イタリアを感じた夜。
嵐のような月初1日金曜日!
しかしその日の夜は、前日一緒に大阪を巡ったアントニオ・アルジョラスとの食事のために一路、夙川へ。
山道を車で走ること10分。
ぽつんと一軒家が佇む。
<ポンテ・ミラボー>。
イタリア郊外のリストランテに来たような錯覚を覚えた。
そして主催者が3人ともイタリア人だから、ここはもうイタリアやね。
<羊のロースト グリーンピース添え>
この写真で注目すべきは、イヴァンの「どや顔」w
このお料理にはアルジョラスの<コレム>が合わせられたが、もう最高のアッビナメント♬
コレムは、ラベルの金貨に描かれている女神の名前。
この金貨はコレムが造られる畑から出てきたもので、カルタゴ人の金貨。
つまり、今から2500年も前のもの。
ローマ時代よりも前にこれほどまでも精度の高い技術があったとはね。
コレムは農業の女神で、それはそれは美しい容姿をしとったそうな。
ある時、地獄から悪魔が現れて、コレムを見るや一目で気に入り、地獄へ連れ去ってしまった。
暖かかったカルタゴは彼女が居なくなるとたちまち寒い風が吹きはじめ、冬が訪れた。
年が移り、コレムがカルタゴに戻ってくるとまた暖かくなり、春がやってきた。
「四季」の誕生だ。
こんな伝説が今もこの地で語り継がれている。
アントニオから色んな興味深い話を聞いたが今日はこのへんで。
またどこかでね。
イタリアの風を感じた心地良い夜でした。
ありがとうアントニオ!そしてどや顔のイヴァン♬
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!神話って面白いね。とりわけ、それがワインに絡んでくればなおさら。~