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毎週月曜日更新♬ エノテカビアンキのブログ。

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イタリアワイン

グローバル。


 サングレゴリオの昼食会のあと、また、

 生産者来日~!!
 まさかの昼・夜、ダブルで イル・ピノーロさん~。

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 トスカーナ州モンテプルチアーノの著名な造り手、アヴィニョネージから、ブレット・フレミングさん。
 名前からの推察通り、イタリア人ではない彼は、同社の輸出部長を務める。

 歴史の永いアヴィニョネージは2009年、新しい女性オーナー、ヴィルジニー・サヴェリス氏により、大きな変革を遂げた。
 その変革とは、次の4つが主軸となる。

① 以前は全生産量のうち40%が自社畑からのブドウ、60%は周辺からの「買いブドウ」を使ってワインを造っていたが、それを100%、自社畑のみとする。

② 2009年以後、50年にわたって、「ビオディナミ」 農法を実践。

③ 主力アイテムである 「ヴィノ・ノービレ」 に関して、30%まで他のブドウをブレンドしていたが、それを サンジョヴェーゼ100% とする。

④ 失われた60%の生産量を、畑を買い足し続けることで解消。 幸いにも今は、畑を買いやすい環境で、順調に買い進んでいる。


 彼はそう話したあと、

 「50年先を見越したワイン造りの始まりを、今夜、あなたたちは体験することができるよ。」

 と結んで、食事が始まりました。

 シャルドネの“イル・マルゾッコ”から始まり、計7アイテムのテイスティング。
 最も時間を割いたのはもちろんのことながら ヴィノ・ノービレで、

 「最も重要なワイン。このワインを造るために私たちはどんな努力も惜しまない。」

 書面だけ見ても大きな変化は明らかで、

自社畑。
ビオディナミ。
サンジョヴェーゼ100%。

 これがどのように味わいに表れるのか。
 実はこの会の数ヶ月前、新しくなったヴィノ・ノービレとどれだけの違いがあるのかと、寝かせておいた昔のラベルの2008年と、比較テイスティングしてみた。

 それはもう、明らかな違いにびっくりしたのを覚えている。
 前のものが悪いのではない。
 やや土っぽいニュアンスとタンニンの強さが際立っていて、良きも悪しきも、ノスタルジーを感じさせるもの。ただ1点、若干熟成のピークは過ぎているように感じた。

 それに対し新しいラベルのそれは、

 クリーン。そして、透明感。
 造りに余裕が感じられた。


 「まずヴィノ・ノービレのトップを目指し、そしてトスカーナのトップへ、更にはイタリアでのトップ生産者になる。」

 終始 「英語」でなされたこの夕食会は、このカンティーナの未来を表しているようで面白かった。
 ブレット氏は現在、イギリスに居を構える。そこから世界中を飛び回っている。

 ポジもネガも持ち合わせている言葉だが、僕は敢えて使いたい。

 「アヴィニョネージ。 グローバルなヴィノ・ノービレの造り手。」


 まぁ一度、飲んでみなはれ。

 
グローバル。_d0212522_18225974.jpg

ピチと合わせると、美味しいよ。
by enotecabianchi | 2015-02-19 18:25 | ワインの造り手。 | Comments(0)

by enotecabianchi