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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

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イタリアワイン

包みこむようなミネラル


先週のブログで、「リグーリア州の赤が、来る(かも)」と予想したのはなにも、
場当たり的な感情でなはい。
かの地で造られた赤ワインは、
明るい色をしていて、優しい味わいで。
そしてその当然の帰結だが、お料理との相性抜群で。
今、求められているワインのスタイルに、ぴったり合致する。
理由は、ちゃんとあるのですよ。
いろいろ考えてみたら、<北イタリアの海沿い>という産地は、西ではこのリグーリア州しかないのね。

包みこむようなミネラル_d0212522_16045553.jpg

ジャコメッリ。
リグーリア州の最東端、ラ・スペツィアに畑を持つ造り手。
つまり、トスカーナ州に隣り合わせているから、州の土着品種であるピガートやロッセーゼよりも、
トスカーナの土着品種、サンジョヴェーゼやカナイオーロ、ヴェルメンティーノが主に栽培される。

ピアナッチェは、ヴェルメンティーノ100%。ヴィンテージは2018年。
きれいで、控えめな香り。
それでいながら、芯の強いミネラルを内に秘める。
口に含めば、このワインの生まれたところが海にほど近いことを語りかけるような、潮っぽさ。
細いけれど味わい深く、余韻が長い。
なによりも、品のある味わい。

それは、ジャコメッリの手掛ける赤ワインにも、いや赤の方が顕著に感じとることができる。

カナル・ディ・ボッコ 2019。
サンジョヴェーゼとカナイオーロのブレンド。
ふくよかだが、豊満ではない。
華やかだが、甘くない。
包みこむように柔らかく、優しい味わい。
強くないから、試飲会に出ていても確実にスルーされるであろう <か細い個性>だが、
だからこそかえって、その光る個性を見出した時の愛おしさはひとしおなのですよ。
だから、僕が営業担当なら試飲会には出さない(笑)
この良さをご理解頂けるであろう人の元に持って行って、一緒に話しながら飲む。
ジャコメッリは、そうやって時間をかけて、広げてゆきたい造り手なのです。

いつまでも飲んでいたい安心感が、このワインたちにはある。
独りよがりの意見ではない。
持って回って一緒に飲んでもらった人はみなそう感じた、はずw(あ、独りよがりやなコレw)

ワインリストの原稿締め切りを目前にリグーリアの赤ワインが急ピッチで試飲される中、
ジャコメッリはひと足先にオンリストが決まった。
もうすでに在庫してまっさかいに、いつでもよろしおまっせ~ッ♬


by enotecabianchi | 2021-04-19 16:05 | もっと知られるべきワイン。 | Comments(0)

by enotecabianchi