ワインとのつながり。人とのつながり。
リスポッロに引き続き、E社さんのワインを。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2005 (イル・ポッジョーネ)
この造り手を、代表である佐々木さんは振り返ります(記事は2000年10月のもの)。
『思い出せば、フィレンツェの エノテカ・ピンキオリ でタレンティのブルネッロ’82を飲み、次の日に電話をかけてみたら「すぐに来てみたら」ということで車を飛ばしたのが出会いであった。イル・ポッジョーネを率いていた タレンティ が昨年の9月に他界してから ビンドッチ にワイン醸造の責任がすっかり移った。・・・』
イル・ポッジョーネとE社とのつながりは永く 深い。
ワインを単なる商品として扱うインポーターとは、一線を画します。
このワインのラベルには 「CHI VUOL ESSER LIETRO SIA DI DOMANI NON V E' CERTEZZA」 と小さく見える。「幸せでありたいと願うならば、明日に保証はない」 つまり 「今日のこの日を大切にしよう」 ということ。
良い一日であるよう 努めましょうね!
って
ワインの説明忘れてましたね!
「クラシカルなブルネッロの代表格」 というと、2005年は若すぎるのでは? と思われがちですが、飲み手を拒むような硬さはなく、むしろ包容力のある、そしてブルネッロの風格がはっきりと感じられます。
メーカーの出荷価格、為替、インポーターの努力、この3つの要素により、前のヴィンテージよりも手が出しやすい価格になっていますので、個人的に、今までのヴィンテージで一番売れるのでは、と感じています。
ブルネッロのコンソルツィオはヴィンテージごとに星を付けます。最高は5つ星。その評価をパネルにして、庁舎の壁に飾られます。2005年は? 4つ星です。主観で付ける星だから甘いんじゃない?と思われるかもしれませんが、1992年ヴィンテージから始まったこの評価、2007年までで5つ星は 5つ、と意外と厳しいことが伺えます。信頼度大 なヴィンテージチャート、ってことですね。
ご参考まで。