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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

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 ボトル・ヴァリエーションとは、同じ銘柄、同じ生産者、同じヴィンテージでありながら、ボトルによってワインの味わいが若干(時には随分)、異なることをいいます。イタリア本国でも近年問題になっており、ブショネなどの明らかな不良品でないことから、かえって複雑みを帯びています。

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パッシート・ビアンコ・デル・ヴェネト 2007(カヴァルキーナ)×2

 I社さんから同時に届いたワインです。飲み比べていませんが、これほど分かり易いボトル・ヴァリエーションは他にありません。届いた時、思わず笑ってしまいました。
 「ええネタ出来た」ってね。

 原因は定かでありません。個人的な想像ですが、樽熟成を終えたワインをタンクに移し、ボトリングする際のタンク内での 「下の部分と上の部分」、なのではないでしょうか。僕がテイスティングして気に入ったワインは、右側の色の薄い方でしたので、左側は 「スペチャーレ」といったところでしょうか(笑)。当たった方はおめでとうございます。

 右側のコメント:造り手の自信満々なコメントを読んで、「試してやろうじゃん!」と思ったワインです。この価格帯のデザートワイン、リクエストが多かっただけに出合えて良かったです。デザートワインに求める甘さや粘性を持っていながら、適度な酸味が心地良いワイン。杏のような甘酸っぱさ、クセになりますよ。

 左側のコメント:当たった方、お待ちしております(笑)。
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by enotecabianchi | 2011-02-26 13:53 | Comments(2)
 
 はい。ガンダム世代です。
 ランバ・ラル万歳。

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サン・ヴィンチェンツォ2009(アンセルミ)

 ロベルト・アンセルミがソアヴェ協会を脱退し、生産する全てのワインを「ヴェネトIGT」としてリリースしていることは周知の事実ですが、そこには 悲しみの果てに辿り着いた理想がありました。

 2000年8月号のヴィノテークに掲載されていた記事を抜粋します。

 「私はソアーヴェのクオリティを高め、スタイルを確立し、ソアーヴェ地域のワインを世界舞台で重要な地位に押し上げ、その品質を認めてもらおうと世界中でプロモーション活動をしてきた。そのために畑に心血を注いで栽培方法を改め、収穫量を抑えた結果の実践を披露し、25年も頑張ってきた。しかし今、この地域の大多数の生産者の意識と姿勢は何も変わらない。 ~中略~ DOCソアーヴェは並のワインでしかないことが恥ずかしい。だからさようなら。ソアーヴェ・ワインとはきっぱりと別れを告げた。絶対に戻ることはない。」

 そして彼はインタヴューをこう結びます。

 「私は私の自由を取り戻したい。改善の自由を、縛られず上等のワインを造る自由を、障壁も規則も官僚も関係なく より良い剪定で畑に取り組む自由を、清廉な市場をつくり出す自由を、情熱とファンタジイを妨げるもののなくなった私の畑で 素晴らしい白ワインのための自由を取り戻したいのだ」

 ロベルト・アンセルミとは2度、食事をご一緒させて頂いたことがあります。だから僕は一方的に ロベルト、とこう呼ぶようにします。
 ソアヴェ協会の事となるとやはり表情が曇るロベルトですが、食事の時には終始センスの良いジョークで場を和ませます。お料理をたらふく食べ、その後のワインバーで一人、ワインをガブガブ飲みながら大皿の生ハムをペロリと食べてしまうその豪快さには、驚かずにいられません。
 そしてロベルトもまた、人とのつながりに重きを置く人で、日本人で初めてカンティーナのドアを叩いた人物のことを、20年近く経った今でも鮮明に覚えているようです。

 サン・ヴィンチェンツォは、そんな彼が造る最もスタンダードなワインですが、その味わいはロベルトの人柄そのものです。余計なことを考えず、とにかく品質を重視した「潔さ」のようなものが感じられます。大笑いするような豪快さはないにしても、大らかで優しい果実味、ヴィンテージを反映してか、少し高めの酸がお料理を引き立てます。

 こういった造り手の努力を目の当たりにすると、彼らの情熱こそが第一であり、その表現方法はそう大きな問題ではないように思えます。“素晴らしいワインを造りたい” という気持ちは、ロベルト・アンセルミも、ソアーヴェの旗手 レオニルド・ピエロパンも同じなのだから。



 ちなみにタイトルの「ソアベ」は、安っぽいワインを演出するための表現で、ウチのリストでは Soave は 「ソアヴェ」となりますので、悪しからず。

 また、タイトルのセリフを書きたかったがために、このワインを選んだわけではありません!こちらも悪しからず(笑)。

 そういやロベルト、ちょっとランバ・ラルに似てるな (あ、ヒゲだけか・・・)。
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by enotecabianchi | 2011-02-18 20:04 | Comments(0)
 大阪は初の積雪です。いつもに増して、シンと静まりかえった朝でした。
 長引く不況とこの雪とをなぞらえながら、でもやがてこの雪も溶け、必ず訪れる春を心待ちに、黙々とワインを飲みます。 って結局ソレかい!← ひとりツッコミ。

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カイアロッサ・ビアンコ2008 と ペルゴライア2006 (カイアロッサ)

 「今年は関西に力を注ぎます!」 と嬉しい言葉をかけてくれたP社の土生さん。もう既に2度、大阪に来られています。有言実行、見習います。
 今回はそのP社が扱うワイナリー 「カイアロッサ」 です。場所はトスカーナ州 ピサにある リパルベッラ。ルカ・ダットーマがいち早く注目し、自身のワイナリー「ドゥエマーニ」を設立したと同じ場所です。もう一つ興味深いのは、このワイナリーはボルドーの シャトー・ジスクール のオーナーが設立した、ということです。ビアンコは、シャルドネとヴィオニエを半分ずつ。ペルゴライアは、サンジョヴェーゼに少量のメルロとカベルネ・フラン。造り手の予備知識があったからか、飲んだ時の共通する感想は 「コレ、本当にイタリアか?」 というものでした。無論これはポジティヴな驚きで、イタリアに馴染みのある僕(てかそれしか知らない)にとっては新しい味わいでした。

 カイアロッサ・ビアンコは、品種構成に加え 熟成にバリックを使用していることから、えてしてヴァニラが効き過ぎた白になりがちですが、飲んだときの引っ掛かりがなくエレガント。トロピカルフルーツを連想させる「トスカーナ・ヴィオニエ」の特徴を確かに感じながら、それでいて酸味とのバランスが整っています。ワイナリーの名を冠しているだけに、白ワインの中ではお高いですが、「このワインは高くて良いです」、と感じさせます。

 ペルゴライアは、価格と品種構成を見れば、「力強いワインなんやろな」 と想像しますが、パワフルなワインではありません。ですが、上質なワインです。いつまでも嗅いでいたい華やかで色気のある香り。適度な力強さはあるが それを強調せず、あくまでもエレガントに 長い余韻が続きます。


 ロワールを代表する ラドゥセット男爵さんが少し前に来日された際、自らが初めて最初から手掛けたイタリアワインのお披露目がありました。実はその時も、「フランス人がイタリアワインを造るとこうなる」 というお手本を飲んだようで、嬉しい驚きがあったのですが、それはまた改めて。

 イタリアワインの新たな可能性、一度体感してみては?
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by enotecabianchi | 2011-02-11 19:30 | Comments(0)
 
 リスポッロに引き続き、E社さんのワインを。
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2005 (イル・ポッジョーネ)
 この造り手を、代表である佐々木さんは振り返ります(記事は2000年10月のもの)。
 『思い出せば、フィレンツェの エノテカ・ピンキオリ でタレンティのブルネッロ’82を飲み、次の日に電話をかけてみたら「すぐに来てみたら」ということで車を飛ばしたのが出会いであった。イル・ポッジョーネを率いていた タレンティ が昨年の9月に他界してから ビンドッチ にワイン醸造の責任がすっかり移った。・・・』

 イル・ポッジョーネとE社とのつながりは永く 深い。
 ワインを単なる商品として扱うインポーターとは、一線を画します。

 このワインのラベルには 「CHI VUOL ESSER LIETRO SIA DI DOMANI NON V E' CERTEZZA」 と小さく見える。「幸せでありたいと願うならば、明日に保証はない」 つまり 「今日のこの日を大切にしよう」 ということ。
 良い一日であるよう 努めましょうね!










 って
 ワインの説明忘れてましたね!
 「クラシカルなブルネッロの代表格」 というと、2005年は若すぎるのでは? と思われがちですが、飲み手を拒むような硬さはなく、むしろ包容力のある、そしてブルネッロの風格がはっきりと感じられます。
 メーカーの出荷価格、為替、インポーターの努力、この3つの要素により、前のヴィンテージよりも手が出しやすい価格になっていますので、個人的に、今までのヴィンテージで一番売れるのでは、と感じています。

 ブルネッロのコンソルツィオはヴィンテージごとに星を付けます。最高は5つ星。その評価をパネルにして、庁舎の壁に飾られます。2005年は? 4つ星です。主観で付ける星だから甘いんじゃない?と思われるかもしれませんが、1992年ヴィンテージから始まったこの評価、2007年までで5つ星は 5つ、と意外と厳しいことが伺えます。信頼度大 なヴィンテージチャート、ってことですね。
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ご参考まで。
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by enotecabianchi | 2011-02-07 09:31 | Comments(2)
 あのすンげー美味しかった ラ・スピネッタのヴェルメンティーノ、次回の入荷は5月(遅!)、とお知らせしたのですが、M社の正戸さんから先日、6月(遅!!)になると連絡がありました!

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ん~現時点では、

どっちゃでもエエわ!
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by enotecabianchi | 2011-02-01 18:42 | Comments(0)