〈愛の妙薬〉 は ほんまもん。

画像は先週 来日していた トスカーナ州 ピサ の造り手、イ・ジュスティ・エ・ザンツァ の当主、パオロ・ジュスティ さんを囲んでの晩餐の一皿。
このお皿に合わせられたのが、同社のフラッグシップ・ワイン、

現行は 2011年だが、この晩餐では 2008年のマグナムボトルが呈された。
うまいのなんのってw
元々建築家だったパオロさん。
そして、オペラをこよなく愛する人でも知られる。
そんな彼に、こないだのブログ ( → コチラ ) に書いた質問を投げかけてみた。
「造るワインがどれもエレガントなのは、食事を楽しむためのワインでありたいと思ってのこと?」
それに対して、
「全くその通り。 そう感じてくれてとても嬉しいよ。
食卓のワインは、それもまた 〈料理〉のひとつであってほしい、僕はこう考えているんだ。」
その後もたくさんの質問に答えてくれたが、最後に、先の質問と同じく、確信はあるものの 本人に直接伺いたかったことを聞いてみた。
それは、
「(オペラ 〈愛の妙薬〉 に出演する人物の名をワインに付けているが)、薬売りの ドゥルカマーラ が 若者 ネモリーノ に 〈愛の妙薬〉 と偽って売りつけたのが ボルドーワイン だったことから、ワイン 〈ドゥルカマーラ〉 がボルドーセパージュ なんですよね?」
というもの。
それに対して パオロさん。
「いや。 これは単なる偶然 (笑)
ドゥルカマーラの畑にはたまたま、ボルドー品種との相性が良かったんだ。」
聞いといて良かった~~~~~~~ッ!!
って、ホッと胸を撫で下ろしましてん。
「90年代。 誰にも知られていないこの地で 僕は、スーパートスカーナ を造る! と決心したんだ。
そうしてできたのが 〈ドゥルカマーラ〉。造られたのはたったの 3000本。 1996年のことだ。」
造るべくして造られた スーパートスカーナ、ドゥルカマーラ。
結果そうなのかもしれないが、このワインを単に 「商業的ワイン」 と呼べるだろうか?
彼の信条である、「ワインは料理のひとつ」 ということを条件としながら、名だたるスーパートスカーナ たちと比肩するのは、並のセンスではない。
ワインの味わいが、そんなパオロさんの人柄を表しているんだよねぇ。
楽しい楽しい晩餐会。
「次は大阪市内を走り回ろーゼッ!」
って約束しましてん ♡
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! そやな。 ~