~ お野菜欲するタウラージ ~
こう書くと、「あぁ、軽いタウラージなのね」と思われるかもしれない。
だが、そうではない。
6月の造り手来阪ファイナル、6社目✨
カンパーニアのアヴァンギャルド、フェウディ・ディ・サングレゴリオから、アンドレア・ファビアーノ。
ジェントルマンでんがな✨
この造り手とは何度となくお会いしている。
かなり前に、「私たちはアヴァンギャルドな造りです」と自己紹介していた。
アヴァンギャルド(Avant-garde)
芸術において<前衛的>、<先駆的>という意味だそうだ。
サステイナビリティに重点を置き、環境にも人にも優しい企業であることを目指す。
最も重要なグローバル認証<B Corp>を取得している。
が、ここでは端折ろう(笑)
端折るのに何故そんなのことを書くかというと、そんな彼らだからこそ辿り着いたタウラージの味わいなのでは、と話し飲んで感じたからだ。
その味わいはボトルの重厚さに比例しているように思われる。
サングレゴリオのタウラージは昔と比べるとかなり小さく、軽い。
昔はもっと大きくてマグナムくらい重かった。
2000年初め頃、赤ワインの著名なエノロゴから、フリウリのエレガントな白ワインの造り手、シルクのエノロゴへと移ったことが、サングレゴリオにとっての大きな転換期と言えようか。
それによって、食事を味わうには強すぎるタンニンや果実味を削ぎ落とし、スタイリッシュなスタイルへと昇華した。
ピエルパオロ・シルクはその後、サングレゴリオのCEOとなり、アヴァンギャルドを加速することとなる。
さてさて、今回のお店は靭公園、カロローゾさん。
お野菜のポテンシャルを最大限に活かされるシェフだから、スタイリッシュなカンパーニアの造り手によくフィットするだろうなと想像したが、実際は更にその上だった。
デザートを除けば5皿のフルコース。
タウラージは、写真のお料理に合わされた。
どうすかこのイチボの照り💕
ナイフを入れるとなんともやわらか~い✨
切ってる最中から口に含んだ時のことを想像して唾いっぱい出てもた(笑)
して、タウラージ2018との相性は?って言うまでもないよね。
そのアッビナメントは至福だったが、職業的驚愕を覚えたのは、クレソンとの相性だった。
とはいえただクレソンだけを合わせたのならここまでの驚きはなかったはず。
エレガントかつタウラージの持つワイルドさを持ち合わせたサンゴレゴリオのそれに、
リンゴの果実感とクレソンの存在感がグッ!と結びついた。
むろん、イチボがあってこその演出なのだろうけれど。
シェフとソムリエールさんの、ほとんどケンカかと思うほどのディスカッションを重ねられた末の、アッビナメント・ペルフェット✨
アンドレアも大喜びだったのは言うまでもない。
カロローゾのみなさま。素晴らしい体験をありがとうございました✨
そして日本びいきのアンドレアの大阪滞在が楽しい思い出となって、また戻ってきてくれたら、嬉しいなぁ✨

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