島の中の 「島」。
造り手さん、来社~ッ!
シチリア島 エトナ。 「鬼才」 と呼ばれる アンドレア・フランケッティ のカンティーナ、パッソピッシャーロ から、
パッソピッシャーロ から10分の距離に住む、生粋のシチリアーナ であり、エトナっ娘。
彼女は 「エトナ」 という土地のことを、
「Isola dentro Isola (島の中の島)」 と表現した。
エトナは、特異だ。
いかに特異であるかを、この造り手は体現しているといっても良い。
今回の目的は、パッソピッシャーロ が造る 「コントラーダ・シリーズ」 の2014年、5つ全てを、比較テイスティングすること。
まず、2014年というヴィンテージについての説明。 トスカーナやピエモンテでは、良年とはいえないヴィンテージだそうだが、パッソピッシャーロにとっては、ここ20年で 最も良い年なのだそう。
「こういった良い年の比較は 逆に、それぞれの個性を捉えるのが難しいかもしれないわね。」
と レティツィアさん。
しかしながら その味わいは、全く異なるものだった。 色あいから違うのだから、驚くばかりだ。
特筆すべきは、カンティーナのある 「グアルディオーラ」 と 「シャラヌオーヴァ」 は、歩いて5分と離れていないにもかかわらず、その個性はまるで違っていた。
通訳兼、「大いなる補足説明」 をして頂いた ワイン商の林さんは、
「グアルディオーラ はこの5つの中の、いわば <生徒会長>。 最もバランスが整っている。」 という。
それは、カンティーナの名を冠する ワイン、「パッソピッシャーロ (今は 『パッソロッソ』 なんていうダッサーい名前w)」 を飲んでも、氏の言わんとしていることがよく解る。
パッソピッシャーロ には、グアルディオーラ からのブドウが半分近く使われているのだ。
そんな、「超」 が付くほどのマニアックなお話。
いつまでも聞いていたかった。
1時間の予定が 30分延びての説明だったが、それでも全く時間が足りない。
おそらく1日かけても、語り尽くせないのではないか。
こぼれ話いろいろ。
アンドレア・フランケッティ さんの意外な一面も知れて、よかった。
来社が決まった時、実は考えていたことがあってね。
(ないと思っていたが万が一) 時間ピッタリに話が終わったなら、
ウチで寝かせていたこのワインを、一緒に飲んで語り合えたら、
なんて思ってたんやけどね。
ハイ! 夢と終わりましたので、このコは もいっかい、寝床につきましたとさ w
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 比較試飲、おもしろいッ! おもしろいッ♬ (ゴラ のまねw) ~