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エノテカビアンキのブログ

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン


 スーパートスカーナ・ブームが落ち着き始めた頃、土着品種の重要性がささやかれ始めました。
 イタリアにおいて国際品種が肩身の狭い想いをするようになって十数年が経ちました。

 時代の潮流はめまぐるしい。


 エノテカビアンキのリストは年に4回、更新されます。 ということはこの10年間で 40回、更新されたことになるんですね。 その間、少なからずその大波に影響を受け、

 「イタリアワインのリストなんだから、国際品種を重んじたワインは削除してしまおう。」

 なんて浅はかな考えがこの10年の間にあったことを、ここで告白しておきます。
 あー恥ずかし。

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モンソルド 2010(チェレット)

 そんな浅はかな昔の僕にリストから追い出された、不幸なワインのひとつ。
 ブドウは、カベルネソーヴィニョン、メルロ、シラー、ネッビオーロ。
 黒っぽい花の香り。 穏やかなタンニンながら豊かな果実味とボディ。
 バランスの良さは特筆ものです。


 いつの頃からか、エノテカビアンキのリストは独りで造るべきではない、と思いはじめました。
 選択肢を広げることは、視野を広げるということ。
 だからこそ僕は、インポーターだけでなくレストランの人たちにも、更には一般の人にまで、声を大にして言っています。



「美味しいワイン 教えてね。」
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# by enotecabianchi | 2013-08-05 19:26 | つぶやき。 | Comments(0)


「おすすめのスプマンテ、ある?」

 この季節、毎日のように頂くお問い合わせです。
 お店やその人に合わせて、説明しながらおすすめしますが、必ず、と言っていいほど次に来る質問が、

「2日目、どう?」

 です。
 グラスユースで毎日の営業に使うスプマンテは、味はもちろんのこと、泡の持続性も重要きわまりない要素のひとつ。 実際、どこかの店で、飲んだ瞬間、「ま~~(ToT)」 みたいな経験は僕にもあります(苦笑)。

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プロセッコ・トレヴィーゾ・エクストラドライ NV(レ・コンテッセ)

 果実味を豊かに保ちつつ、爽やかな酸味が心地良い。
 ガス圧を高く設定することによる 「存在感のある泡」 は、ふくよかで滑らかな舌触りとなって表れる。

 2日目の泡も 「申し分ない」 どころか、きれいに 元気に残る。

 

 プロセッコがDOCGになった時、混乱を避けたいがために、DOCG以外のプロセッコ、つまりトレヴィーゾをはじめとするDOCは選択対象に入りませんでした。

 地域別セミナー、試飲会をするまでは、ね。

 地域別シリーズでは発見がたくさんありますが、最も感心したのは、DOC、DOCG関係なく、プロセッコのレベルが相当な高さにまで上がっている、ということでした。

 もはや勝手な偏見などしていられませんよ。
 そんなことをしてたら、美味しいワインに辿り着かなくなる。

 イタリアワインとはそういうものだったね。

 そう改めて感じさせてくれたこのワインに、多謝。


 
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# by enotecabianchi | 2013-07-17 20:36 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 趣味の悪い配色、ってありますよね。 あくまで個人的ですが。

 黒、赤、金。

 よく、ヤンキー系の高級セダンにこの組み合わせを見たりすると、思わず笑ってしまいます。

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イスキア・ビアンコ・スペリオーレ 2010(ピエトラトルチャ)

 さすがはイタリア、というべきでしょうか。 この組み合わせを 美しくも ややもの悲しい色あいにして 「イスキア」をうまく表現していますね。

 年月を感じさせるやや濃い黄色。 海からのミネラルを確かに感じる味わい。 ピチピチした白よりも、こんな具合にある程度寝たワインの方が好きです。 状況にもよりますがね。

 季節柄なのか、しばらく「島」のワインが このブログとフェイスブックを彩りそうです。
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# by enotecabianchi | 2013-07-10 13:49 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 地域別セミナーと試飲会が終わり、やれやれなこの頃。
 そうゆっくりしてられないのですが、癒されたい。。。
 そんな時に飲みました。

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リッサンドレッロ 2012 (テヌータ・デル・アバーテ)

 シチリア島の真ん中あたりに位置するカルタニセッタのインツォリア。
 夏の到来と共にいそいそと飲みたくなるワイン。
 果実味が豊かだが甘ったるくない。よくありがちな、温度が上がると飲めなくなるインツォリアとは一線を画す。
 今年の夏はこれと「アラゴスタ・フリッツァンテ」で決まりやね。
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# by enotecabianchi | 2013-06-28 23:40 | 美味しいワイン。 | Comments(2)

 5回目を迎えることになる 「地域別」 シリーズ。 今回は 「ヴェネト州」 です。

 多彩なワインが産出される州ですね。

 世界中で愛飲されているスプマンテ、「プロセッコ」をはじめ、大量生産型は影をひそめ、火山性土壌から造られる数少ない白ワインとして知られることとなった 「ソアヴェ・クラッシコ」。
 ヴァルポリチェッラの多様性は言うまでもありません。

 そんなワイン達が一堂に会した試飲会が開催されます。 23社のインポーターが出展!
 ワインの数はなんと!


 125種類!!!

 6月26日(水)です。 是非皆さま、お誘い合わせの上お越し下さい。
 (業務店限定の試飲会ですので、一般の方はご来場頂けません。ご了承下さい)


 と、その前に。

 この試飲会をより広く、深く楽しむためのセミナーが、18日(火)、開催されます。

 今回のセミナー講師は、長く 「イタリア料理オピューム」でソムリエールとして活躍、アミーチ・ヴィーニ・イタリアーニ(AVI)の主宰としても知られる、石垣亜也子さんです。

 セミナーでは、テイスティングを全てブラインドで行い、嗅覚と味覚を研ぎ澄ませて頂きます。
 また、ヴェネト州の知識だけにとどまらず、お料理とのマリアージュや、「レストランにおけるソムリエの仕事とは?」 などなど、これからの仕事に役立つ情報盛りだくさんのセミナーとなっています。

 お店の若いスタッフが急成長を遂げるきっかけになるかもしれませんよ。
 残りわずかですが、お席あります。

 ご興味のある方はご一報下さい。

 エノテカビアンキ → 06-6656-7262

 
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# by enotecabianchi | 2013-06-11 20:33 | 楽しいイベント。 | Comments(0)

 景気の良い話を聞くと気持ちの良いものです。
 自分のことや周りの人からそんな話を聞くと更にその感覚は高まり、

 「あ、本当だ。」

 と感じるこの頃です。


 少し前の過剰なまでのネガティヴなニュース三昧ではなく最近では、

☆ ホンダのF1参戦。

☆ 住宅は高級物件が活況。

☆ 100円寿司の「スシロー」が、180円で高品質なものを提供。

 などなど。
 違う世界のことから身近なことまで、ポジティヴな話題が多く見られます。


 中でも(少し前ですが)、1月~3月のGDP。 年率3.5%増となり、
 景気のけん引役が、公共事業から個人消費に移行し始めた。


 らしいよ。

 少し高くても品質の良いものを。 外食におけるこれからのキーワードになるかもしれません。あるいは、もうなっているかな?



 そういうお客さんのために、準備はできていますか?


 前置きが長くなりましたが、「スペシャルセレクション」を近々お送り致します。

 例年この時期にはやりませんが、モノが動き始めている今、求められているのではと思いました。

 5月31日に投函する予定です。 ご期待下さい!!

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只今物色中!
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# by enotecabianchi | 2013-05-28 21:50 | 楽しいイベント。 | Comments(0)

毎週木曜日、アヴィブログの担当をしています。
更新しましたよ。

コチラ
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# by enotecabianchi | 2013-05-17 00:26 | Comments(0)

 職業柄なのか、比べる機会があるとほぼ何でも、真剣にやっちゃうみたいです。


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ジャスミンティ「オーバー・ザ・レインボー」とジャスミンティ「ノルマーレ」

 休日。 少しお贅沢な中国料理のランチに出掛け、大好きなジャスミンティの比較テイスティング〜。

 ノルマーレはいわゆるフツーに出てくるお茶。 ジャスミンの香りがはっきりと表れる、誰が飲んでも「ジャスミン」なお茶。

 オーバー・ザ・レインボーは、俗に言う花茶。 香りや味わいだけでなく、目でも楽しませるお茶。
 「かすかに香る」くらいのジャスミンが上品で可憐。 時間を置いて注ぐと徐々に香りが出てきて、広がりある、そして飽くまで上品で、美しい味わいに。

 時間が経てば経つほどノルマーレは、香りや味わいに、更には見た目にもエグみが出て下り坂になるが、後者は正にその逆。 内に秘めた本当の姿を、気付かぬほどにゆっくりと表し始める。


 ワインだけではないのだ。

 歴史があるということは文化があるということ。


 時には自分の知らない文化に触れてみるのも面白いね。



 そう思って翌日、四年に一度の「食博」に行ってきました。

 その模様は次回に。 今度は「ブルガリア」だよ〜。
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# by enotecabianchi | 2013-05-06 20:51 | つぶやき。 | Comments(0)
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オペラ・プリマ XVII (ロアーニャ)

 一度見たら忘れることのないラベルデザイン。
 このブログを始めた頃、このワインに関する記事を書きました(その記事は → コチラ

  このワインを造る ロアーニャのオーナー、ルカ・ロアーニャさんと一緒に食事をしました。

 彼によると、

 「子供の頃に、

 『オペラ・プリマのラベルは、ルカが小さい頃 描いたもので、それをそのまま使っているんだよ。』

 って両親に聞かされてたんだ。


 だから僕はこのワインを見るたび、誇りに思ったものさ。











 でもそれがウソだって聞いた時、
 
 サンタクロースはいないって知った時よりもショックだったよ。」



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 そんなチャーミングな ルカ・ロアーニャは真ん中。

 セミナーやマジメな席では聞くことの出来ないエピソードですね。テクニカルなデータよりも、僕はこんな話の方が好きです。

 楽しい食事でした。 吉田さんはじめテラヴェールの皆さま、ありがとうございました!
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# by enotecabianchi | 2013-04-29 09:24 | ワインの造り手。 | Comments(0)

 何年か思い続けて、これからも思い続けるであろうことをひとつ。

 今、日本に入っているイタリアワインは2種に大別できます。 つまり、正規輸入品か、それ以外か、です。 大半が正規であることはいうまでもありませんが、少数の 「それ以外」 がどうやら厄介な存在になっているようです。


 インポーターによって取引の大小があるのは当然ですが、はじめは見向きもされなかったブランドがやがて大きくなり、誰もが認める存在に成長することを夢見て、インポーターは日々努力しています。

 そうして大きくなったブランドが永く市場で愛されるのは、造り手の情熱は無論、インポーターの弛まぬ努力があるからです。


 複数のインポーターから、いわゆるインデント(スポット)輸入されたワインについて聞いたことがあります。
 本国のエノテカやレストラン(中には閉めたお店も) が売りあぐねたワインを安い価格でまとめて買い取り、それを輸入して販売したり、ドイツやスイス、中にはヨーロッパを通り越してアメリカ大陸から輸入されているワインもあります。 つまり、赤道を2回以上通って、ね。

 そういったワインがどんな状況下で保管され、どう日本に輸入されるのでしょうか?

 エノテカビアンキを始めて数年経った頃(今ほど疑り深くなかった頃ね)、このテのワインを買ったことがあります。今もセラーに眠っていますが、これらのワインをお客さんに販売することはないでしょう。 実際に飲んでみました。 はっきりとした 「熱による劣化」 が感じ取れました。 
 ワインは、カサノヴァ・ディ・ネーリのブルネッロ“テヌータ・ヌオーヴァ”2000。 僕がエトリヴァンで働いていた頃に販売していたワインです。 このワインはアメリカを経由したようです。

 それを飲んだ時の、

 「何てことをするんだ・・・」

 という落胆の思いは今でも忘れません。


 時は過ぎて数年後、あるレストランでインポーターさんと食事をしました。
 その時に飲んだのは、インデント輸入されたバローロ。

 一口飲んだ時に、二人で顔を見合わせました。 熱による劣化が感じられたからです。

 我々はこの業界に永くいるので、ブランドに惑わされずそのワイン本来の味わいを評価することができます。 ですが、果たして一般の人たちはそれができるのでしょうか? 大半の人はその銘柄、そのヴィンテージに舞い上がってしまい、公正な評価ができないのでは、と想像します。


 インデントのワインは正規のものより安価で、ヴィンテージも古いものが多い。 それは先に述べた理由から。

 インデントワインが売れれば、それを正規輸入しているインポーターのワインが売れなくなり、その先はブランド力の低下につながるのは想像に難くない。

 全てのインデントが悪、とは言わないが、どのような状態で売買され、どう輸入されたか、はこのテのワインを検討するにあたり、この上なく重要なファクターになるでしょう。

 正規品を買うことは、そういったリスクを回避するための、最も自然な形なのです。

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 ステキなダンボールなのでアップしました。

 良きインポーターは、常に努力しているんですよ。
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# by enotecabianchi | 2013-04-16 19:03 | ちょっと言いたいこと。 | Comments(7)