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イタリアワイン

カテゴリ:造り手との食事。( 73 )


 5年毎日書いてると、ルーティンになるのね。
 やらないと、なんや落ち着かへんw
 仕事終わりにブログを書かなくなって1週間経つが、
 <考えてものを書く>ことが自分にとってことのほか大事なルーティンだったのねと、今になって思う。
 まだどんなスタイルでブログを綴るかは決まっていないが、
 とにかく今日はリハビリみたいな感じで、いってみよかぁ♬

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20031498.png
 節分の日に、シルヴィア・インパラートさんと食事を共にした。
 モンテヴェトラーノのオーナーね。
 娘のガイアさんも一緒で、この美しい女性がモンテヴェトラーノの秀逸なラベルデザインを担当した。
 そして彼女はまた、モンテヴェトラーノのもう一つのライン、<コーレ>シリーズをも担当する。
 リッカルド・コタレッラが全てのエノロゴを務めるのは、最初から変わらない。
 モンテヴェトラーノとコーレは、造られているエリアが異なる。
 本拠となるモンテヴェトラーノは海から5㎞の距離。そしてそこは、黒ブドウの生育に適した土地だ。
 コーレのシリーズは、モンテヴェトラーノとは明らかに異なるコンセプトで創られたもの。
 つまり、深く考えるようなワインではなく誰でも気軽に楽しめるようなワインでありたい、と。
 ビアンコはグレコとフィアーノ、ロッソはアリアニコ。契約農家からブドウを買ってワインを造る。
 買いブドウだから良くない、自社畑だから良い、とかいうイメージを持つ人は多いが、
 そうとは言い切れないねと思わせるほど、コーレは説得力がある。
 自分たちが求めるブドウを農家に依頼し取りまとめているのが、リッカルド・コタレッラだ。

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20032740.jpg
メッツァルーナ キノコとトマトのソースにゴルゴンゾーラチーズのアクセント

 コーレ・ビアンコ2017とともに。
 2016年と比べるとずいぶんミネラリーな印象。
 比率は変えていないから、ふくよかで香り高い2016年は、フィアーノの年。
 カチッとしたミネラルを感じる男性的な2017年は、グレコの年というべきかな。

美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20034047.png
黒毛和牛A5のタリアータ


美しくて可愛くて奥深い、そんな人が創るワイン。_d0212522_20035295.png
黒毛和牛A5の煮込み

 コーレ・ロッソ2016 そしてモンテヴェトラーノ2016と共に。
 コーレ・シリーズはもうひとつ、モンテヴェトラーノと大きく異なるコンセプトがある。
 それは、土着品種だけで構成する、ということ。
 若い人にも飲んでほしいという願いと、その土地へのリスペクト、これがこのコンセプトの根底だ。
 それだけに、飲み口がシルキーでフルーツのニュアンス、スパイスもある。

 そして、モンテヴェトラーノ2016。
 若いヴィンテージのモンテヴェトラーノはカタいことが多いが、2016年の飲み口の滑らかさは特筆に値する。
 スケールの大きさは言うまでもないね。

 それにしても、シルヴィアさんはいつも美しくて、可愛くて、知的にそして楽しそうに食事をする。
 そんな彼女と食事をしながら、やっぱりワインは人が創るんやなぁと感心するのです。
 彼女の造るワインもまた、美しくて可愛くて、懐が深い。
 シルヴィアさんそのものだ。

 1年ぶりにそれを再確認して、
 また彼女のファンになったのでした。

 ありがとう。シルヴィアさん、ガイアさん。
 来年もまた、お会いできると嬉しいわぁ♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の想いを、いっぱい吸収してます。~



by enotecabianchi | 2020-02-08 20:04 | 造り手との食事。 | Comments(0)


グレコの美味しさを体感した日。_d0212522_21262184.jpg
南森町、<伊庵>さんのランチコース3皿目、
<小柱とシラス、コーンのスパゲッティ>

 今日はカンパーニア州からタウラージの雄、<サン・グレゴリオ>のダニエーレが来阪、
 ランチをご一緒した。
 このお料理に合わせてくれたのは同社の<グレコ・ディ・トゥーフォ>なんだけど、
 そのバランスの良さとちょっとしたタンニン、そしてシャープなミネラルでもって、めっちゃ寄り添ってくれましてん。

ダニエーレ:
「このグレコ・ディ・トゥーフォは造るのがすごく難しくて手間のかかるワインなんだ。
 それをもっと知ってほしい。
 このワインの原料となるグレコは、ひと所に集まったブドウを収穫しているのではない。
 標高800メートルにも達する産地、そしてなんと383もの区画からのグレコをブレンドして造られているからね。
 サン・グレゴリオはこのブドウを特に重視しているんだ。」

 タウラージ不在のテイスティングだったからか、今日のラインナップでは抜群に良かった。
 2月のリストに掲載決定!
 到着を、お楽しみにー♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の声はいつでもまっすぐやね。~


by enotecabianchi | 2020-01-20 21:27 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 エトナから、ベナンティのアガティーノが大阪に来て夕食をご一緒した。
 僕の名前はもちろん憶えてなかったけれど、僕の顔を見るなり、
「ヘッヘーイ!エノテーカビアンキ!」
 つってハグしましてん!(笑)
 4年前に同行営業したの、憶えてはったんやー♬

 さてさて彼が今回来日した目的は、ベナンティの近況報告と新しいエトナのプロモーションだ。
 新たに<コントラーダ>のシリーズとして白1つ、赤2つのエトナが加わった。
 だが、ただ単に増やしたのではない。
 その最大の目的は<ラインナップを整える>ことにあるのだ。
 
 色んなエリアのブドウをブレンドして価格と品質にブレの無いように造られた<エントリーライン>。
 各エリアの特徴をフルにアピールする<コントラーダシリーズ>。
 そして、ベナンティといえば!という感ある、白の<ピエトラマリーナ>と赤の<ロヴィテッロ>。
 このふたつは今でも世界の美食家やコレクターが欲しがるワインだが、今後はさらに磨きがかかる。
 価格も今のようなものではなくなる。

やっぱりすごいわ、ピエトラマリーナ。_d0212522_20322419.jpg

ピエトラマリーナ2015

コントラーダ・カヴァリエーレ2017

 ガンベロロッソが発行する<グランクリュ・ディ・イターリア>にも、ピエトラマリーナは掲載されている。エトナで唯一のグランクリュ。
 年産8,000本に対して世界から35,000本のオファーが来るというから、ファンの熱量は大変なものだ。
 以前このブログに書いたコメントはこんな感じだった。↓

いつ溶解するのか予測できないほどのミネラル。
そして水晶のような透明感。
標高950メートル。
エトナでは唯一グランクリュに指定されているのが理解できる、秘めたポテンシャル。
アートに喩えるなら、水彩画。
でもそれ以上に、「氷の微笑のシャロン・ストーン」。

 ってね。
 4年前に書いたコメントだが、今でもそう思う。
 オンリーワンの個性。
 品質を考えればこの価格は絶対にお買い得。
 せやからケースで買いましてん。
 異次元のミネラルを体感したいなら是非♬

 Grazie Agatino♬
 また一緒に大阪を巡ろう!
やっぱりすごいわ、ピエトラマリーナ。_d0212522_20324345.jpg

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!
他にはないテロワールを、体感しよう♬ ~



by enotecabianchi | 2019-12-05 20:33 | 造り手との食事。 | Comments(0)

「秋冬は手足が乾燥しがち。」
 化粧品のコマーシャルでよく耳にするワードだけど、
 乾燥するのは手足だけではない。
 一番気をつけないといけないのは、<喉>ね。
 ここが乾燥すると、風邪をひきやすくなる。
 この時期はしょうがいないよねー、ではなく、気軽な対処法がある。
<10分おきに水を一口飲む。>
 がそれだ。
 ラヂオで言ってた。お医者さんのおすすめ!ってね。
 かくいう僕も配達の合間に一口ずつ、ゆっくり飲むようにしている。
 そう意識するようになってから、風邪をひいていない。
 潤い、大事やさかいにね。

 なんのブログ?
 せやった!ワインや!

コルテ・ルゴリン。_d0212522_18405068.jpg
 先週土曜日、ヴァルポリチェッラの優良な造り手、<コルテ・ルゴリン>から、オーナーのエレナさんが来阪、食事をご一緒した。
 クールそうに見えるやろぉ?
 せやけど、熱いでぇ♫
 通訳さんに入り込むスキを<全く>与えない弾丸トークが終始繰り広げられた!
 練達の通訳、宇治野さんですら、後半は呆れ気味に苦笑してはったわ(笑)

 エレナと双子の兄は4代目のオーナー。
 ワイナリーのロゴを変えたのはこのふたりがオーナーになった4年前。

コルテ・ルゴリン。_d0212522_18414066.jpg
 真実を表す<クロス>が広がって、ワイナリーのイニシャル<r>を巧みに取り込む。
 オサレやわぁ。
 元々ウチでは彼らのヴァルポリチェッラ・クラッシコのみを扱っていた。
 結果からいえば、スペリオーレの ‟サンジョルジョ” とアマローネ・リゼルヴァ ‟モンテ・ダニエリ”を扱うことを決めた。
 しかも、即決で。
 素晴らしく美味!やねん。

コルテ・ルゴリン。_d0212522_18424929.jpg
肥後橋ラポルタさんのコース3皿目、
「洋梨とゴルゴンゾーラのクレープ」
 このお料理にサンジョルジョが最高に寄り添ってくれた。

 そしてモンテ・ダニエリ!
 これを輸入することになったいきさつがまた面白かった。
 今年のヴィニタリーで、コルテ・ルゴリンのブースを訪れた時のこと。
 計算するととても扱えそうにないモンテ・ダニエリのテイスティングを申し訳ないからと毎回断っていたが、
 今回は日本のお客さんも同行しての訪問だったのでテイスティングしてみた。
 すると!
 あまりの美味しさに自分が買いたい!
 って思い至り、日本で販売してもほとんど利益が出ない価格設定にしちゃったのだとか!(笑)
 まさかの自分都合!(笑)
 大歓迎です♫

 あ、これってオフレコやったかな!?
 でも担当さんの名前書いてないから大丈夫~♫

 ありがとうエレナ!
 楽しい楽しい晩餐会、そして、いいワインに出合えました♫

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の声を聴きながらの食事は、最高に楽しいね♫ ~


by enotecabianchi | 2019-11-20 18:43 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 嵐のような月初1日金曜日!
 しかしその日の夜は、前日一緒に大阪を巡ったアントニオ・アルジョラスとの食事のために一路、夙川へ。
 山道を車で走ること10分。
 ぽつんと一軒家が佇む。
<ポンテ・ミラボー>。
 イタリア郊外のリストランテに来たような錯覚を覚えた。
 そして主催者が3人ともイタリア人だから、ここはもうイタリアやね。
 
イタリアを感じた夜。_d0212522_22311211.jpg
ポンテ・ミラボーの
<羊のロースト グリーンピース添え>

 この写真で注目すべきは、イヴァンの「どや顔」w
 このお料理にはアルジョラスの<コレム>が合わせられたが、もう最高のアッビナメント♬

 コレムは、ラベルの金貨に描かれている女神の名前。
 この金貨はコレムが造られる畑から出てきたもので、カルタゴ人の金貨。
 つまり、今から2500年も前のもの。
 ローマ時代よりも前にこれほどまでも精度の高い技術があったとはね。

 コレムは農業の女神で、それはそれは美しい容姿をしとったそうな。
 ある時、地獄から悪魔が現れて、コレムを見るや一目で気に入り、地獄へ連れ去ってしまった。
 暖かかったカルタゴは彼女が居なくなるとたちまち寒い風が吹きはじめ、冬が訪れた。
 年が移り、コレムがカルタゴに戻ってくるとまた暖かくなり、春がやってきた。
 「四季」の誕生だ。
 こんな伝説が今もこの地で語り継がれている。

 アントニオから色んな興味深い話を聞いたが今日はこのへんで。
 またどこかでね。

 イタリアの風を感じた心地良い夜でした。
 ありがとうアントニオ!そしてどや顔のイヴァン♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!神話って面白いね。とりわけ、それがワインに絡んでくればなおさら。~


by enotecabianchi | 2019-11-02 22:32 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 造り手とランチ&同行営業~ッ♫
 北ピエモンテはガッティナーラの大家、<トラヴァリーニ>から、
 オーナーのチンツィアさんとその次女カロリーナさん。

トラヴァリーニ。_d0212522_20480259.jpg
 一目見ると絶対に忘れることのないボトルシェイプ。
 これが、トラヴァリーニが手掛けるガッティナーラの <見た目> の優位性といえようか。
 だがこのボトルは、人目を惹くために創られたのではない。
 1950年代、ガッティナーラのネッビオーロは非常に硬く、飲めるようになるのに10年を要した。
 飲み頃を迎えるべく熟成を待つと、<オリ>が発生する。
 そのオリを効果的にボトルに残すことができる形状なのだ。
 だからボトルを横から見ると、腹が出っ張ったような形。
 トラヴァリーニのガッティナーラを注ぐときはだから、表ラベルを下にして注ぐのが正当なのです。
 <見た目>を狙ったのではない、実用性重視のボトルは1958年、チンツィアの父、ジャンカルロの創造から現在まで、
 変わらない伝統となっている。

 さてそのガッティナーラの中身だが、
 アルバのネッビオーロ群との大きな違いは、その土壌で、ガッティナーラのそれは火山性土壌だ。
 つまり、バローロやバルバレスコと比べると鉄分などのミネラルが豊富。
 時にはバローロよりも飲み頃を迎えるまでに時間を要するほど、硬い。
 ガッティナーラにはそんなイメージがあるが、トラヴァリーニのガッティナーラは、開けた時から、柔らかい。
 優良なガッティナーラのもう一人の造り手、<アントニオ―ロ>を引き合いに出してみた。

「個人的に、アントニオ―ロはいつ柔らかくなるのかわからないくらい硬い。
 トラヴァリーニはそれと比べるとずいぶん柔らかい。」
 感じたことをこう伝えたら、
「アントニオ―ロはガッティナーラの中で最も伝統派。
 硬さはそこからくるのかもしれないわね。」
 と返ってきた。

 ガッティナーラは大きな4つのゾーンに分かれる。
 全ガッティナーラの栽培面積は、100ヘクタール。
 トラヴァリーニはその内の実に59ヘクタール(!)を所有し、その4つのゾーン全てに畑を持つ。
 バローロと同じで、4つの異なるテロワールから収穫されたネッビオーロで造られたガッティナーラを、<クラッシコ>と呼ぶ。
 トラヴァリーニにとってこの<ガッティナーラ・クラッシコ>はことのほか重要で、
 かつ、価格的なバランスが最も整ったワインといえようか。

トラヴァリーニ。_d0212522_20473606.jpg
 ランチの舞台は平野町、アッラゴッチャさん。
 の、<タヤリン ホロホロ鳥とラディッキオのラグー>
 このお料理!
 相性?
 ペルフェットに決まってるやないの♬

 もうひとつ、特筆すべきワインが在る。
 ネッビオーロで造られたメトドクラッシコ、<ネボレ>だ。
 ガッティナーラで造られるネッビオーロの房の下の部分を切り、その部分だけでを使って造られた逸品。
 ガッティナーラよりも1カ月早く積んだブドウをソフトプレス、46か月の瓶内熟成を経て、パドゼで仕上げられる。
 トラヴァリーニだけが造るネッビオーロ100%の白のメトドクラッシコだ。
 それは香りからはっきりと火山性土壌を辿ることができる。
 味わいもまた、ネッビオーロの特徴を如実に表現されていて、
 なおかつそれは、アルバのネッビオーロではないことがはっきりと解る個性を有する。
 近年飲んだスプマンテの中で、群を抜いた素晴らしさ。
 日本にしか輸入されていないから、本国か日本でしか飲めない。
 ウチの新しいワインリストに載せられるほど分けてもらえるかどうか。
 掲載されていなければ叶わなかったと思ってね。
 少量を謳って購買を煽っているのではない。
 もとより、飲み手を選ぶワインだから全ての人におすすめ、とも言わない。
 熱烈なネッビオーロ・ラヴァーなら、感動もののワインと思うのです。

 次のワインリストは今月末発送予定。
 ご期待下さいませね♬

トラヴァリーニ。_d0212522_20482403.jpg
チンツィア、カロリーナ、そしてアッラゴッチャの北村さん、上山さん、ありがとうございました♫


by enotecabianchi | 2019-10-24 20:48 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 チェレットというと、どんなイメージをお持ちだろうか?

 9月18日(水)、チェレットの現オーナー、フェデリーコ・チェレットが来日。
 ランチを共に、そしてセミナーに参加した。

 僕と同年代あるいは年上の人なら、
<上質なバローロ、バルバレスコの造り手だけど、ちょっとベタ>
 そんなイメージだろうか。
 そして若い世代の人なら、イメージどころか知らない人もあるかもしれないね。
 それだけ、レストランで見かける機会が少なくなった。

 ランチの会場は、靭公園のカロローゾさん。
 持ち込ませてもらったから当然だが、レストランのテーブルにチェレットが並んだのが、やたら嬉しかった。
 やっぱりチェレットは、レストランで飲まれるべきワイン。

 今回フェデリーコが来日した目的は、新しいワイン、<バローロ・ブッシア>のプロモーションだ。
 元々ブッシアでもブドウは造っていたが、借りている畑のものだった。
 その畑を2013年に購入し、2年様子をみて単独で醸造、2015年がファーストヴィンテージとなった。
 モンフォルテのブッシア取得によりチェレットは、5つの主要な村、
 <バローロ、ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファッレット、セッラルンガ、モンフォルテ>の畑を全て所有することになった。

 香港からやってきたというフェデリーコは少しお疲れ気味だったけれど、
 やっぱり畑の話題となるとやたら喋る!
 通訳さんが話をさえぎるのにずいぶん苦労していた(苦笑)
 そんなフェデリーコ、持っている I-PHONEがバッキバキに割れてたから、聞くと、
「息子が4歳でね。ヤンチャの盛りさ!」
 なんてことを嬉しそうに語る2児の父でもある。

 前菜を3皿も用意して下さって、その3皿目、↓

チェレット。_d0212522_21110940.jpg
加茂ナスのソテー 静岡ボロニェーゼとみょうが

 おいすぃーわ♫
 このお料理にはなにが合ったと思う?
 バローロ・クラッシコ2015年との相性が抜群だった。とりわけ、みょうがとの相性がね。
 食事を通して、そしてセミナーを受けてテイスティングして、思った。
 チェレットのワインは、極めてエレガントだ。

 10年前、この先の方向を取り決めた時から年々、エレガントな仕上がりへと進んでいる。
 キーワードは、<オーガニック>、そして<ビオディナミ>だ。
 20年近く前、チェレットは誰もが憧れる<カンヌビ>の畑を購入。
 そしてその時、カンヌビの畑はオーガニックを実践すると決めた。
 その土壌の状態が極めて良好だったため、土壌学専門のフランス人とともに研究し、
 <オーガニック>を全ての畑で実践し、10ヴィンテージを経て納得できる状態に達した。
 「流行」ではじめたのでは全くない。
 永い年月の経験と努力が、そこにはあるのです。

 彼にとってはブッシアのプロモーションだったが、僕が最も感心したのは、<バローロ・クラッシコ>の完成度の高さだ。
 このワインは他のバローロとは違い、ラ・モッラのブルナーテ(!)や、セッラルンガ、バローロなどの7つの畑からのネッビオーロをブレンドしたもの。
 2013年よりも前は8つの畑だった。つまりそれまでは、ブッシアのネッビオーロもブレンドされていた。
 すごい贅沢なバローロだ。
 でも実はこれ、50年前と変わらないブレンド法。
 昔は<クリュ>の概念などなかった。だから彼らはこのワインを、<バローロ・クラッシコ>と呼ぶのだ。
 バローロ・クラッシコは、バローロの歴史そのもの。
 オッデーロやピオ・チェーザレなど歴史ある造り手がみなバローロ・クラッシコを造るのはそのためだ。
 ごく自然なことだし、これらの造り手が永く愛される理由も、このあたりにあるのではないか。
 ピオ・チェーザレがこのワインのことを、
「<ベース>とか<フツーの>とか呼ばないでくれよ!」
 とラベルに書いてまで訴える気持ち、よくわかる。

 強いバローロではない。
 フェデリコも言った。
 偉大なワインは、パワフルなものではない、と。
 果実がしなやか。
 バローロに求める強さを満たしていながら、いつまでも飲んでいられるような飲み口の優しさ。
 心地よい余韻。
 エエわぁ♫

 セミナーでは、
1.バローロ・クラッシコをじっくりと。
2.ブッシアとブルナーテの比較。
3.ブリッコ・ロッケとプラポの比較。
4.カンヌビ・サンロレンツォ・マグナムボトルをじっくりと。

 という4つのセクションを設けてじっくりと、質問できないくらいの弾丸トークが繰り広げられた!(笑)
 ブリッコ・ロッケの完成度は特筆もの。
 タンニンと完熟した果実の甘み。そしてあくまでエレガンス。
 熟成したときの味わいは必ず、自分のイメージの上をゆくであろう。

 食事とセミナーを終えて、
 <ベタ>というイメージを持っている人、
 そしてそもそもチェレットを知らない人にも、
 是非飲んでほしい。
 イメージが更新されるのを、肌で感じてほしいのです。

チェレット。_d0212522_21120286.jpg
業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手は常に、努力しているのですね。~


by enotecabianchi | 2019-09-21 21:12 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 昼間も涼しい風が吹き始めたね。
 今日は自転車で市内を営業。合間、少し緑の香りをと願って靭公園に入った時、空気が変わったのを感じた。
 こんな街中にある公園でさえ、はっきりと季節のうつろいを肌で感じられるとは。
 緑ってすごいなぁと思ったのです。
 心なしか、公園をゆく人がゆっくりと歩いているように見えた。
 全ての人に愛される靭公園もまた、すごいなぁ、なんて思うのですよ。
 ゆとりって大事よね。
 なーんて思いながら、追われるようにレポート第二弾を書き進めるのです!(苦笑)

 9月17日(火)、トスカーナはマレンマからアンペレイアのフランチェスコが来日。
 ワインがトスカーナなら料理もトスカーナだろぉ?ってことで、心斎橋ジリオさん。

 マレンマというと、南トスカーナで、海に近くて、低地で、けっこう暑い、というイメージだろうか。
 確かにそういった土地が多いに違いないが、アンペレイアのある「ロッカテデリーギ」は、標高450~600m(!)
 もうそれだけでイメージとかけ離れた産地であることが分かる。

 このアンペレイアが日本に入ってきた時、僕はこの土地の名を知っていた。
 その昔、ワインウェイヴさんが輸入していた <メレータ>という造り手。憶えている人もいるのではなかろうか。
 そのカンティーナをトレンティーノの造り手フォラドーリが購入した。
 これがアンペレイアの始まりだ。

・歴史的に一度も開墾されていないので自然環境が守られていること。
・高い標高であること。
 そして、
・海に近いこと。

 上に掲げた条件はフォラドーリが当時願っていた新しいワイン産地の条件だ。
 トレンティーノでワインを造っているエリザベッタにとって、「海に近い」ことは必須条件だったそうな。
 そして<メレータ>とは<リンゴ>の意。
 そう、ここはリンゴが育つのだ。
 マレンマとはかけ離れたイメージだが、寒冷地で育つリンゴが植えられていた土地であり、
 小麦、オリーヴ、牛や鶏、養蜂など生物多様性がはっきりと認識できる土地。
 エリザベッタが惚れ込んだ理由がよく解る。

アンペレイア。_d0212522_22515779.jpg
どうこのドヤ顔w

 料理を取り分ける前にこうして料理を説明する。
 トスカーナのことが、そして造り手のことが好きなんやなぁと、ホントに思った。

 テーブルを囲んでの和気あいあいとした雰囲気ながら、
 それぞれのワインのヴィンテージを比較することで、その年の個性や特色を詳細にとらえることができた。

 特筆すべきは、全てのワインに共通する、‶飲み口の優しさ” だろうか。
 参考になればと、10年以上寝かせておいたアンペレイア2003年を持参して、フランチェスコたちと一緒に飲んだ。
 その違いにびっくり!
 今のアンペレイアと昔のアンペレイア。
 共に素晴らしいワインであるのに誰も異論はない、と思う。まだまだ若々しかったしね。
 しかしながらその方向性の違い、これは年月を経ていてもはっきりと解るものだ。
 簡単に言えば、2003年のアンペレイアの味わいは、スーパートスカーナのそれに近い。
 良きも悪しきも、‟太い” のだ。
 同席して頂いた吉田さんの言葉が、全てを物語った。

「良いワインであることは間違いないけれど、飲んだワインがこれなら、ボクはこれを仕入れなかったと思う。」

 その言葉に僕は、大きく頷いた。
 そしてエリザベッタは、17年の経験を経てようやく、マレンマの地で自身の造りたかったスタイルに到達したと聞いた時、
 同じように大きく頷いたのです。
 
 アンペレイア。
 ワインの味わいだけならば、好き嫌いが別れるのかもしれない。
 でもひとたびお料理が間に入ったなら、造り手の意図がすぐさま誰にでも、理解できるのではなかろうか。
 アンペレイアのワインたちは、そういう味わいなのですよ。

アンペレイア。_d0212522_22524734.jpg
 Grazie Francesco! そしてドヤ顔のシェフ末広さん!&りのちゃん!ありがとう!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!次回はバローロの、あの造り手だぁ♫ ~



by enotecabianchi | 2019-09-19 22:53 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 この一週間で造り手3人と食事・・・。
 なかなか面白いことになってるけれども、アウトプットが追いつかへん・・・。
 せやから順番に、いってみよ!

 9月13日(金)、マルケージ・ディ・グレジィからアレッサンドロが来日。
 瓦屋町のイル・チェントリーノさんで食事を共にした。
 バルバレスコの有力な造り手として名を馳せるが、実際にじっくりと飲んだことはなかった。
 もとより、造り手と直接会って話せる機会があろうとは、思ってもみなかった。

 バローロやバルバレスコは、ブルゴーニュのような<クリュ>の概念がある。
 バローロなら<ブッシア>や<ヴィッレーロ>。
 バルバレスコなら<アジリ>や<ラバヤ>などがその代表格だ。
 このクリュ、単独所有(モノポール)というのは普通ありえない。
 ほとんどが、小さな畑をさらに複数の造り手が分け合って所有している。
 ほんの一部を除いて。
 マルケージ・ディ・グレジィは、<マルティネンガ>というクリュを単独所有する、バルバレスコでは唯一の造り手。
 文字にすれば大したことないように思われがちだが、これは凄いことなのですよ。
 バローロのモノポールの代表は、カヴァッロットの<ブリッコ・ボスキス>だろうか。
 この2者には共通するものがある。
 歴史の長さだ。
 とりわけマルケージ・ディ・グレジィは、12世紀にまで遡ることができるマルケージ(侯爵)である。
 ワイン生産者としては1973年、土地のポテンシャルに気づいた当主アルベルト・ディ・グレジィが興したのがその始まり。
 アルベルトは、アンジェロ・ガヤやジャコモ・ボローニャと仲が良く、
 アンジェロとはシャルドネが大流行していた当時、

アルベルト「シャルドネの次にくる白ブドウは何だろう?ボクはソーヴィニョンだと思うんだ。」
アンジェロ「いや、ボクはリースリングだと思う。」

 そんな会話のあと別れて、翌日アンジェロは、
「ひと晩考えた末、ボクもソーヴィニョンを創るよ。」
 そんな話し合いの結果、市場でバッティングしないようアンジェロは樽熟成のソーヴィニョン、
 アルベルトはステンレスでの熟成を経たソーヴィニョンを創りだした。
 なんとも微笑ましいエピソードやね。

 ジャコモ・ボローニャからは、
「キミのワインはダメだ。
 美味しくて、飲み過ぎてしまうじゃないか!」
 なんて言われてこともあるそうで、今もなお家族ぐるみの付き合いがあるそうだ。

 アンジェロとの対話の末に生まれたステンレス熟成のソーヴィニョンは、鮮烈な果実味としっかりとした酸を備えたワイン。
 自身の名<グレジィ>を冠したシャルドネは、新樽率50%ながら酸とミネラルを感じるスケールの大きなシャルドネ。

 そしてやはり忘れてならないのが、ネッビオーロ。
 単独所有のクリュからは、<マルティネンガ>の名のランゲ・ネッビオーロと、バルバレスコが造られる。
 このランゲ・ネッビオーロ、かなり美味い。
 畑を名乗っているから、バルバレスコと同じ場所からのネッビオーロが使われる。
 つまり、バルバレスコをも名乗ることができるネッビオーロなのだ。
 しかしながらバルバレスコの品質保持のため、畑の下部のネッビオーロを使い、ステンレスでの熟成を経る。
 非常に明るい色あい。ピンク色を帯びる。
 スミレやバラの香り。ブドウそのままのフルーツ感。
 軽めのタンニンがまた飲みたいと思わせる。

 そして、<バルバレスコ・マルティネンガ>。
 ランゲ・ネッビオーロにみられるピンク色は呈していないが、共通する明るさがある。
 落ち着きはらった香味。緻密なタンニン。
 スケールは大きいが優しい味わいなので、やはり飲みすすむ。
 ジャコモ・ボローニャの言葉を思い出して、苦笑。
 マルティネンガと最高のアッビナメント!↓

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黒毛和牛カメノコのロースト ジャガイモと根セロリのグラタン

 相性は、言うまでもないよね。
 
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 バルバレスコの造り手はたいてい、70%は国外へ、30%がイタリア国内で消費されるが、
 マルケージ・ディ・グレジィは50%が国内と、その比率は高い。
 そしてそのうちの何と20%までもが、カンティーナでの「直接販売」というから、地元で愛される造り手なのですね。

 大いに勉強になった昼食。
 10月からの取り扱い、決定でございまーす♫
 今週末には入荷するけどね♫

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Grazie Alessandro ! そしてシェフ北口さん!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!次は、トスカーナの造り手! ~


by enotecabianchi | 2019-09-18 22:08 | 造り手との食事。 | Comments(0)


メーカーズランチに行ってきました。_d0212522_21591718.jpg

 マルケージ・ディ・グレジィをご存知だろうか。
 たしか昔は神戸のインポーターさんが輸入していたと思うけれど、
 最近はとんと見なくなったので、若い人の中では知らない人が多いかもしらへんね。
 バルバレスコの素晴らしい造り手。
 その素晴らしさを改めて知るべく、今日のランチは現オーナーのご子息、アレッサンドロを囲んでの食事。
 素晴らしきネッビオーロ!そしてシャルドネ!
 取り扱い決定ですねん。
 しかし!そのレポートを書くつもりが、社に戻ったら仕事の山!
 また改めますわ。

 14日(土)、エノテカビアンキは営業していますが丸谷はお休み頂きます。
 このブログもすみませんがお休みです。
 
業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!造り手の声を直接聞けるのは、貴重ですね。~


by enotecabianchi | 2019-09-13 22:00 | 造り手との食事。 | Comments(0)