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イタリアワイン

モンタルチーノで逢いましょう。


 アゴスティーナ・ピエリのフランチェスコはいろんなことを教えてくれた。

モンタルチーノで逢いましょう。_d0212522_20502687.jpg
 高台から畑を見下ろせば超早口で、
「あそこはアルジャーノ」「その隣はセスティ」「あそこからあっちまではバンフィ」
「向こうに行けばモンテクッコ、あっちがマレンマだよ。」

モンタルチーノで逢いましょう。_d0212522_20504938.jpg
 畑を見学すればまたも超早口で説明する。
「この道の右側はウチの畑、左はシーロ・パチェンティのものだ。
 どうだい、仕立ても葉の残し方も、まるで違うだろう?」
 ホントに! まるで違う!
 とりわけ葉の残し方には驚いた。
 シーロ・パチェンティの畑は、葉は適度に刈られていて、畝間からはその先が見渡せる。
 葉を取り除くことでブドウに凝縮感を与えるのだ。
 対してアゴスティーナ・ピエリは、いわば「ボーボー」だ。無論これには理由がある。
 葉を残すことでブドウが持つ水分を保つためだ。
 それは結果、ワインの味わいに如実に表れる。
 シーロ・パチェンティは凝縮したブドウを収穫してバリックで熟成し、インターナショナルなブルネッロを造る。
 アゴスティーナ・ピエリは果実感を重視し、みずみずしいブルネッロを造る。
 親族ではあってもここまでスタイルが異なるとはね。

 モンタルチーノの街を散策中、フランチェスコは語った。
「モンタルチーノは素晴らしいワイン産地だ。
 しかし、いや、だからこそ、モンタルチーノを目指す人の目的はほぼ100%、ワインだ。
 他に何もない。そこが少し、残念だ。」
 素晴らしい産地に恵まれていても、やはり悩みはあるのね。

 イタリア商事とはもう20年の付き合いになるが、アゴスティーナ・ピエリはまだ一度も日本に来たことがない。
 それどころか、飛行機での移動を必要とする国には行ったことがないし、これからも行かないという。
「飛行機怖いんちゃうのん?(笑)」
 って聞いたらこう返ってきた。
「いや、そうじゃない。その国のインポーターを信頼しているのさ。」
 おお!いい話やね!
 イタリア商事さんの株もグッ!と上がった瞬間だ。
 つまりアゴスティーナ・ピエリという造り手には、モンタルチーノへ直接行かないと、会えない。
 
 来月から北ヨーロッパを営業して巡るそうだ。
 全てを切り盛りするフランチェスコは忙しい。

「現地へは飛行機で?」
「いや、この車さ。」

 怖いんやん!(笑)

 そんなオチャメなフランチェスコでしたー♫

モンタルチーノで逢いましょう。_d0212522_20511219.jpg
 Grazie! Francesco!
 あなたのおかげでモンタルチーノが更に彩り溢れる街になりました。

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by enotecabianchi | 2019-07-20 20:52 | イタリア旅行記。 | Comments(0)