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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン


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ラ・セグレタ・ビアンコ 2016 (プラネタ)

 インポーターさんとの同行営業の際に 持って歩いたワイン。 イメチェンしましてん。
 プラネタは、シチリア島にいくつものカンティーナを所有する大きな造り手だが、本拠地はこのワインが造られる、島西部の メンフィ。
 プラネタといえばコレ! という感ある、うしろに写っている シャルドネ も、ここで造られる。

 ラ・セグレタ は同社のエントリーライン。
 「セグレタ」 とは、「秘密」 というイタリア語で、現当主の フランチェスカ、アレッシオ、サンティ の3人が子供の頃 よく遊んだ、「秘密の森」 に由来するという。
 オサレなネーミングやね。

 そやけど、なんか、
 秘密の森 て・・・。
 なんか、エエな。

 ちょっとドキドキするやん。
 ちょっとエッチで。

 何の話してるんやオレ?

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! ついぞワインの味わいを説明せんかったな・・・。 ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-16 19:34 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 造り手さん、来社~ッ!
 シチリア島 エトナ。 「鬼才」 と呼ばれる アンドレア・フランケッティ のカンティーナ、パッソピッシャーロ から、
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セールスマネージャーの レティツィアさん

 パッソピッシャーロ から10分の距離に住む、生粋のシチリアーナ であり、エトナっ娘。
 彼女は 「エトナ」 という土地のことを、
「Isola dentro Isola (島の中の島)」 と表現した。

 エトナは、特異だ。
 いかに特異であるかを、この造り手は体現しているといっても良い。

 今回の目的は、パッソピッシャーロ が造る 「コントラーダ・シリーズ」 の2014年、5つ全てを、比較テイスティングすること。
 まず、2014年というヴィンテージについての説明。 トスカーナやピエモンテでは、良年とはいえないヴィンテージだそうだが、パッソピッシャーロにとっては、ここ20年で 最も良い年なのだそう。

「こういった良い年の比較は 逆に、それぞれの個性を捉えるのが難しいかもしれないわね。」
 と レティツィアさん。
 しかしながら その味わいは、全く異なるものだった。 色あいから違うのだから、驚くばかりだ。
 特筆すべきは、カンティーナのある 「グアルディオーラ」 と 「シャラヌオーヴァ」 は、歩いて5分と離れていないにもかかわらず、その個性はまるで違っていた。

 通訳兼、「大いなる補足説明」 をして頂いた ワイン商の林さんは、
「グアルディオーラ はこの5つの中の、いわば <生徒会長>。 最もバランスが整っている。」 という。
 それは、カンティーナの名を冠する ワイン、「パッソピッシャーロ (今は 『パッソロッソ』 なんていうダッサーい名前w)」 を飲んでも、氏の言わんとしていることがよく解る。
 パッソピッシャーロ には、グアルディオーラ からのブドウが半分近く使われているのだ。


 そんな、「超」 が付くほどのマニアックなお話。
 いつまでも聞いていたかった。
 1時間の予定が 30分延びての説明だったが、それでも全く時間が足りない。
 おそらく1日かけても、語り尽くせないのではないか。
 
 こぼれ話いろいろ。
 アンドレア・フランケッティ さんの意外な一面も知れて、よかった。

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キアッペマチネ 2009

 来社が決まった時、実は考えていたことがあってね。

 (ないと思っていたが万が一) 時間ピッタリに話が終わったなら、
 ウチで寝かせていたこのワインを、一緒に飲んで語り合えたら、
 なんて思ってたんやけどね。

 ハイ! 夢と終わりましたので、このコは もいっかい、寝床につきましたとさ w

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 比較試飲、おもしろいッ! おもしろいッ♬ (ゴラ のまねw) ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-15 19:15 | ワインの造り手。 | Comments(0)

 同行営業やさかいに、今日は早めのアップ。 あ、今日は日本人やで w
 欠品していた人気の ピノネロたちが、再入荷 ♬

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サンクトヴァレンティン・ピノネロ 2012 (サンミケーレ・アッピアーノ)
と、
ピノノワール 2016 (テルラン)

 テルラン、もう2016年なのね。。。
 最高評価を獲得し続ける ふたつの協同組合。
 サンミケーレ の代表は、ハンス・テルツァー。
 テルラン は、クラウス・ガッサー。

 ホントにイタリア人?? なんて思ってしまう。
 ラベルを見ても、ドイツ語の方が幅を利かせている。

 でも、これもまた、イタリア なのよね。
 あ、どっちも美味しいで w ( テキトーカ! )

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! エエやん ♬ ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-14 11:30 | 再入荷! | Comments(0)

 日曜日の夜は、コッコラーナさんへ行ったんやけれども、
 その真の目的は! ↓

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ビステッカ!!

 なのであった。
 昼食があまりにも少なく たいそう腹が減っていたオレは、
 このビステッカを食べるためだけに! 一切の飲み食いを絶ったのであった! (ウソ)

 おすすめのワインを厨房でセレクトするシェフ。
 最初のワインがセラーから出てきた。
 遠くで見ていた がめついオレは、ラベルは見えなかったけれど、特徴的なキャップシールが見えた。
 見た瞬間、これ以外にない!と決めてもた。
 そのワインとは! ↓
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ペトレスコ 2012 (レ・チンチョレ)

 すごいな。
 これを最初にセレクトしたシェフ。Grazie !

 エレガンスの極み。
 オーナーの ルカ&ヴァレリア と食事した時のことを想い出した。
 もう2年も前のことだ。

 「グラン・セレツィオーネ」 の規定を満たしていながら、それを名乗らない方を選んだ ふたり。
 味わえば、何故そうしたのか、わかるよ。

 レ・ペルゴレ・トルテ が キアンティ を名乗らなかったのと 同じに。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 「草食男子」 はオレが食って滅ぼしてやるッ!! ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-13 18:10 | お料理とともに。 | Comments(0)
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いか たこ カルチョーフィ の美味しいフリット

 昨夜の一皿。
 福島の隠れた銘店、コッコラーナさん。
 うンまいわ~ッ ♬
 やけどしても かまへん! アツアツ 食べたいッ!!

 このお料理には、アルト・アディジェ のシルヴァーナーを合わせて頂いた。
 言うまでもなく、相思相愛でござった。

 そやそや!
 そういうたら、フリットに合わせたいワイン、入荷してたわ! ↓
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チンクエテッレ 2016 (カンティーナ・チンクエテッレ)

 お待たせしやした~ッ。
 この季節に間に合ってよかった。
 先日の 「チェンブラ・スプマンテ」 が 「山の涼」 ならば、
 このワインは、「シーブリーズ」。
 飲めば潮風が吹き抜ける。
 海のワインならでは のこの色彩。
 フリットはもとより、楽しい食事の序盤を鮮やかに彩る白ワイン。
 この季節には、欠かせませんぞ!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 明日は、銘店のメイン料理、いってみよッ ♬ ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-12 17:23 | お料理とともに。 | Comments(0)

 梅雨入り宣言したとたんに、「梅雨の中やすみ」。
 天気予報 あるあるやね。

 しゃーけどこの 「梅雨の中やすみ」 て、暑いなぁ。
 ビールが美味しいやろなぁ。。。なんて思てるそこの アナタ。
 そやないで。
 カラッと涼しげな飲みもの、それは! ↓
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ミュラートゥルガウ・スプマンテ (チェンブラ)

 これやん ♡
 高地で造られる ミュラートゥルガウ は、甘さよりも シャキッとするような酸味を有する。
 「すっぱい」 のではない。
 「涼しい」 のだよ!

 コレ飲みつつ、↓
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 甘エビのフリット なんか、
 最高ちゃうぅ??

 あ、また寄り道したくなってきた w

 Buon fine settimana ♬

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 梅雨が楽しくなるワイン、あり〼。 ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-10 20:19 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 今宵は、ストロベリームーン。
 少し赤みを帯びた満月が、夜空を彩る。
 ええやん。

 太陽にほえるのは 裕次郎ッ!
 満月に吠えるは! やっぱり狼やね。

 そんなわけで今宵はッ! ↓
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ゲンメ “アンノプリモ” 2007 (アンティキ・ヴィニェーティ・ディ・カンタルーポ)

 「アンティキ・ヴィニェーティ」 と銘打っているだけに カンタルーポは、ゲンメの中でも老舗になる。
 しかしながら数年前、ゲンメDOC の官能検査で 何故かパスできず、その年のカンタルーポは ゲンメを名乗れずに 「アンノプリモ」 という名でもってリリースされた。
 以来、ゲンメの名は端に追いやられたまま。
 造り手の気持ちは、よくわかる。

 ここのゲンメの特徴は、「硬さ」 と、「ヴィンテージの反映」 だ。
 単一畑のものになればなおさら、果てしない忍耐を要する。
 ただ、暖かいヴィンテージにおいては リリースした時からよく香る。
 このヴィンテージが、まさにそうだ。
 北ピエモンテのポテンシャルを、とくと味わいなはれッ!

 満月の夜は 血が騒ぐぜッ!
 狼のごとく 月に吠え、
 そして狼のごとく、肉を喰らうのじゃ~ッ!
(レストランでね ♡ )

 「草食男子」 なんぞ滅びてしまえッ!
 オトコはやっぱり、肉食なんじゃ~~ッ!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! やっぱり肉を食おう ♬ ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-09 19:39 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 既にウチのお客さんには手元に届いていると思うが、イゾーレ・エ・オレーナのオーナー、パオロ・デ・マルキさんの来日レポートをば。
 画像はないが内容は濃い、と自負しているので、長いけれど よければ読んで下さいな。


~ イゾーレ・エ・オレーナ当主

パオロ・デ・マルキさん来日レポート ~

有限会社エノテカ・ビアンキ 丸谷 崇

 僕がイタリアワインの業界に入ったのは今から20年ほど前。

 市場では数多の情報が行き交い、各インポーターが競うようにワインを売り歩いていた。

<すごいワインがリリースされる!>という噂が流れれば、入荷する前に売り切れる時代だった。

 その中心的存在、ひときわ華やかで例えがたい魅力を纏った地域のワインがあった。

 トスカーナだ。

 スーパートスカーナの大波が次々と押し寄せてきた時代。残念なことに僕が勤めていたインポーターはそのカテゴリーを持っていなかったから、それらを売り歩いている営業マンを羨ましく思ったものだ。

 スーパートスカーナの中心となったのは、やはりフィレンツェとシエナの間、キアンティ・クラッシコ地区のワイナリーがリリースしたものだろう。アンティノリが持つティニャネッロやソライア、ペルカルロ、カマルティーナ、レ・ペルゴレ・トルテなどは、今なお活躍するワインばかり。

 その中に、今回来日した パオロ・デ・マルキさんが造る「チェッパレッロ」も肩を並べていた。

~ イゾーレ・エ・オレーナ ~

 1956年、北ピエモンテ出身の デ・マルキ家は、トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区内の西側、バルベリーノ・ヴァル・デルサにある、イゾーレ村とオレーナ村に畑を購入した。バルベリーノ・ヴァル・デルサは地中海から最も近い丘で、キアンティ・クラッシコにありながら海の影響を受ける特異な土地である。イゾーレは450m、オレーナは380mと、キアンティ・クラッシコ地区内でも高い標高。そしてオレーナの東側には森が広がる。良質なブドウを収穫するに適した土地といえよう。

 また、320ヘクタールを所有していながらブドウ畑は51ヘクタールというから、良いブドウを造るための環境作りに注力しているのが窺える。

~ キアンティ・クラッシコ ~

 チェッパレッロは、イゾーレ・エ・オレーナを一躍有名にしたワインだが、やはりここはキアンティ・クラッシコの造り手。キアンティ・クラッシコこそが、看板商品だ。

 主体となるサンジョヴェーゼに、補助品種のカナイオーロ、そしてそこに、シラーをブレンドする。これが、イゾーレ・エ・オレーナのキアンティ・クラッシコの伝統だ。

 今やイタリアにおけるシラーの栽培は珍しくないが、トスカーナのこの地に、最初にシラーを植えたのはパオロ・デ・マルキで、以来、キアンティ・クラッシコにごく少量ブレンドすることで全体のバランスを整える役割を担っている。

 つまり、たくましい酸を有するサンジョヴェーゼに、カナイオーロとシラーをブレンドすることによって、強い酸を和らげ、スパイシーさとフィネスを備えた、上質なキアンティ・クラッシコに仕上がるのだ。

~ チェッパレッロ ~

 今は枯れてしまったが、カンティーナの近くを流れる小川の名前からその名が付けられた。その為チェッパレッロは、単一畑ではない。イゾーレとオレーナの畑から厳選されたサンジョヴェーゼのみが、チェッパレッロとなる。

 このチェッパレッロ誕生前にサンジョヴェーゼ100%(当時、これではキアンティ・クラッシコを名乗れなかった)のワインは、「レ・ペルゴレ・トルテ」ただひとつで、その事実だけでも、このカテゴリーを創造した偉大な造り手であり、偉大なワインといえるだろう。

 ちなみに、レ・ペルゴレ・トルテのファーストヴィンテージは1977年、チェッパレッロが1980年。そしてその後、フラッチャネッロなどが続く。

  世に言うスーパートスカーナの新樽比率は高いものが多いが、チェッパレッロのそれは全体の3分の1以下と低い。その結果か、若いヴィンテージですら落ち着いた安定感がある。

 元祖「ピュア・サンジョヴェーゼ」は存在感が違うのだ。

~ コッレツィオーネ・プリヴァータ ~

 このシリーズは、シャルドネ、シラー、カベルネ・ソーヴィニョンの3種のワインで構成される。

 中でもシャルドネは、熱烈なファンが世界中にいて、日本の市場でもほとんど出回らない。スーパートスカーナ全盛と同じ頃、同じく大ブレイクした「シャルドネ・バリック」というカテゴリーを牽引したワイン。トスカーナにおける「孤高のシャルドネ」というべきもの。

 昔、このシリーズは、「コッレツィオーネ・デ・マルキ」という名でリリースされていた。

 何故、名が変わったのか聞いてみると、

「デ・マルキ家は元来、伝統的なワインの造り手だろう? だから最初は、プライベートな名を付けて伝統的ワイン、つまりキアンティ・クラッシコ、ヴィンサント、そしてチェッパレッロとは区別したかったんだ。でもこのシリーズを創ったのは僕だ。デ・マルキ家じゃない。シャルドネやカベルネで造ったワインがその名を冠しているのはどうもしっくりこなくてね。だから、僕パオロのプライベートラベル、ってことで、<コッレツィオーネ・プリヴァータ>って名に変えたのさ。」

~ プロプリエタ・スペリーノ ~

 このカンティーナは、パオロ・デ・マルキが1999年に購入したもの。

 場所はピエモンテ州レッソーナ。「北ピエモンテ」と総称されるこの場所は、今でこそ、130ヘクタールのガッティナーラ、100ヘクタールのゲンメを筆頭に、市場でよく知られるようになったが、18世紀以降は荒廃を極め、18,000ヘクタールあった畑は800ヘクタールへ、プロプリエタ・スペリーノのあるレッソーナに至っては、1,200ヘクタールからたった4ヘクタールへと激減した。

 その最大の理由は、「フィロキセラ」によるもの。それ以前は、バローロやバルバレスコよりもずっと名高い銘醸地であったそうな。

 フィロキセラが猛威を振るった後、人々は畑を復興することなく、この地を捨てて、繊維業が盛んな近隣の街ビエッラへと居を移した。レッソーナは、ビエッラから最も近い産地であったために人々に減少が著しく、畑の荒廃が最も深刻な土地となった。現在でもレッソーナは、他の2産地と比べると生産量が少ないのは、こういった歴史があるのだ。

 パオロ・デ・マルキはこのレッソーナの土地を購入、ワインを造ることを決心した。彼のルーツ、北ピエモンテとは正に、このレッソーナである。

「自分のルーツであるこの地で、いつかワインを造りたかったんだ。」

 パオロさんはそう言う。

 そこでは伝統に忠実に、この地のワイン、レッソーナとコステ・デッラ・セシアを造る。現在では彼の息子ルカもワイン造りに参加し、プロプリエタ・スペリーノの責任者として活躍する。

 レッソーナのカンティーナを購入したのは彼が50歳の時。その歳にして、新しいカンティーナを興すというのだから、気持ちが若いのだろうね。

 2017515日。一日同行して回ったパオロ・デ・マルキさんは66歳だが、とてもその歳には見えない。その歳になった現在でも、新しく考えているプロジェクトを、柔らかい笑顔を交えて僕たちに語ってくれた。

自分が昔、憧れた造り手に、会って、同行営業しているのが誇らしかった。

 この業界に入ってイゾーレ・エ・オレーナの存在を知り、それを輸入するインポーターへ入社し、それを嬉々として売り歩いた時も、本人には会えなかった。だから自分にとってこの日は特別であったし、だからこそ同じ気持ちを共有している人のお店へ、ほんの数軒ではあったけれど訪問し、本人の声で語ってもらえたのが嬉しかった(熱く語りすぎて長かったけどねー)。

「この来日が最後になるかも。」とパオロさんは言った。

 年齢的にもそうなのだろうが、

 「世界を飛び回って営業するのが僕の使命ではなく、良いワインを造り続ける事こそが使命と思っているのでね。」

 と彼は付け加えた。握手した彼の手は大きくてゴツゴツした、農民のそれだった。

 数か月前、ある会で「チェッパレッロ2002年」を開けた。

 ご存知、2002年は誰もが「悪い年」と言うヴィンテージ。

 さてそのワインは、噂通りの悪いヴィンテージを反映した味わいだったのかというと、

 全くそうではなかった。

 まだまだ上向きの熟成過程で、滑らかで素晴らしいワインだった。

 このヴィンテージのチェッパレッロを、輸入元のエトリヴァン佐々木さんは、「全くと言っていいほど売れなかった。」と言った。

 美味しいワインを飲みたい。 ワインラヴァーならば誰でも、そう願うものだ。

 だが、良いヴィンテージかどうかは、悪いとされるヴィンテージを知ってこそ判断できることで、良いヴィンテージだけを飲み続けても、それが良いかどうかは、解らない。

 毎年買い続け、飲み続けることが、良し悪しを判断できる唯一の方法であり、そういった造り手を2、3決めておくと、造り手の苦楽を少しではあるが、共有できる。

 それこそが、ワインの最大の歓び。

 40回以上、収穫と醸造を経験しているパオロさんのワインは、それだけの説得力がある。

 最後に、15年前、佐々木さんから伝え聞いたパオロさんの言葉で、このレポートを終えようと思う。

悪いヴィンテージなんて存在しない

あるのはそのヴィンテージの個性

それだけだよ

パオロ・デ・マルキ

2017522日 高野山大学図書館にて作成



業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 解ってもらうために、時間かけてますねん。 ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-08 13:28 | セミナーレポート! | Comments(0)

 2月。
 ピオ・チェーザレ のマーケティング担当、アウグスト・ボッファさんと同行営業した際 (そのブログは → コチラ!)、
 幾度となく出てきた言葉があった。 それは、

E non chiamatelo "BASE"
Please , don't call it "REGULAR"
(フツーの、なんて呼ばないで!)

 というものだ。
 この言葉は実際、彼らのバローロの表ラベルに 記されている。

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バローロ 2012 (ピオ・チェーザレ)

 そして今日、当主 ピオ・ボッファ のこの想いが 如何に強いかを知る、最高の機会を与えて下さった。

 その内容は、ピオ・ボッファ 自らの説明による、ピオ・チェーザレが所有する クリュ (単一畑) ごとのバレルサンプルを、ヴィンテージごとに飲み比べる、という驚くべき試み。
 何故 「驚くべき」 なのかというと、ピオ・チェーザレ は長い経験から、「バローロ」 は、セッラルンガ、モンフォルテ、ラ・モッラ などから収穫したネッビオーロを、個別ではなく、発酵前にブレンドする。 つまり、それぞれのクリュを名乗ったワインは、そもそも造っていない (「オルナート」 は別)。

 では何故 今日、ここにあるのか。

 造ったのだ。
 解ってもらうために。
 「ベース」 なんて言わせない、並の努力でこのバローロを造っているのではない、ということを。

 ピオ・ボッファ はこの試みを、ずっと昔から考えていて、やっと実現できたと言った。
 それだけ、昔から ピオ・チェーザレ のバローロに対する誤解と過小評価が多くあったということか。

 勉強になった、というだけで終わらせるべきではない。
 彼の努力と情熱は、もっと知られるべきだ。

 そう思って、レポートを書くことにした。
 んだけど 今日一日で書けるわけがないので、また改めて w

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! ふた月連続のレポートやな。 ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-07 19:50 | ワインの造り手。 | Comments(0)

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ブルーノ・ジャコーザ
バローロ・リゼルヴァ “ファッレット・ヴィーニャ・レ・ロッケ” 2011
バルバレスコ “ラバヤ” 2013

 バローロ・リゼルヴァ もいろいろあるが、「別格」 といわれるものがいくつかある。
 ブルーノ・ジャコーザ はその筆頭だ。
 最良の年しか造られず、その数も 8千本と 極めて少量。
 数が少ないから良い、のではない。
 「伝統派」 だから良い、とも言わない。

 大事に大事に、育てるとしよう。
 ブログにアップしといて言うのもなんやけど、

 売りもんと ちゃうで。
 「今は」 ね。

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 何年寝かそかなぁ? ~


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# by enotecabianchi | 2017-06-06 19:06 | このコ 寝てはります。 | Comments(0)