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イタリアワイン

立ち位置を確認し、造り手のコンセプトを理解する。


 先日のテイスティング風景。 ↓

立ち位置を確認し、造り手のコンセプトを理解する。_d0212522_20053049.jpg
左から、
ロエーロ・アルネイス・トリニタ 2017 (マルヴィラ)
ロエーロ・アルネイス・サリエット 2011 (マルヴィラ)
ロエーロ・アルネイス・チェク 2017 (モンキエロ・カルボーネ)

 ねぇねぇサリエットの彼女ぉ?
 髪をショートカットにしてみない?

 実は先日、棚卸 真っ最中の2月28日、マルヴィラのロベルトさんがウチに来てくれた。
 アルネイスはホントにたくさんの造り手を扱っているが、今はマルヴィラのものはリストに載っていない。
 過去に載せていたが、売れなかった。
 何故かって?
 売り方がわからなかったのね。
 今回、ロベルトがウチに来てくれたことで初めて、彼らのワインをじっくりと、
 説明を受けながらテイスティングした。
 すごく勉強になったし、美味しかった。
 
 が、彼らの立ち位置が、まだわからない。
 売り方が見えない理由のひとつはこれだ。
 マルヴィラだけを飲んでいては絶対に解らないと判断したから、
 これらの比較対象となりうるアルネイスを、一緒に飲んでみたわけね。

 そうして、ようやく見えた気がした。

 この価格にあって 「チェク」 はよく売れている方だと思う。
 その大きな理由は、
<果実の丸み>
 にあるとみている。
 果実のヴォリューム感とゆるやかな酸。
 口に含んだ時の酸の感じ方が鋭角ではなく鈍角なので、
 まろやかに感じる。
 極めてウケがいいのはそういった理由による (と思う)。

 トリニタは、チェクと比べると閉じている。
 果実のヴォリュームを感じるがそれよりも、ミネラルとシャープな酸を感じる。
 それが第一印象。
 そして! ブルゴーニュグラスに移し替えてゆっくりと味わうと、甘味が増す。
 そう。 時間がかかるのだ。
 なぜか?
 何よりも忘れてはならないのが、マルヴィラは アルネイスをはじめとした
 白ワインのストックが (むろん赤ワインもだが) 非常に多い、ということ。
 つまりマルヴィラは、リリースしたてのものよりも断然、「少し寝た」 くらいのワインの方が美味しい。

 これね、同じヴィンテージ、同じ場所、同じブドウ品種での比較コメントなのね。
 全く条件が同じでここまではっきりと味わいの方向性が異なるのは、
 造り手のコンセプトが違うからだ。
 良し悪しではない。 スタイルの話ね。
 それを理解したうえで飲むと、味わいの要素が一つ増すよ。

 チェクとトリニタはステンレス熟成。
 対して サリエットは、樽での熟成を経る。
 そのためか、味わいに蜜のようなニュアンスを帯びていて、強い。
 小さいグラスで試していると 1本飲むのは難しいかなと思ったが、
 ブルゴーニュグラスに移すと表情は一変!
 透明感が劇的に増し、瑞々しく変化した。
 
 ウチではこのサリエットをリストに載せることにした。
 トリニタもエエなぁ あのミネラル感・・・。
 買ってしばらく寝かせてみよかなぁ ♫

 棚卸のバッタバタの中でのテイスティングだったが、
 この発見は大きな収穫でございました。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!!頑張って、売りまする~♫ ~


by enotecabianchi | 2019-03-07 20:06 | 比較すると見えてくる。 | Comments(0)