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イタリアワイン

お盆やさかいにね。


 今回はかなり個人的な回想録。
 ワインのコメントは、ほとんどないよ~。


 昔、僕のじいちゃんが亡くなった時、
 当時まだ小さかった親戚の子が、寝ていると思ってじいちゃんのおでこを撫でた。
(え?冷たい・・・。)
 笑顔だったその子の表情はたちまち曇り、やがて大声で泣き出した。
 その子にとって、「この人は死んでいる」 と初めて体で感じたのだろう。
 今も強く心に残っているシーンだ。 そんな彼も大人になったから、今度会った時に聞かせてあげよう。


 6年前に母が亡くなった時、僕はなぜか落ち着いていて、しなければいけない事を淡々と片づけていった。
 告別式が済み葬式も済んで、斎場へ。
 まるで眠っているような母の姿はそこで焼かれ、骨だけになって返ってきた。
 その時、僕の体は初めて、「母は死んだ」 と強く認識した。
 さっきまでそこに横たわっていた人が骨になるのを目の当たりにすれば、否応なく、死を受け入れるのだろう。
 斎場で見る骨には、そういう効果がある。
 リリー・フランキーは名著「東京タワー」で、その時の母の骨をひとつつまんで口に含み、食ったそうだ。
 その気持ち、よくわかる。
 母の死を心身ともに受け入れた僕は斎場を出たあと、一人、大声で泣いた。
 あの親戚の子のようにね。

 子供の頃、田舎の宮崎で見た盆提灯。
 大阪ではほとんど見かけないが、あの優しくて鮮やかな、しかしどこか寂しげなあかりが、僕は好きだった。
 宮崎にはもう行く理由がなくなったけれど、お盆くらいは故人に想いを馳せようと思う。
 ええワイン飲みながらね。


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レ・ペルゴレ・トルテ 2013(モンテヴェルティーネ)

 亡き叔父のサルスベリと一緒に。
 毎年、夏の盛りともなると色鮮やかに咲き誇る。

「この花が咲いてる間はなぁ、ずっと暑いねん!」

 そう苦笑しながらも どこか誇らしげな叔父を、この花を見るたびに想いだす。
 レ・ペルゴレ・トルテ は、何かを考えながら、とりわけ 誰かを想いながら飲むに最適なワイン。
 さ、ほなそろそろ、飲みましょか ♬
 みなさん、佳い休日をお過ごしくださいませね。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 12日(日)から15日(水)まで、お盆休み頂きます ♬ ~


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by enotecabianchi | 2018-08-11 14:08 | ワインの話じゃないけれど。 | Comments(0)