オンナのネッビオーロ。
ピエモンテ州 ネイヴェから、バルバレスコの造り手、「トレ・ドンネ」。
トレ・ドンネ(3人の女性)、なんや気になる名前やがな。
4代目となる当主は、アントネッラ、ロザンナ、ダニエラ という3人姉妹。 彼女らのお父さんが、その名前を付けたのだそうな。
女の家系のようで、写真を見せてもらうと先代の アレッサンドロさん以外は全て、女。
トレ・ドンネ の3人姉妹、写真を見ていると、どこかで見たような。。。
長女は一番知的だがやや控えめ、しかし色気がある。
二女は、社交的でしかも2人の良い所をもバランス良く持ち合わせている。
末娘は専門分野がはっきりしていてそれに没頭するのを2人の姉が見守る、みたいな構図。
「キャッツ♥アイ」 ですやん。 北条司の。
今日来てくれた マルティーナは、アントネッラさんの娘。 アントネッラは長女やから、キャッツ♥アイ でいうところの、「るいねえさん」 ね。
そして大男にして 大きなよく通る声の持ち主、ピエルニコラさんは、ロザンナさんの夫。 おぉ! キャッツ♥アイでいう、「としおさん」。
あ、もうよろしいか。
ネイヴェ に本拠を置くなか、末娘:愛、じゃない ダニエラさんの夫が、ロエーロ に畑を所有していて、そこで アルネイスとネッビオーロを造っている。
同社のラインナップに 「ロエーロ・アルネイス」 があるのはその理由によるが、「ロエーロ・ロッソ」 は、売れるほどは造れないことから、ネイヴェのネッビオーロと半分ずつブレンドして、「ランゲ・ネッビオーロ」 としてリリースしている。
これが、実に美味しかった。
ロエーロ と ネイヴェ のネッビオーロを半分ずつ。
ここでは基本的にバリックは使わず、 トンノー と呼ばれる、500Lの中樽を使う。
そのトンノーも、フランス・アリエ産の ミディアムトースト と決めてある。
特筆すべきは、その 「熟成期間」 だ。 たいていの ランゲ・ネッビオーロ は1年未満で樽熟成を終えるが、ここでは約2年、樽での熟成を経る。
だから現行ヴィンテージは他のものより1年ないし2年遅れていて、2012年。
軽やかで華やか。 そして甘い香り。
甘く丸いタンニン。 上向きの熟成感。
飲み心地は、最高だ。
バルバレスコももちろん良かったが、価格を聞いてびっくりしたのが、ランゲ・ネッビオーロ だった。
やっぱり キャッツ♥アイ には負けるわぁ。
即オーダーしちゃった ♡
帰ったら 「杏里」、聴こうっと。
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 艶やかなワイン、ええやん。 ~