~ おいらときみは、ふたりでひとつ ~

「カーポ・ディ・スタートには、<レイ>が存在するよ。」
かの熱烈なワインラヴァーはお好み焼きを頬張りながらそう話した。
今回は少し前に書いたブログの続きだ。
そう。ロレダン・ガスパリーニね。
ご存知の通り、カーポ・ディ・スタートのラベルは男性がモデルだ。
パドヴァ出身の画家、トーノ・ザンカナーロが描いたそのラベルをカーポ・ディ・スタートはリリースされた1967年から、今も変わらず纏い続けている。
そのラベルに、<レイ>があるなんて!
そうなのです。
カーポ・ディ・スタートには、ルイ(彼)とレイ(彼女)が存在した。
元々このワインの大ファンだった僕は大いに興味をそそられた。
そして更なるエピソードを聞いて、「ほしい!」ってことになり輸入するに至ったのです。
「存在した」と書いたのは、現在では<レイ>はほとんどリリースされていないからだ。
なぜか?
実はレイ、見ての通りお胸が出ちゃってるのよね...。
かのシャトー・ムートン1993年みたく、アメリカでNGが出たそうだ(このあたりはもう少し調べてみるけどね)。
その後、ロレダン・ガスパリーニはカーポ・ディ・スタートを<ルイ>のラベルのみでリリースすることとなり現在に至る。
シャトー・ムートンほど知られていないから世界のワインラヴァーは気に留めなかったようだが、
大阪のワインラヴァーは居ても立っても居られなくなってしもたのです(笑)
そうして、ある程度の数量をまとめて、輸入してもらうことにした。
なのでこのラベルのカーポ・ディ・スタートは、エノテカ・ビアンキしか持っていない。
そしてこう書くと、<レイ>だけが出ていくことになるだろうから、ルイとレイ1本ずつのセットで販売することにした。
一緒の方がラベルのふたりも喜ぶやろからね。
6本入りの豪華な木箱にはルイとレイが仲良く3本ずつ入っている。
3本ずつご注文頂ければ木箱でお届けしますよ♬
希少価値があるからどうですかと売り込んでいるのではない。
イタリアワインの歴史を学ぼうと常々書いている僕にとって、このカーポ・ディ・スタートはヴェネツィア共和国の、そして今はヴェネト州の象徴的存在なのです。
イタリアワイン・ルネサンス全盛の時代、輝いていたのはトスカーナだけではない。
ヴェネツィア派ルネサンスの大輪の花なのですよカーポ・ディ・スタートは。
そういうことも含めて、このワインを好きになってほしいのです。
そんな願いからカーポ・ディ・スタートはこれからも、このブログに時々登場するかも。
また違ったエピソードを携えてね。
サントリーのコピーだったか、
すこし愛して、
なが~く愛して。
こんなふうにこのワインを想ってくれると、嬉しいなぁ♬
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