り手だぁ♫ ~



by enotecabianchi | 2019-09-19 22:53 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 この一週間で造り手3人と食事・・・。
 なかなか面白いことになってるけれども、アウトプットが追いつかへん・・・。
 せやから順番に、いってみよ!

 9月13日(金)、マルケージ・ディ・グレジィからアレッサンドロが来日。
 瓦屋町のイル・チェントリーノさんで食事を共にした。
 バルバレスコの有力な造り手として名を馳せるが、実際にじっくりと飲んだことはなかった。
 もとより、造り手と直接会って話せる機会があろうとは、思ってもみなかった。

 バローロやバルバレスコは、ブルゴーニュのような<クリュ>の概念がある。
 バローロなら<ブッシア>や<ヴィッレーロ>。
 バルバレスコなら<アジリ>や<ラバヤ>などがその代表格だ。
 このクリュ、単独所有(モノポール)というのは普通ありえない。
 ほとんどが、小さな畑をさらに複数の造り手が分け合って所有している。
 ほんの一部を除いて。
 マルケージ・ディ・グレジィは、<マルティネンガ>というクリュを単独所有する、バルバレスコでは唯一の造り手。
 文字にすれば大したことないように思われがちだが、これは凄いことなのですよ。
 バローロのモノポールの代表は、カヴァッロットの<ブリッコ・ボスキス>だろうか。
 この2者には共通するものがある。
 歴史の長さだ。
 とりわけマルケージ・ディ・グレジィは、12世紀にまで遡ることができるマルケージ(侯爵)である。
 ワイン生産者としては1973年、土地のポテンシャルに気づいた当主アルベルト・ディ・グレジィが興したのがその始まり。
 アルベルトは、アンジェロ・ガヤやジャコモ・ボローニャと仲が良く、
 アンジェロとはシャルドネが大流行していた当時、

アルベルト「シャルドネの次にくる白ブドウは何だろう?ボクはソーヴィニョンだと思うんだ。」
アンジェロ「いや、ボクはリースリングだと思う。」

 そんな会話のあと別れて、翌日アンジェロは、
「ひと晩考えた末、ボクもソーヴィニョンを創るよ。」
 そんな話し合いの結果、市場でバッティングしないようアンジェロは樽熟成のソーヴィニョン、
 アルベルトはステンレスでの熟成を経たソーヴィニョンを創りだした。
 なんとも微笑ましいエピソードやね。

 ジャコモ・ボローニャからは、
「キミのワインはダメだ。
 美味しくて、飲み過ぎてしまうじゃないか!」
 なんて言われてこともあるそうで、今もなお家族ぐるみの付き合いがあるそうだ。

 アンジェロとの対話の末に生まれたステンレス熟成のソーヴィニョンは、鮮烈な果実味としっかりとした酸を備えたワイン。
 自身の名<グレジィ>を冠したシャルドネは、新樽率50%ながら酸とミネラルを感じるスケールの大きなシャルドネ。

 そしてやはり忘れてならないのが、ネッビオーロ。
 単独所有のクリュからは、<マルティネンガ>の名のランゲ・ネッビオーロと、バルバレスコが造られる。
 このランゲ・ネッビオーロ、かなり美味い。
 畑を名乗っているから、バルバレスコと同じ場所からのネッビオーロが使われる。
 つまり、バルバレスコをも名乗ることができるネッビオーロなのだ。
 しかしながらバルバレスコの品質保持のため、畑の下部のネッビオーロを使い、ステンレスでの熟成を経る。
 非常に明るい色あい。ピンク色を帯びる。
 スミレやバラの香り。ブドウそのままのフルーツ感。
 軽めのタンニンがまた飲みたいと思わせる。

 そして、<バルバレスコ・マルティネンガ>。
 ランゲ・ネッビオーロにみられるピンク色は呈していないが、共通する明るさがある。
 落ち着きはらった香味。緻密なタンニン。
 スケールは大きいが優しい味わいなので、やはり飲みすすむ。
 ジャコモ・ボローニャの言葉を思い出して、苦笑。
 マルティネンガと最高のアッビナメント!↓

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黒毛和牛カメノコのロースト ジャガイモと根セロリのグラタン

 相性は、言うまでもないよね。
 
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 バルバレスコの造り手はたいてい、70%は国外へ、30%がイタリア国内で消費されるが、
 マルケージ・ディ・グレジィは50%が国内と、その比率は高い。
 そしてそのうちの何と20%までもが、カンティーナでの「直接販売」というから、地元で愛される造り手なのですね。

 大いに勉強になった昼食。
 10月からの取り扱い、決定でございまーす♫
 今週末には入荷するけどね♫

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Grazie Alessandro ! そしてシェフ北口さん!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!次は、トスカーナの造り手! ~


by enotecabianchi | 2019-09-18 22:08 | 造り手との食事。 | Comments(0)


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 マルケージ・ディ・グレジィをご存知だろうか。
 たしか昔は神戸のインポーターさんが輸入していたと思うけれど、
 最近はとんと見なくなったので、若い人の中では知らない人が多いかもしらへんね。
 バルバレスコの素晴らしい造り手。
 その素晴らしさを改めて知るべく、今日のランチは現オーナーのご子息、アレッサンドロを囲んでの食事。
 素晴らしきネッビオーロ!そしてシャルドネ!
 取り扱い決定ですねん。
 しかし!そのレポートを書くつもりが、社に戻ったら仕事の山!
 また改めますわ。

 14日(土)、エノテカビアンキは営業していますが丸谷はお休み頂きます。
 このブログもすみませんがお休みです。
 
業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の声を直接聞けるのは、貴重ですね。~


by enotecabianchi | 2019-09-13 22:00 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 イタリア行きの準備が全く整っていない7月2日。
 敬愛する人との食事会が実現した。

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 サンミケーレ・アッピアーノのワインメーカー、ハンス・テルツァーさん。
 現代の同社の名声を、そしてアルト・アディジェ州の白ワインの品質向上に大いに貢献された人。
 アッビナメント、スキアーヴァ、インポーターさんのミラノ駐在員の歴代女子の話などなど、
 話題は多岐にわたったが、最も時間を割いたのが、

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アッピウス 2013 (サンミケーレ・アッピアーノ)

 このワインについてだ。
 今までウチに入ってきた白ワインでは2番目に高い白ワイン。
 1番は?やて? それはまた後日w
 ここまで高額の白ワインは買わないようにしていたんだけどね。
 なんで買ったかって?
 このワインにアルト・アディジェの文化を感じたから。
 1本入りの豪華な木箱にもその強い想いが詰まっている。
 そこには上から、ドイツ語、イタリア語、英語の順にハンスの言葉が綴られる。
 これもまた、想いのかたちだ。
 レポートを綴りたいがそれやってたらイタリアに行かれへん。
 移動中に書けたら書くわ。
 気長に待っておくんなはれーッ。

※ 出発前日である明日から、ブログお休み頂きます!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!求める情報を、ご用意しています ♫ ~


by enotecabianchi | 2019-07-05 19:32 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 ルイジ・ルビーノ。 彼と会うのは何回目だろうか。
 同行営業はこれが2回目。
 3年前の初回はやはり、テヌーテ・ルビーノの基本ともいうべき <マルモレッレ> シリーズの行脚。
 そこから随分、知られるようになった。
 <上質な>ワインをリリースするプーリアの造り手として、ね。
 その影響か、インポーターが代わって初回入荷した分は、多めに仕入れたであろうにもかかわらず、ほぼ完売。
 中にはたった数週間で無くなったものもあったとか。
 そんな中、オーナーのルイジ来日。
 今回はだから、売れ筋のワインを持って歩くのではなく、<高品質>を追求しまくったワインを案内する旅となった。

 テヌーテ・ルビーノが高品質を追求するのは、国際品種ではない。
 白ブドウは 「マルヴァジア・ビアンカ」、
 そして黒ブドウは 「ススマニエッロ」、共にここの土着品種だ。

 マルヴァジアは、「カメレオン的ブドウ」 とよく言われる品種ね。
 スティルも泡も、白も赤も、辛口も甘口も造られる珍しいブドウ。
 テヌーテ・ルビーノは、辛口の白に仕上げる。
 とりわけ 「ジャンコーラ」 というマルヴァジアは、45年という高樹齢。
 ジャンコーラは単一畑の名前で 標高0メートル。 そう、隣は海だ。
 トロピカル系の香りと味わいはこの地のワインを想起させるものだが、
 このワインはその甘い香味を、海に由来するミネラル、そして酸が見事に支える。
 飲み心地が素晴らしいのよ!

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魚介のパスタに合わせて頂いたけれど、
言うまでもなく、ブオニッシモーーーーーーッ!


 土着黒ブドウの「ススマニエッロ」は、プーリアだけ、しかもこのブリンディシのエリアにしか植えられていない。
 ところでせやけど、ススマニエッロて、何語?
 語源を聞いてみた。
 そしたら、
<ソマレッロ・ネーロ:黒いロバ>
 から来ているそうで、ススマニエッロは樹齢が若い時はブドウをたくさんつける。
 イタリアではロバは、<強い>とか<たくさん>というイメージがあるそうで、
 ネーロは見た感じ<赤>というよりも<黒>に近い濃い色を呈していたから。
 フラッグシップの <トッレ・テスタ>は、それはそれはもう!

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仔羊さんとの相性抜群でございました~♫

 しかしながら何よりも驚いたのは、
 ススマニエッロでメトドクラッシコを造っていることだ。
 ほとんど黒に近い黒ブドウだからもちろんロザートだが、澄んだベリーのような美しい色あい。
 ギュッと凝縮しているが、心地良い酸味が清涼感を与える。
 あ、これプーリアの黒ブドウから造られたワインのコメントやで?
 考えられへんわ。

 そんな驚きがいっぱいの晩餐会。
 彼の造るプリミティーヴォもそうだが、
 一般的にいわれる、「プーリアは甘濃い」 というイメージとは テヌーテ・ルビーノは、異なる。
 最大の違いは、その飲み心地の良さだ。
 上品で、優しい。
 全てのワインに共通する。
 あ、それ、ワインだけじゃないね。
 ルイジの人柄も共通する。
 一日一緒にいたけれど、彼の上品な立居振舞いと余裕のある話しぶりは、
 周りの人をもリラックスさせる。
 こういう人が造るからこそ、ワインの味わいもそうなるのですね。
 そう 腑に落ちた夜なのでした。

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Grazie mille! Luigi e Francesco!

 7月の再入荷が、楽しみだ!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!また大阪を巡ろうぜぃ ♫ ~


by enotecabianchi | 2019-06-21 20:40 | 造り手との食事。 | Comments(0)

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レ・バッティステッレのワインたちと、
兄妹からもらった特製テラコッタ。

 昨日、同行営業を終えて会場へ急いだ。
 そう。ソアヴェ・クラッシコの <まっすぐ> な造り手、<レ・バッティステッレ>から、アンドレアとグロリアの兄妹。
 恋人のように仲睦まじい。
 二人のご両親と同じくまじめで、しっかりもの。
 特にグロリアは、アンドレアのお姉さんと間違えられることもしばしばなのだとか。
 二人の熱い言葉に、また心が動いた。

 ソアヴェ・クラッシコの造り手は数あれど、ガルガーネガしか育てたことがない造り手は、そう多くない。
 そしてそのガルガーネガを、一切の樽熟成を経ず、全てステンレスでの熟成を経る。
 デザートワインである 「パッシート・デッラ・グロリア」 でさえも。

 そうしてできたワインは、それを造った家族のようにまっすぐで、ピュアで、うそがない。
 畑ごとの味わいをこの価格で比較できるワインを、僕は他に知らない。
 
 グロリアの胸の開いたファッションに 目のやり場を困らせながら(てか見てたけどねw)、
 ますますファンになっちゃいましてん。
 あ、ワインのね ♫

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業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!間もなく始まるね。 ソアヴェが一番美味しい季節 ♫ ~


by enotecabianchi | 2019-06-13 18:30 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 先週のまとめ、ですな。
 まずは、<ドゥリン>。
 5月30日、リグーリア州 ドゥリンのオーナー、アントニオ・バッソと奥さまラウラとの同行営業。
 14時半の待ち合わせから、1件お客さんのアポイントを終えると、昼食を摂っていないというから、
 例の「まいどおおきに食堂」へ入ったんやけれども、
 なぜそこなのかというと、
 アントニオが「グルテンアレルギー」なのだそうだ。
 そうそう、パスタもピッツァも、大豆も醤油もダメっていうから、
 カウンターに並んでるものから好きな料理を選んで取ることができる「まいど」を選んで、
 焼秋刀魚と焼鯖を取ってはったけれども、
 イタリアに存在しないスタイルだけにアントニオ、エラい気に入ってたな。焼魚も。
 おかげでそのあとは終始ご機嫌なアントニオとラウラでございましたー♫
 ありがとう「まいど」。

 ドゥリンは今から約100年も前から続くピガートの作り手。
 話を聞いていると、キリスト教とのつながりがことのほか強く、
 名前の「ドゥリン」も、聖人イシドーロ(サンティシドーロ) に関係がある。
 創始者であるアントニオのおじいさんがイシドーロという名で、
 凄い偉丈夫にもかかわらず周りから からかい半分に、「イシドゥリン(小っちゃいイシドーロ)」
 と呼ばれ、それが短くなって<ドゥリン> になったのだとか。

 海から7km、山からも15kmというそれぞれに近い距離にドゥリンはある。
 常に山からの風が吹くこの地では、土着品種ピガートが最も重要なブドウ。
 <ピガート>の由来は、「Piga(斑点)」から。
 収穫が近づくと斑点ができることから名付けられたのだとか。
 むろんこの斑点はヴェルメンティーノなど他の品種には見られない特徴。
 ピガートは、酸度の低い品種。
 そのため、40~45日間、低温でゆっくりと発酵させる。
 高温になると、少ない酸度がさらに落ちるからだ。
 そうしてできたピガートは、きれいな果実味をしていてラベルの色そのままに、
 緑っぽい味わいを呈しているが 断じて青っぽいのではない。
 それでいて複雑みが感じられ、味わいに落ち着きがある。
 魚介にはもちろん、緑黄色野菜たっぷりのお料理に、素晴らしく良く合う。

 リグーリアの造り手なら、晩餐は当然、ジェノヴァ料理!
 ってことで、中崎町「ラ・ランテルナ・ディ・ジェノヴァ」さんの、

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タコのテリーヌ リグーリア風サラダ添え

 これとピガート!
 最高に美味しいねん ♫

 そして彼が造るヴェルメンティーノ・ルンゲラには、

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リングイネ・ジェノヴェーゼ!
 とりわけ シルヴィアさんのジェノヴェーゼは、濃厚だが飽きない美味しさ。
 ヴェルメンティーノのヴォリュームに、ピタッ!とフィットした。

 素晴らしきアッビナメント。歴史と文化を感じて、大いに納得した夜でしたー。

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 Grazie! Silvia san!

<オマケ>

 同行営業の途中、次どこに行こうかなー なんて考えてると アントニオから、
「日本のワイン買いたい」と。
 お客さんトコでのワインの説明はもっぱらラウラがしていて、
 アントニオはほとんど喋らず座ったまま、
 かと思えば急に立ち上がって、ミーティングの模様を録画したりと、
 まぁまぁ自由に行動してはったけど、そこリクエストするのねw

 で、タカムラさんに行ったらなんと!
 自分の好みをやたら熱く話して じっくり時間かけて、無事北海道ワインを購入しましたとさ。
 その時のアントニオの満足げな顔といったら!
 久々のイタリア的時間配分。
 タカムラさんが一番滞在時間長いやんw

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!こんどは現地で会いたいね ♫ ~


by enotecabianchi | 2019-06-03 20:39 | 造り手との食事。 | Comments(0)

・ヴェルディッキオしか造っていない。 そしてセラーに樽はなく、使うのはステンレスタンクのみ。
・自社畑のみ、そしてそれらは全て、「クラッシコ」エリア内。
・剪定、グリーンハーベスト、収穫など、畑の仕事は全て手作業、そして自分たちだけで行う。

 この3つが、サルタレッリ・クオリティを支えるもの。
 これらは、よくワイナリーの説明で書かれているから見慣れているかもしれないけれど、
 それを半世紀近く実行し続けることは、並大抵の努力ではない。
 そうして造られたワインには、うそがない。

彼らの顔的存在の ‟クラッシコ” にも、
平均樹齢30年を誇り、30種ものクローンが混植される ‟トラリヴィオ” にも、
北東向きでブドウがゆっくりと成熟し、通常よりも2か月収穫が遅い ‟バルチャーナ” も、

 余計な味がしない まっすぐなヴェルディッキオ。

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今回ランチをご一緒させて頂いた ファミーリア・サルタレッリ。

 とりわけ、家族の絆を大事にする、メッチャ! マジメな3人。
 お父ちゃんのこの上なく優しい笑顔に、癒されましてん ♫
 お孫ちゃん、生後7か月のマルコくんの話になると、デレデレやったけどね ♫

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今日最高のアッビナメント、
豚肉焼いたんと、バルチャーナ!

 家族のまっすぐな気持ちがストレートに伝わった食事会。
 教わったことを忠実に伝えて、布教していきますよ ♫

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!まじめがいちばん。~


by enotecabianchi | 2019-05-24 18:58 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 金曜日の12時から梅田でランチやなんて無茶やがな!
 せやけど、この方に会えるなら何としてでもッ! って思ってまうな! ↓

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ジュセッペ・カヴィオラ。

 ピエモンテだけでなくイタリア全土の醸造コンサルタントとして名を馳せる。
 そして現在、ピエモンテはアルバの高地に 自身のカンティーナ、その名も「カ・ヴィオラ」でワインを造る。

 実は以前、彼のドルチェットとバルベーラ、そしてバローロを扱ったことがある。
 が、あまり多くを知らない僕にとっては扱うのが難しすぎて、敢え無くリストから外れた。
 現在は、2014年から造り始めた秀逸なリースリングのみを扱っているが、
 食事しながらじっくりと話を聞いて一緒に飲むと、その立ち位置がはっきりと解った。
 そしてその場で、ドルチェット、バルベーラ、バローロをオーダーした。
 来週火曜日には入荷する。
 これだけは先に書いておこう。
 白も赤も、彼の造るワインが何故これほどまでに透明感があり みずみずしいのか、ちゃんと理由があった。
 それを聞いた時、ようやく勧め方がわかったような気がした。
 また改めてレポートするなり。


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!頑張ってまとめるねー♫ ~


by enotecabianchi | 2019-05-17 20:55 | 造り手との食事。 | Comments(0)