ディナーレポート その1。
ヴィヴェラのレポート、コピペ~。
11月11日、ポッキーの日、愛称 「ロリ」 こと、ロレダーナ・ヴィヴェラ が来日、夕食を共にしました。
「女子ってよく喋るでしょ? そしてシチリア人はよく喋る人種なの。私がよく喋るのはそんな理由だから、許してね♡ 」
こんな調子で始まった食事は、終始賑やかで和やかな雰囲気。
モンテ物産が扱うメーカーの中では、最も小さい、家族経営の造り手ではなかろうか。
まだ新しい造り手で、創業間もない頃から日本への輸出が始まっている。最初のコンテナを出荷する時、コンテナの前で、家族で記念写真を撮り、「今から出荷するね。」 とモンテ物産へ送ったという、微笑ましいエピソードも。
ヴィヴェラは、エトナ山北東部の標高550m~600m に位置する リングアグロッサ にある。
パレルモにも畑はあるが、エノテカ・ビアンキ では、エトナのみを扱うことになった。
~ マルティネッラの畑について ~
ヴィヴェラのエトナは全て、このマルティネッラからのブドウで造られる。マルティネッラは、海からも火山からも9kmの距離。それぞれの長所が表現されやすい利点がある。
また、元々が海だった土地なので、溶岩由来のミネラルに加え、海からのミネラルをも感じさせる。森にも近く、繊細な香りと心地良い酸は、その涼しい気候に由来する。
~ エトナ・ビアンコ “サリズィーレ”2011 ~
「カッリカンテ というブドウをストレートに感じられるように、余計なものは入れないし余計な香りも要らない。」
そんな理由から、ブドウはカッリカンテ100%、ステンレスのみの熟成を経る。
味わいは、樽熟成を経ているかのような複雑みとミネラル、アフターに爽やかさが残る上質なワイン。
研究の結果、カッリカンテ はボトル熟成を長く経た方が、味わいに深みが増すことが解り、以後、ボトル熟成を長くしている。だから現行ヴィンテージがこの2011年。複雑みは、そこに起因している。
~ エトナ・ロザート “マルティネッラ” 2014 ~
これがファーストヴィンテージ。3,300本の生産。
ネレッロ・マスカレーゼ100%。
ネレッロ・マスカレーゼ が持つ、 「しっかりとした酸味、色はピノネロだが、ネッビオーロのようなタンニン、そしてミネラル感」、これらを忠実に表現したロゼ。
濃くならないように細心の注意を払い、プレスは全体の60%に留める。だからこその、美しい色あい。畑名を冠しているだけに、丁寧に醸された特別なロゼ。
モンテロッサ (フランチャコルタの造り手) の社長に、「価格設定が間違っている!」 と言わしめたワイン。
~ エトナ・ロッソ “マルティネッラ” 2010 ~
ネレッロ・マスカレーゼ80%、ネレッロ・カップッチョ20%%。バリックでの熟成を経る。
エトナの伝統的ブレンド。
舌ざわりが滑らかで、重すぎないが余韻が長く、エレガント。
ビアンコと同じく、ボトルエイジングを長くしリリースを遅らせる。
「ある造り手が、 『伝統的比率だし法律でも決まっているから変えられないけれど、個人的にはカップッチョの比率をもっと上げたい』 と言っていたけれど、ロリもそう思う?」
という僕の質問に、
「私はそうは思わないけれど、そう言っているのは、ベナンティ? 」
エトナでは皆、手の内が知られているようだ。
それだけ、交流が盛んだということね。
楽しい食事でした。
ディナーでは、こんなお料理たちが食卓を彩りました。






ほいで、この人たちが、「ヴィヴェラ 親善大使たち♡ 」 ↓

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