知的妖艶ヴェルメンティーノ。
7月のDMが届いた頃と思うが、とにかく新着ワインが多い月になりましたね。
誰でもそうだが、羅列だけではわからない。
せやから、ここからしばらくは新着ワインのご紹介~ッ♬
まずは!
着実に知名度を上げている造り手。
最初にお会いして食事をしたのは4年前。
その時に出合ったのが同社が造るヴェルメンティーノのスタンダードレンジ、「エティケッタ・グリージャ」。
そのグレープフルーツのような爽やかさそして、意味由来のミネラルは飲み手を選ばない、きわめてデキのいい白。
アッビナメントにもやたら重宝したりするすごいワイン。
「グリージャ」のスケールがさらに大きくなったヴェルメンティーノが、「エティケッタ・ネーラ」。
ヴェルメンティーノの中では気合の入った価格だから、これがこの造り手の最上のヴェルメンティーノ、
って思いこんでいたらその上があった!
それがこのワイン、ヌーメロ・キウーゾ。
価格は「ネーラ」の倍だ。
しかし、樽を使わずしてここまで多面的に造り上げたヴェルメンティーノを、僕は経験したことがない。
またこの先、これに比肩しうるヴェルメンティーノが出てくるのだろうか、と思えるほど。
このワインは、この価格でいいのです。
造り手がラベルの色を<黄金>とした意図がよくわかる。
海由来のミネラルはスケールが大きく、液体としての濃度が高い。
上質なメイプルシロップのような香味を伴っていながら、また飲みたいと思わせる絶妙なバランス。
艶っぽい、しかし知的で上品な色気をまとったヴェルメンティーノ。
美しさを最大限に発揮するための優美なグラスをお忘れなく。
飲み手もまた相応の装いと知的さ、感受性が求められる。
そうしてゆったりと、エレガントなエスコートができたなら、
あとはじっくり、甘く危険な香りに落ちてゆくとしよう。
なにこのブログ?(笑)
あ、妄想に最後までお付き合い頂いた方にちょっとした情報をw
2018年の「エティケッタ・ネーラ」が<白ワイン・オブジイヤー>に輝いたのは先述したが、
2019年も連続して<白ワイン・オブジイヤー>を獲得したのだそうな!
快挙やな!と思ったらさらに!
ルナエは今年、<ワイナリー・オブジイヤー>をも獲得したそうだ!
これから先、エラいことになる予感♬