「コスパ」 という言葉が嫌な理由。
について、今日は書くとしよう。
コストパフォーマンス。 略して 「コスパ」。
費用対効果 : かけたお金に対してどれだけの得があったか という意味ね。
それ自体が嫌なのではない。
かく言う僕も、「より良い品を より安く!」 をモットーとしている 「スーパー玉出」 のお膝元出身やさかいにね。
シビアに考える時は、考える。
ただ、何でもかんでも 「コスパ」 を基準に考えると、大事なものが見えなくなってしまうよと、言いたい。
「永遠の0」 の著者、百田尚樹氏 はこう言う。
「その考えはある意味で合理的と言えるかもしれないが、
そこには何か大事な価値観が抜け落ちているような気がした。」(百田尚樹著「大放言」より引用)
外食でいえば、料理の味や店の雰囲気、サーヴィスなどは、「満足感」 であって、それらは数値化できるものではない。
300円のカレーと1000円とでは、味わいが3.3倍 美味い、なんてことはありえない。

ペルカルロ 2001 (サンジュスト・ア・レンテンナーノ)
ワインだって同じ。
こういうワインは、「コスパ云々」 の話とは無縁で、あり続けてほしいものやね。
しゃーけど、「コスパ。」 て、安っぽい言葉やなぁ。
~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ! 金輪際、「コスパ」 という言葉は使わない。 ~
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by enotecabianchi
| 2016-07-14 20:21
| ちょっと言いたいこと。
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