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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

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イタリアワイン

昔、こころに決めたこと。


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タンクレディ 2017 (ドンナフガータ)

ヴィンテージ移行しました。
この造り手を扱いたいと思った最初のワインが、デザートワインのベン・リエと、このタンクレディだった。
2001年のヴィンテージが登録されているからもう15年以上の扱いになるが、
よく見るとヴィンテージ変更に伴ってラベルもマイナーチェンジしたようね。
サイズが少し小さくなって異国風の建物に強くスポットが当たるようになった。
つぶさに見比べると、鳥も飛んでいるしラベルに使われる金色の量も増した。
こういった変化は見比べないとわからないものだが、毎日の入出荷を繰り返し長く扱っていると、
ほんの些細な変化にも気づくようになる。
近頃はスタッフ木下くんの方が詳しいだろうけどね。

エノテカビアンキは、ヴィンテージはもちろん、ラベルや他のパッケージに変化があり、
それを欲するお客さんには、伝えるよう心掛けている。
そうすることで話題が広がったりするものだからね。

インポーターによっては、この変化が担当ベースではわからないことがあったりする。
たとえば毎日の出荷作業を倉庫会社に委託しているインポーターは、ほとんどがそうだと思う。
エトリヴァンで働いていた頃は、出荷作業はもちろん、イタリアからの荷卸しもスタッフが行っていたから、
それらの変化には敏感だった。
倉庫会社に委託する経験しかなかった当時の僕にとってそれは新鮮な驚きだったし、
届けたお客さんから、「ラベル変わったんですね」って恥ずかしいご指摘をもらった経験を想い出して苦笑したものだ。

エノテカビアンキを創立したときに、決めたことがある。
それは、
<インポーターからの情報を、酒販店で止めてはならない>
ということ。
インポーター時代、帳合の酒販店にレストランへのワインの見積書を依頼したら、1カ月経っても送られず商機を逸した、
なんてことは2度や3度ではなかった。

そんな苦い経験から、
「ひとの頑張りを、自分の無神経な振舞いで無駄にしてはならない」
酒販店という<パイプ役>になるとき、そうこころに決めたのです。
とはいえ、ウチがワインリストを作るようになってからは見積書の依頼はほとんどなくなったけれど。
ワインや造り手の情報もまた、価格と同じく、酒販店で止めてはならないものだ。
だからウチは、造り手と会って話をしたりした経験は可能な限りレポートするし、
そうすることで、普段扱っているワインとの距離が少しでも縮まればと願っている。

エノテカビアンキはこれからも、生きた情報を発信し続けます!
という自分アピールのブログでしたー。

ところでここまで読んで頂いた、
親愛なるビジネスパートナー、各インポーターのご担当さま。
欠品やヴィンテージ変更に対して口うるさいのはこういった理由によるものです。
<怒れる酒販店>では決してありませんので、怖がらんといておくんなはれ~ッ。
おいしいワインや造り手の情報、いつでもお待ちしまんにゃわ♡


by enotecabianchi | 2021-02-15 18:37 | ちょっと自慢したいこと。 | Comments(0)

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