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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

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イタリアワイン

ニッポンの、すごいとこ。その1.


<オノマトペ>をご存知だろうか。


「キラキラ」とか「ガンガン」といった擬声語のことで、
日本人はとりわけ、音を言葉化して表現する能力に長けている。
それだけではない。
その表現したオノマトペには、ほとんどの日本人が共通した感覚を持っているということが、
冒頭の<すごいとこ>なのね。
例をだすとわかりやすい。

「ピカピカ」は、硬質でつやがある様、
「モチモチ」というと柔らかい感覚。食べものに喩えたらなんや美味しそう。

「キミの目はキラキラしてるね」と、
「キミの目はギラギラしてるね」とはだいぶ違うのは、もうほとんどの日本人が認識するだろう。

雨音ひとつにしてもそう。
「ザーザー」というと地面を打つ雨がうるさいほどに激しく降っている様を、
「パラパラ」だと、雨脚はそんなに強くなくて短時間なら傘なしでしのげる程度。
また、「ザーザー」よりも周囲は明るい感じ。

「しとしと」はどうか。
これはもう、ちょっとした哀愁がただようね。
「パラパラ」と同じく雨脚はそんなに強くないはずなのに冷たく、あたりはほの暗い。
傘がないとその哀しさに飲み込まれてしまいそう、みたいな。

あ、最後は思考が飛躍しすぎましたね。

日本語には、風情を表現する、あるいは楽しむ言葉がたくさんあるのが、日本のすごいところと思うのです。
だからこそ、日本語の持つその美しさを大切にしよう、そう思うのですよ。

<ニッポンの、すごいとこ>
これもシリーズ化できたらイイねぇ♬
でもこれはワインのブログやさかいに、無理やりにでもそこに関連づけようぞ!(笑)

はい。
ところでオノマトペは、<続き言葉>が多いですね。
ローマにも、続き言葉を使ったDOCがあったねぇ♬

ニッポンの、すごいとこ。その1._d0212522_14022674.jpg

エスト!エスト!!エスト!!!2018(レオナルディ)

それ?(笑)
とか思ったそこの、ア・ナ・タ!
侮るなかれ美味しいよこのワイン♬

とはいえ高級なワインではない。
特筆に値する酒質を持ったワインでもない。
が、食中酒としての役割を充分に果たすワインだ。
チャーミングな果実感と適度に心地よい酸味。
レオナルディの造るエストはそこに、
長年造り続けることで享受する<落ちつき>が加わる。
<観光客向けの>というレッテルを貼られながらも、らしからぬ美味しさを纏ったワインなのですよ。

イタリア随一のエノロゴ、リッカルド・コタレッラは長年このワインを造り、高い評価を獲得し続けている。
レオナルディもコタレッラも、優れた造り手であるのは間違いない。
この呼称を名乗らず、美しいパッケージでもって販売することもできたはず。
それでも彼らがこのワインを造るのは、なぜか。
彼らの土地への愛、それがこのワインを造り続ける理由、と僕は思うのです。
そんなことを考えながら飲むと、味わいもまた広がりをみせるでしょうね。

ときには、
「ベタなワインなど、ない」
と仮定して、飲んでみてはいかが?

とはいえ、スーパーで売ってるホンマの観光客向けのんは、おすすめでけへんで!(笑)


by enotecabianchi | 2021-02-22 14:02 | ニッポンの、すごいとこ。 | Comments(0)

by enotecabianchi