夢について語ろう。これ飲みながら。

個人的グレイトなワインで綴る年末。
今日のワインは、先日来阪され食事をご一緒したチンツィア・トラヴァリーニのワイン。
イル・ソーニョ。トラヴァリーニ家の夢が詰まったワインだ。
このワインがリリースされ、そのプロモーションにチンツィアがウチに来たのは確か7年も前のことだ。
チンツィアはこのワインの誕生秘話やそのこだわりを細部に至るまで語ってくれた。
そしてインポーターの当時の担当兼通訳さんは僕にこう言った。
「数が少なすぎて全ての人に案内してません。
ボクは丸谷さんに買ってもらいたい。
このワインはゼッタイ買うべきですよ!」
なんともストレートなセールストークだが、彼の言には妙な説得力があって結局ケースで買った。
そして彼はこう付け加えた。
「ボクもプライベートで買いました。テヘッ!」
そんな彼は今夜、西宮の自分のお店で、自分のお客さんと一緒に、このワインを開けるのだそうだ。
自分のお店を持って、自分の惚れ込んだワインを、自分のお客さんと一緒に楽しむ。
彼はこのワインを買った7年前、そんな夢を見ていたのだろうか。
もしそうなら、すごいよね。
いやきっとそうだ。彼のことだから。
常々、自分の仕事を残念に思うことがある。
それは、自分が昔惚れ込んで仕入れ、長く熟成させて、最高の状態になったワインを販売しても、
最終的にそれを飲むお客さんの表情を、見ることができない。
これはホントに残念なこと。
だから、熟成させたワインを販売したお客さんから、
「感動するくらい美味しい!って喜んで頂けましたよ!あのブルネッロ!」
なんてコメントを今日も頂いて、にこやかに、しかし平静を装っているが内心、
悶絶級に喜んでいたのですよ。
あぁ、この仕事やってて良かった!
ってね。
せやから皆さん、よければご意見お聞かせくださいな。
おだてたらナンボでも昇ってゆくタイプやさかいに~♬(笑)
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!美味しいワイン、いっぱい寝てます♬ ~