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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

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イタリアワイン

ヴェネツィアに乾杯!

 さてさて今日は、「海の共和国」 に戻って、トリ を飾るに相応しい、

「ヴェネツィア共和国」

 へと 旅しよう。

 勢力の順では ヴェネツィア が最後発となるのは 先述の理由によるが、歴史的重要度では、このヴェネツィアが第一となる。

 何故か?

 ウィキペディア には、
「東地中海との貿易により栄えた」 とある。 しかも、
「1千年という、歴史上最も長く続いた共和国」 とも紹介している。

 では何故、それが可能だったのか?

 法と商の平等性を最重要と考え、領土がないために海に出て交易することを第一とした。
 また、十字軍 や 異端裁判などが行われていた中世ですら、信教の自由が認められていた。その結果、東地中海にあるもう一つの一神教、イスラム もその交易相手となった。
 共和国だから、王はいない。 国の舵をとるのは、「国会」 だ。
 そして支配階級に属す者の汚職は 死刑 と決められており、法律は船乗りの給料に至るまで厳しく決められていたのだとか。
 また、現代の 「シークレットサーヴィス」 の元祖は ヴェネツィア であるといわれるほど、情報収集能力に秀でていた。

 長く続いた理由は他にも色々あるんだろうけどね。

 16世紀のヴェネツィアを、塩野七生さんはこう書いている。

<21世紀の現在にヴェネツィアの街をおおっている、目に見えない薄いグレーのヴェールをとりはずして、ていねいに洗って磨きあげたとすれば、その下から現われるのは、燦然と輝く華麗で豪華な16世紀のヴェネツィアである。当時のヴェネツィアは、ヨーロッパの宝石箱であったのだ。そして、華やかなのは街だけでなく、そこに住む女たちも生を謳歌していた。ヴェネツィア共和国では、他国の元首を主賓にして元首公邸で催される舞踏会の花は、統治者階級に属す貴族の女たちであった。ヨーロッパの女の流行は、このヴェネツィアから発していたのである。>
(「ローマ亡き後の地中海世界」 より引用)


 当時のヴェネツィアを想起させるような 「華やかなワイン」 とは、何であろうか?

贅沢でリッチな味わいの白ワイン?
骨格のしっかりとした、フルボディの赤ワイン?


ヴェネツィアに乾杯!_d0212522_20281496.jpg

レチョート・ディ・ソアヴェ・クラッシコ “レ・コロンバーレ” 2011 (ピエロパン)

 これには僕は、デザートワイン を挙げたい。

 雰囲気のあるリストランテでの食後、「レ・コロンバーレ」 は心地良い余韻に浸りながら飲むワインとしてこれ以上はない、甘美と優雅。

 そして、甘いだけでは ないのよね。
 「華やかなワイン」 と呼ぶに相応しい。

 「地中海の女王」 とも形容された ヴェネツィアに、
 食後にもういちど、「乾杯」 しようじゃないか。



~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ そうなのね。~


by enotecabianchi | 2016-02-24 21:17 | 歴史もの。 | Comments(0)