国家元首。
ルネサンス美術に触発されて、それにまつわるワインをいくつかご紹介したその第一弾は、
ヴェネツィア派の画家 ジョヴァンニ・ベッリーニが描く、
<元首レオナルド・ロレダンの肖像> だったが、
その文中に カーポ・ディ・スタートのことを書いたもんやから、飲みたくなって仕入れてみた。

イタリアには数多くの 「ボルドー・ブレンド」 と呼ばれるワインが存在するが、
何を隠そうイタリアで最初に造られたボルドーブレンドのワインが、このカーポ・ディ・スタートなのよね。
だから、イタリアワインというよりもボルドーのワインに似るが、
それはそれは 「歴史を味わう」 ともいいたくなる荘厳さだ。
そして そのブログの最後に投げかけた、担当さんへの質問が返ってきた。
なにを聞いたのかというと、
「元首レオナルド・ロレダン と ロレダン・ガスパリーニとは、血の繋がりがあるのだろうか?」
というもの。
まぁ どの地にも同じ姓を持つ人なんてたくさんいるからねー、
なんて あんまり期待していなかったら、なんとこれが、
直系の子孫!
だそうだ!(ビックリ!)
元フランス大統領シャルル・ド・ゴールに敬意を表して、
「カーポ・ディ・スタート(国家元首)」 と名付けられたそうだが、
自身の先祖を思ってのネーミングでもあることは、間違いありますまい。
しゃーけど、
そういった事実を とりわけアピールするでもなく聞かれたら答える、このスタンス。
良し悪しは別だが、トスカーナ地方の貴族とは大きな差があるね。
バローネ・リカーゾリはその良き対照例といえようか。
常にスター的な貴族がいたトスカーナ地方と、
誰かが抜きんでることなく冷徹なスタイルを貫いたヴェネツィア。
なんだかルネサンス期の政治体制を見るようで面白い。
おぉ!
そういえばリカーゾリ男爵の末裔も、ロレダン家も、
同じ会社が輸入しているね。
日本におけるイタリアワインの普及に大きく貢献された会社だ。
次はどんな素晴らしいワインを紹介してくれるのか。
ワイン飲んだら壊れ方が半端ない担当さんの力量にも、
大きな期待を寄せているのです w
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!歴史にリンクしたワイン、好きです。 ~