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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

カテゴリ:美味しいワイン。( 284 )


 僕がこの業界に入ったときは、ドルチェットやバルベラが90年代はじめ頃のものを販売していました。その頃はヴィンテージの良し悪しも分からず、とにかく自分が飲んで美味しいと感じたものをひたすらお客さんに勧めていました。
 しばらくして、1990年のバローロやブルネッロが出た頃は、なんだか「飛ぶように」売れた記憶があります。若い僕にとってこの現象は強烈なインパクトがありました。ヴィンテージひとつでこれだけの差があるのか、と。 そして翌年の1991年が出た頃は、また普通の出荷数に戻りました。

 今なら91年や92年のようなオフヴィンテージとされる年は、買い控える人が多くいるでしょうね。

 何故か立て続けに、1991年のワインをふたつ飲みました。

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ロッソ・ディ・モンタルチーノ 1991(イル・ポッジョーネ)

 今でこそロッソ・ディ・モンタルチーノの立ち位置は確立されていますが、このヴィンテージが出たあたりは、「ブルネッロのセカンドワイン」という位置に甘んじていました(少なくとも日本ではね)。そのワインがなんともしなやかに、妖艶に変化していました。

「ブルネッロのセカンド? 誰が決めた? そんなこと」

 造り手がそう言っているような、自信に溢れたワインでした。




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バローロ“コンテイサ・チェレクィオ” 1991(グロミス)

 ナポリ王国の準備日であった日曜日、疲れた僕達を迎えてくれたのは、年齢不詳の美しいワインでした。飲むごとに、香るごとに目がトロンとなってしまうほど、魅惑的。
 最初はキュッと閉じていましたが、ゆっくりと開いて僕たちが「アニョロッティ・ダル・プリン」を食べている頃にその頂点を迎えました。むろん、古酒らしい味わいはその後も存分に楽しめました。
 食事の間中、僕の頭の中では フライドプライドの「マイダス・タッチ」が流れてました。

その指が触れたとたんに 何もかも変わってしまう
僕はもう あなたの虜 動けない
MIDAS TOUCH

その瞳そのくちびる メデューサの微笑
溺れさせて 息が止まるまで




 タイトルのことをすっかり忘れてましたね。

 この共通したヴィンテージの共通した感想は、

 「誰だ?このヴィンテージをオフヴィンテージだなんて言った奴は?」


 20年以上経った今でもこれだけの感動を与えてくれたこのワイン達に、感謝。



 ワインが美味しくなる季節ですね。
 思いっきり楽しむつもりなので、笑い声が大きすぎたら、注意して下さいね!(笑)
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by enotecabianchi | 2012-09-11 19:40 | 美味しいワイン。 | Comments(2)


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キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ“カパルジーノ”2006(カパルサ)

 素朴~ッ!
 決して強くなく、酸味が豊かなワイン。しかしながら、「上質」であることを香りからすでにアピールしている。裏切られることなく味わいも、驚くほど質が高い。

 「力強さ」とか「濃厚」という言葉とは無縁なワイン。
 食事と共にあるワイン。
 そして、クスッと笑ってしまうようなワイン。

 なぜなら、このワインを輸入したS社の恩田さんの人柄がそのまま反映されているように感じるからです。

 「ワインは造った人そのものだ」、とよく言いますが、それを輸入する人にも共通した人柄を垣間見たりすると、何だか嬉しくなりますね。
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by enotecabianchi | 2012-09-03 13:01 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
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 「うわ懐かしいッ!」と思わず声が出た方。 僕と同年代ですね(笑)。

エトルスコ 2006(チェンナトイオ)

 いわゆる「スーパートスカーナ」全盛の時代。数ある猛者たちと肩を並べて、このワインも華々しく輝いていました。
 忘れ去られたかに思われたこのワインもインポーターが代わり、ウチにサンプルが届きました。

 レ・ペルゴレ・トルテやフラッチャネッロと同じサンジョヴェーゼ100%。

 黒が強めの紫色にややレンガ色が加わる。
 甘く魅惑的な香り。 口に含むとニッコリしてしまうほど ノスタルジー。あの時代を想い出します。少し感じる乳酸のニュアンスも、その感覚を呼び起こすもの。グリップはしっかりあるものの強すぎない。長いアフターテイスト。

 時は経てもその存在感は健在。そして食事用のワインであることも、レストランのテーブルでこそ映えるワインであることも、変わりはありません。

 もう忘れてしまいましたが、あの時と比べると価格も良心的になったのではと思います。
 9月の新着ワインに掲載されますので、チェックして下さいね。

 なんか久々にまともな「ワインのブログ」になったね!(笑)
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by enotecabianchi | 2012-08-17 20:06 | 美味しいワイン。 | Comments(2)

 時に、

 「なんでこんなに美味しいのに、売れへんのやろ?」

 なんて思うワインがあります。
 そう感じては持って帰り、飲んでみて、その謎は更に深まるばかり。
 今回のワインもその典型。

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バルバレスコ 2006(プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)

 最新のヴィンテージは2009年が出回っているバルバレスコ。「早いな~!」なんて感じるのは僕だけでしょうか?

 「バルバレスコはどうしてもバローロと比べられてしまうから売りにくい」

 なんて言ってる あ・な・た!
 この価格でこれだけ説得力のあるネッビオーロを逃す手はないですよ!

 バローロにはない、しなやかで艶やかな香り。
 若すぎず、枯れてもいない。
 飲み頃とは、まさにこのことだ。誰もが納得する味わいです。


 風の谷のナウシカ に出てくる トルメキアの姫さまに言わせれば、

 「今飲まずに、いつ飲むのだ。 飲め!!」

 なんて怒られちゃいますよ。
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by enotecabianchi | 2012-08-08 17:47 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 スプマンテがやたら出てます。

 テイスティングと称して、家で消費するスプマンテもまた、この時期やたら多くなります(苦笑)

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バルバメト 2011(コルサリス)

 「この夏、大ブレイクの予感」 とウチのワインリストの表紙にも書いたワイン。
 輝くようなストローイエロー。軽やかで爽やかな香り。
 ふくよかな泡と ドライで苦味が伴った味わいは造り手が意図したもの。
 この苦味が、この季節にはたまらない。

 それにしても、エエ顔してますね。 
 ジャケ買いしても、損はしません。

 時にはそんな買い方も、エエんちゃう?
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by enotecabianchi | 2012-08-07 18:07 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
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キアンティ 2010×2(ポリツィアーノとバローネ・リカーゾリ)

 ワインリスト更新時期です。
 つまり、いっぱいワイン飲んでます。
 サンプルが届いたポリツィアーノのキアンティ。 低価格帯のワインは比較対象があった方が正確な判断ができるので、リカーゾリのキアンティも一緒に開けました。

 ポリツィアーノは、果実の甘みが香りからも感じ、滑らかなタンニン、嫌味のない甘さが心地良い。

 リカーゾリは、前者と比べると苦味を伴う香り。軽やかだがタンニンのグリップをしっかり感じる。

 端的に言うと、

 ポリツィアーノはブドウの「果肉」。 リカーゾリはブドウの「果皮」。

 それぞれの個性が出ていて、面白かったよ!




 と、稿を締めくくればいいんでしょうが、単なるワインラヴァーではない故、「時間の経過」を厳しく見なくてはいけません。

 が、ここではお知らせできませんよね。こう書くとネガティヴな結果が少なくともひとつはある、って事ですから。

 結果を知りたい方。お電話でお知らせしますので、お気軽に(笑)。
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by enotecabianchi | 2012-07-21 11:33 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
 病み上がりです。最初っから言い訳です。
 3年ぶりに風邪を引きました。俗に「飲む点滴」と言われる ポカリスエットをその一週間、何本飲んだことか。 E社の加藤さんから送って頂いた美味しいリンゴも、ほとんど僕が食べ尽くしました!ククッ。

 病み上がりには、やっぱりワインで消毒やね(笑)。そんなわけで、


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ノッツェ・ドーロ 2009(タスカ・ダルメリータ)

 スタッフの松本が タスカ・ダルメリータのワイナリー視察に行って悔しいから、ではありませんよ。定期テイスティングの一環です。

 タスカ・ダルメリータにおける ワイン造りを本格化させた人物、ジュセッペ・タスカとその奥方 フランカさんの金婚式の記念に造られたのがこのワイン。Nozze(=結婚)、Oro(=金)、そのまんまやね。
 
 インツォリアを主体としたこのワインは、凝縮感のある香り、そして南国系のフルーツの香り。極めて濃厚でありながら清涼感すら覚える飲み口の良さは特筆ものです。
 この、シチリアには珍しい たくましい酸味は、畑の標高によるものと思われます。700メートルを超える標高は、シチリアではここ以外に エトナしか見られません。
 なるほど確かにこの酸味は、同社のベースである レガレアリにも、レオーネ・ダルメリータにも、そしてトップワインのスプマンテ、アルメリータ・ブリュットにも通ずるものがあります。

 ワインブームなんかよりずっと昔から、土地に根ざしたワイン造りをしてきた タスカ・ダルメリータ。シチリアのお料理に最も寄り添った造り手、と言えるでしょう。

 ちなみに、この日の料理は、

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手羽先の照り焼き(カンケーねぇ!)


 でも、良く合いましたよ!(笑)
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by enotecabianchi | 2011-12-24 12:48 | 美味しいワイン。 | Comments(2)
 
 などと称して、飲みたいワイン飲んでます。
 テイスティングせなあかんの いっぱいあるのに。。。
 サンプリングして頂いた各インポーターさん、すんません!もうしばらくお待ち下さい。

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チロ・ビアンコ 2010(リブランディ)

 久々に持って帰って飲みました。やっぱり美味しいです。かなり前、リブランディ当主のニコデモさんが来日した際に、「ウチのラインナップで一番最初に売り切れるのが、このチロ・ビアンコなんだ」 と言っていたのを思い出します。気になったので生産本数を調べると、25万本(!)ですって!

 このワインのイイところは、「親しみやすいチャーミングな甘さ」 ですね。適度な酸味を持っていて、甘すぎないところが またいいです。ふくよかな果実味を感じつつ飲み飽きない。このバランスは価格を考えれば 「抜群」 と言えます。

 25万本が即完売!のワイン。いかがですか?(あ、なんかウサンクサイ業者みたいなこと書いてしもた!)
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by enotecabianchi | 2011-11-18 18:43 | 美味しいワイン。 | Comments(2)
 あるインポーターさんの計らいで、イタリア研修に行くことになったウチのスタッフ用にと、そんなに高くないデジカメを見に行ったのですが、ダメですね。イイのを見ると。 今まで僕が使っていたお下がりを彼に渡して、自分用の新しいデジカメ。

 ムフッ! 買いましてん。

 まるで高級車のボディのような美しいフォルム、僕みたいなシロートでもフルオートでいい写真が撮れます。
 んで、撮った写真がコレ!

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 どうスか!? え? 違いが分からんって? そらそーです。本人も分かりません!(笑)

バルバレスコ 2001(ガスタルディ)
 あるレストランで頂いたワインです。このお店では何故か、全てのワインがブラインドで、もちろんこのワインもブラインドで出てきました!(汗)
 グラスに注いだ瞬間から艶やかな香り、自信に満ち溢れた存在感をアピールしています。
 柔らかな口当たり、それでいて確かに感じるタンニンは、上質で滑らか。長いアフターテイスト。時と共にバルバレスコらしい個性がグイグイ出てきましたが、僕はこのワインを・・・




「ブルネッロ!」って答えてしもた! しかも自信満々に!!


 ワインって奥が深いよね。
 すごろくに例えるなら、「ふりだしにもどる。」 の心境です。
 初心忘れるべからず。キャンバスは白いままで。
 会社の名前を考えていたあの時を思い出させてくれたこのワインに、そして北浜Sの豊島さんに、多謝!
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by enotecabianchi | 2011-11-05 08:37 | 美味しいワイン。 | Comments(2)
 北新地の名店として営業されていたCさんが先日、12年の歴史に幕を閉じました。最後のイベントにワイン会が催され、それに参加させて頂きました。
 
 スーパー助っ人として西区トラットリアPの松本さんがお料理を担当。ここで松本さんのお料理が楽しめるとは思ってもいなかっただけに、カウンター内のツーショットは夢のようでした。

 北新地のCさんは営業を終了しましたが、個人的にこれは、宮永さんにとってのスタートとして捉えているので、ネガティヴな別れとは考えていません。気持ちも新たに、新天地でのご活躍をお祈りします。



 さてさてこのワイン会は、「シャルドネの会」といいまして、参加者が世界のシャルドネを持ち合ってワインを楽しもう!という趣旨の会です。ただひとつ、普通のワイン会と違うのは、全てのワインを 「ブラインド」 で行うということで、固定概念を無くし、本当に美味しい1本に1票を投ずるという、楽しい楽しいイベントなのです(汗)。
 それとは別に 個人的な課題として、『「イタリア」と「それ以外」を的確に当てる』ことを自分に課しました。

 結果は、といいますと、自分の課題はともあれ(?)、すんげー美味しいシャルドネ、見つけました!

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レ・アイエ 2010 ノルマーレ(カッシーナ・ロエラ)

 18アイテムのシャルドネの中から、これ以外にはない。そう確信した1本です。
 内心、自分が選んだのがイタリアじゃなかったらと ヒヤヒヤでしたが、よかったよかった。
 凝縮感を適度に感じ、かつ透明な果実味。上質でございます。何かが突出しているわけではないが、それだけに口の中の安定感は見事。
 つい飲み進んでしまう 「誘い上手なワイン」 です。
 よし!次のワインリストのイチオシはこれで!と思い翌日インポーターさんに問い合せたら、日本には入ってないんだって・・・。「ノルマーレ」と敢えて書いたのは、この上に「セレツィオーネ」があって、それは輸入されてます。
 T社の高橋さん!こんなに美味しいワインをナゼ輸入しないの!?セレツィオーネよりも是非ノルマーレを!!輸入された暁には、エノテカビアンキとして、2ケース約束します!
 弱ッ!!
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by enotecabianchi | 2011-11-01 20:57 | 美味しいワイン。 | Comments(0)