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イタリアワイン

今週は ラ・モッラからもうひとり、ドージオ ♬


 造り手さん来社~ッ♬

今週は ラ・モッラからもうひとり、ドージオ ♬_d0212522_20081572.jpg
 なんかうしろのペンチが気になるな。。木箱を開けた後のクギを抜くためのものね。 って誰が興味あんねん!

 ピエモンテ州 ラ・モッラの造り手、ドージオからオーナーのマッシモさん。
 おぉ! まさかの今週2社目の ラ・モッラ生産者!

 ドージオはバローロ・エリアの中で最も標高の高い <セッラデナリ> にカンティーナを置く。 その標高は500メートル。
 なるほど確かに、バローロでこの高さは聞いたことがない。
 ピエモンテの土着品種、ネッビオーロ、バルベラ、ドルチェット、フレイザに加え、バローロの造り手としては意外だが、カベルネ・フランとメルロを栽培する。
 今回、マッシモさんの説明を受けながらテイスティングして採用となった 「ランゲ・ネッビオーロ “バリラ”」 には、15%のカベルネ・フランがブレンドされている。
 ランゲ・ネッビオーロの規定では、85%以上のネッビオーロを使うことが義務付けられている。
 残りの15%は造り手の個性を表現することができ、ドージオは、カベルネ・フランを選択した。
 その目的は、<やわらかさを付与> すること。
 新樽ではないバリックで24か月の熟成を経たワインは確かに、やわらかい。
 ネッビオーロの持つ 「強さ」 と 「酸」 をカベルネ・フランがうまく和らげてバランスを整える。
 バローロの造り手では他に例がないであろうこのブレンド。
 「面白い!」 と取った方が発見があるね。

 そしてもうひとつ、採用となったのが、彼が手にしている 「バローロ “フォッサーティ”」。
 フォッサーティの畑は全体で15ヘクタール。 それを7~8社が分け合って所有する。
 畑は ラ・モッラ村とバローロ村に跨っていて ドージオが所有する1ヘクタールはバローロ村側にある。
 つまり、彼の造るワインの中では唯一、バローロ村のワインとなる。
 標高350メートル。 東・南東の斜面。 1ヘクタールから5000本を産する。
 ラ・モッラと比べると石灰の比率が高く、アグレッシヴなタンニンを有する。
 42カ月もの間、大樽で熟成される (一部バリック)。
 それだけに やはりカタいが、そのカタさを求めるお客さんもいるし、寝かせてエエ具合に柔らかくなったものを求めるお客さんもいる。

 永くお付き合いしながら、売ってゆくとしよう。
 Grazie ! Massimo san ♬

☆ おまけ ☆
 初来日のマッシモさん。
 敢えてイタリア料理を外して日本料理を食べに連れて行ったら、その中で一番気に入ったのは 「鰻の蒲焼き」 だったそうだ。
 でも今夜、「神戸牛」 を食べるらしいから、一番は取って代わるかもねぇ・・・。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 10月、思った以上にバローロが増えるぞこりゃ・・・。 ~


by enotecabianchi | 2018-09-20 20:23 | ワインの造り手。 | Comments(0)

by enotecabianchi