富山が好きになりました。
富山2日間の日程が終わった。
初日、ランチのアポイントがなかったという理由で、前回と同じく駅前の〈美喜鮨〉さんへ。

美術の専門家の人がラジオで、
「そこに展示してある美術品をすべて理解しようとする必要はありません。
ご自身がお好みの作品がひとつでも見つけられれば、それでいいのです。」
って言ってたけれど、なるほど。
まったくわからへんw
それで良いのですね。

少なくとも自分の日常にはない静寂を体感できたし、茶室〈墨光庵〉では、
美しく淑やかな、着物を纏った女性が美術品の、そして富山の魅力を話してくれた。
週に一度だけここに勤めているのだとか。
名は聞かなかったが、きれいなひとやったなぁ。
帰り際、半ば本気で、「また来ます。」なんて言うてしもた。
美術なんて全くわからんのに何の目的や?

美術館を出たら、立派な入道雲。
駅前に戻ってさらに散策を続けると、地下道には〈富山自慢〉のポスターが多数飾られていた。

とりわけ気に入ったのは、滝の写真。
そこには、
「泣いているのを気づかれないように、
わざとびしょ濡れになった」
とある。
もうそれだけで、ドラマやね。いろんな推測が頭をよぎる。
タイトなスケジュールをこなしていては絶対に見えることのない景色。
今回は富山という街をじっくりと見ることができた。
そして思った。
富山、ええ街やわぁ。
好きになってしもた。