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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

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 ハードリカー というと僕たちイタリアンの世界では「グラッパ」ですね。
 写真は、昨年末の地下鉄を賑わせた ジョニーウォーカーのポスター。
 スコットランドでは、日本の「水割り」を もったいない! というらしい。素晴らしい酒なのに 水で割ってしまうなんて、というのが彼らの言いぶん。
 ロックも 百歩ゆずって、という感じ。

 グラッパはどうか?
 水割り? ないね。 ロック? それも少ないな。 やっぱりストレートだね。
 グラッパに関しては本国の飲み方をそのまま踏襲しているのが圧倒的らしい。
 幸か不幸か 「ブーム」 という時代を経験しなかった、唯一の恩恵、かもね。

 このポスターをつぶさに見てみると、いろんなものが写っている。

 まずは、食材。
 殻付きアーモンドやハチミツ、洋ナシ、イチジク、チーズ などなど。食後酒の友となる代表的かつ魅力的な食材たち。

 そしてもうひとつ、克明に映されているのが、「感情」だ。
 喜びや悲しみ、怒り、羨望、そして、官能。


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ブランディ・ディ・アリアニコ (フォンゾーネ)

 自分が扱っている食後酒で 「官能的」という表現がピタリとくるのがコレ。
 ぶどうの果実をそのまま蒸留することによる みずみずしさ。
 それに伴う、芳醇にして妖艶、そして、危険な香り。
 口に含むと、甘いアルコール。でもそれだけではない。
 プラムやイチジク、いずれもフレッシュさを伴う味わい。メイプルシロップのニュアンスもある。

 長い余韻と 揮発するアルコールのフレーヴァー。
 一日を締めくくるにふさわしい、上質。
 こういう飲み物を熟知している人が輸入しているからだろうね。

 「快楽へのいざない」 ともいうべき液体。
 そのあとは、眠り? それとも・・・?
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by enotecabianchi | 2014-03-22 19:57 | 美味しいワイン。 | Comments(0)