過日の果実その12.
ノンアルコールワインが欠品、あるいは品薄だ。
そりゃそうよね。
アルコール出せないから、ノンアルコールが特需状態となる。

写真は過日の和泉中央、トラットリア・アルモさんのセコンドピアット、
「大山鶏のカッチャトーラ」
美味しそうだろぉ?美味しいねん♬
これを、たとえサンペレグリーノといえどもお水でもって食してしまうのはあまりにも勿体なく悲しそうな顔してたら、
それを見かねた勉強熱心なシェフが、こんな飲みものを出してくれた。

これ、面白い!
ノンアルコールでブドウ果汁を使っているが「ワイン」ではない。
原材料を見てみると、ブドウの他に梨のカラメリゼや昆布、バニラ、アニスや胡椒まで入っている。
味を整えた原液をソーダで割る。
そのままイメージすると、かのお料理にめっちゃ合うと思わへん?
実際、抜群に良く合ってお料理を引き立てて、心地よい休日ランチとなりましてん。
こんな状況だから恐らくこの商品も欠品状態なんだろうけど、
これ、造れるんじゃない?
って思った。
もう既に行動に移しているお店もあるだろうけれど、
自分の創ったお料理に相性抜群のドリンクを想像してみるのも、面白いかもしれないね。
レストランは、お客さんを笑顔で迎えて、最高の時間を楽しんで、笑顔で帰ってもらいたい、
そう願って経営している。
どんな状況であっても。
<酒類提供禁止>という愚策に準じ屈するのではない。
お客さんの笑顔を大切にするからこそだ。
「いかなる職種でも不可欠な資質がひとつ、ある。
それは、<想像力>だ。」
こう言ったのはルネサンスの思想家マキアヴェッリだが、
この苦難にあって、考え、想像力を駆使して生み出された果実は、
これから先の人生に大きな力を付与すると、信じる。
あともう少し。
よく考えて、できうることを行動に移そう。
そう自分に言い聞かせるのでした。