変わろう。 変わらないために。
造り手と、同行営業~ッ! ブログ編 ♬
バローロの雄、ピオ・チェーザレ。
今回はそこから、現当主 ピオ・ボッファ のいとこにあたる、アウグスト・ボッファさん。
大阪市内を一日、走り回った。
相次ぐインポーター変更の影響で、レストランで見かけることが少なくなったね。
そやから 今回の目的は明白だ。
本来もっと知られて、使われるべき同社の 「顔」 的ワインを、再認識してもらおう!
そのワインとは、
ガヴィ、バルベラ・ダルバ、そして バローロ だ。
それらを持って 8軒、レストランを巡った。
昔 銀行員をしていたというアウグストさん。
以前訪問した大阪のお店が、カバンの中できっちりファイルされていて、イタリア人にとっては難しいであろう 日本人の名前を、車の中で復唱しながら覚えてた。
マジメやなッ ♬
そんな彼だから、お客さんへ訪問する前に、今回のコンセプトと予定訪問件数を伝えて、1件あたりの持ち時間を伝えたら、キッチリ、それに沿って話を進めてくれた。
めちゃマジメやんッ ♬
そんな彼も、軒数を重ねていくうち緊張がほぐれ、楽しそうにお客さんと話していたのが微笑ましかった。
そして夜は、美味しい美味しい 彼らのワインと お料理と ♡


これらには、ガヴィ 2015年が合わせられた。
うンまいわぁ ♬
その後も素晴らしいアッビナメントを楽しんだのだけれど、
あらためて感じた特筆すべき ピオ の特徴は、その 「安定感」。
飲む人を笑顔にする。
今日のレストラン巡りで、エエ笑顔の人、いっぱい見つけた。
1881年創業、そして、アルバの街の紋章を掲げることができる唯一の造り手、という事実は、飾りではない。
1日一緒にいて、「伝統」 という言葉を、とりわけバローロに対してよく使った。
彼らのバローロは、セッラルンガ や モンフォルテ などに点在して所有する畑からの ネッビオーロをブレンドする、伝統的バローロの造り方だ。
「最近所有した モンフォルテの 『モスコーニ』 も、それだけを醸して畑名を名乗ることもできるが、ピオはそれをしない。 まず造られる量が少なすぎるし、良いものを安定供給することこそが、ピオの務めだし、伝統だからね。」
また彼は、こうも言った。
「伝統とは、不変ではない。 基となる考えを守りながらも、最良のものへと更新すること、これが伝統だよ。
変えないことが、良いことではない。」
このコンセプト、どこかで聞いたような・・・。
そうや。 トヨタのキャッチコピー!
< 変わろう。 変わらないために。>
国も業種も違うけれど、
フロントランナーの共通点を見出して 嬉しくなった夜。
とても 69歳とは思えない活発なアウグストさん。

って約束しましてんw
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 造り手の熱を、感じよう。~