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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

カテゴリ:美味しいワイン。( 278 )

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ルカ・フェラリスが造るルケたち

 極めて芳香が強いブドウといえば、マルケの 「ラクリマ」 とこのルケですね。
 ルカ・フェラリスはルケを中心に栽培する造り手。

 「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」。 DOCGって、知ってました?
 調べてみると、2010年の収穫からDOCGなんですって。なので、写真右の「オペラ・プリマ」はDOC最後の年ってことになりますね。

 3種のルケを飲み比べてみると、

ブリック・ド・ビアンク 2011
 軽めのグラッパを気化させたような香り。極めて華やかで、軽い。 赤い花を思わせる香味。

イ・フィルマーティ 2011
 ルカ・フェラリス本人のサインが描かれているからその名がついたとか。 「ブリック」よりも芳醇で上質。 甘みのあるベリー、同じくグラッパを気化させたような香りを持つが、よりリッチな、例えるなら 「ベルタ」 のような香り。 豊かな果実味が印象的。

オペラ・プリマ 2009
 他のふたつとは別世界。 にもかかわらず、ルケの個性がよく出ている。 ブルゴーニュにも似た香り。 タンニンは確かに感じるものの、それはそれは滑らかで上品。
 「熟成の魔法」でどんな大物になるか、期待が膨らみます。生産本数は4000本。輸入量を聞いてびっくりしたので少し多めに仕入れようと思います。

 エノテカビアンキではイ・フィルマーティとオペラ・プリマの2つを扱うことにしました。
 新しいワインリストで特におすすめの造り手です。



 これを試さないなんて、どうして???


 なんて、言い過ぎでしょうか。
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by enotecabianchi | 2012-11-07 19:32 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

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“OP・48” 2009 (コルマーノ)

 エノテカビアンキのワイン会で飲んだ方も多いと思いますが、主催者側はいくら時間をとっていてもテイスティングの時間などあるはずもなく、このワインも飲めませんでした。

 複数の方から「美味しいよ」とお声を頂き、ご注文も頂いたので、気になって仕入れました。

 ブドウはサンジョヴェーゼ。
 命名とラベルの作者は、このワインを輸入するE社の佐々木さん。
 ワインに関する背景は、11月のご案内に同封されているのでそれを見てね。

 このワインを飲んで浮かんだのは、


 「梅酒に漬かった梅の実」

 です。
 少し閉じ気味な香り。 香りもまた、梅酒っぽい。
 
 比べたわけではありませんが、これに似た味わいのワインがあります。 それは、





 “カンタルーポ ゲンメ”


 このワインを梅に例えると(ナゼ?)、



 “梅干し”。


 「48」 は、このワインにアルコール感と果実味をプラスしたような、そんな味わい。
 産地もブドウも違うワインですが、「また飲みたい」 と思わせる飲み口の良さは、素敵な共通点。 そして、このふたつのワインを同じ人が扱っている、ということも、興味深い共通点ですね。

 11月はワインリスト更新月です。
 美味しいワインいっぱい入荷しました。ご期待下さい。



 あ、今回のワインのコメント、「コピペ」 しちゃダメですよ!(笑)  (しねーよ)
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by enotecabianchi | 2012-10-28 00:22 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 「ナポリ王国」が無事終わり、お客さまから頂いたご注文もほぼ発送が終わりました。


 「また改めて飲んでみなきゃ」 と感じたワイン、どっさり。

 これもそのひとつでした。 ↓

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カンパナーロ 2010(フェウディ・ディ・サングレゴリオ)

 自分への「お疲れさん」的に開けました。
 ナポリ王国の時には、時間など無いに等しかったので飲めませんでしたが、これは美味しい!

 フレッシュな果実味とクリーンな香り。こう書くと軽やかなワインと思われがちですが、ミネラルが豊富で太い酸が特徴的。極めて長いアフター。
 温度が上がっても何ら問題なく、上質であることをアピールし続けます。

 今から10年くらい前に、造り手の人とお食事をご一緒させて頂きましたが、その時このワインに合わせたお料理は、バターを強めに効かせた白身魚のムニエルでした。強いヴァニラとの相性は抜群、と当時は感動したものです。


 昔からの造りをそのまま変えないワインもあれば、時代に合わせてそのスタイルが変化するものもある。
 共にポジもネガも持ち合わせるので良し悪しは別ですが、このワインは明らかに後者。
 パッケージも昔の「どうだッ!」的なボトルから、今までで一番コンパクトなパッケージに。

 スタイルは変わっても良いワインであることに変わりはない。

 職業的な詮索は早々と切り上げてイベントの余韻に浸った、秋の夜長でした。
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by enotecabianchi | 2012-10-09 20:02 | 美味しいワイン。 | Comments(1)

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イル・ミッレ 2010 (ラ・トゥネッラ)

 産地はフリウリ。土着のリボッラ・ジャッラとピノネロを半分ずつブレンドしたスプマンテ。

 これをテイスティングしたのは、今日で2回目。


 初めて出合ったのは3ヶ月前の初夏。 この時はこれから夏に向かうこともあり、このワインが持つ「ふくよかさ」や「強さ」が清涼感に欠けることから、「涼しくなったら、もう一度飲もう!」としばらく保留にしてました。

 酒の神バッカスはいるんですね。 ここまで時間が空くと忘れるのが常ですが、ひょんなことから思い出してサンプルを取り寄せました。

 美味しい、です。初夏に飲んだ時の、悪く言えば「暑苦しさ」は、この季節になると「芳醇で香り豊かな」ワインへと、僕のイメージは変化しました。「温かみのある」とか、「包み込まれるような」といった形容が似合います。好きになっちゃいました(笑)。

 秋になったらもう一度、と思った僕の直感は間違っていませんでした。飲む時期によってここまで分かりやすく飲み口が変わるワインも珍しい。

 秋から冬にかけておすすめの1本です。10月の新着案内に掲載されていますよ。

 そういやボトルの形も、ラベルの色合いも、夏っぽくねーな。(あ、これは僕の思い込みか・・・)
 もしかしたら、造り手のメッセージが込められてるかも?
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by enotecabianchi | 2012-09-28 18:32 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 僕がこの業界に入ったときは、ドルチェットやバルベラが90年代はじめ頃のものを販売していました。その頃はヴィンテージの良し悪しも分からず、とにかく自分が飲んで美味しいと感じたものをひたすらお客さんに勧めていました。
 しばらくして、1990年のバローロやブルネッロが出た頃は、なんだか「飛ぶように」売れた記憶があります。若い僕にとってこの現象は強烈なインパクトがありました。ヴィンテージひとつでこれだけの差があるのか、と。 そして翌年の1991年が出た頃は、また普通の出荷数に戻りました。

 今なら91年や92年のようなオフヴィンテージとされる年は、買い控える人が多くいるでしょうね。

 何故か立て続けに、1991年のワインをふたつ飲みました。

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ロッソ・ディ・モンタルチーノ 1991(イル・ポッジョーネ)

 今でこそロッソ・ディ・モンタルチーノの立ち位置は確立されていますが、このヴィンテージが出たあたりは、「ブルネッロのセカンドワイン」という位置に甘んじていました(少なくとも日本ではね)。そのワインがなんともしなやかに、妖艶に変化していました。

「ブルネッロのセカンド? 誰が決めた? そんなこと」

 造り手がそう言っているような、自信に溢れたワインでした。




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バローロ“コンテイサ・チェレクィオ” 1991(グロミス)

 ナポリ王国の準備日であった日曜日、疲れた僕達を迎えてくれたのは、年齢不詳の美しいワインでした。飲むごとに、香るごとに目がトロンとなってしまうほど、魅惑的。
 最初はキュッと閉じていましたが、ゆっくりと開いて僕たちが「アニョロッティ・ダル・プリン」を食べている頃にその頂点を迎えました。むろん、古酒らしい味わいはその後も存分に楽しめました。
 食事の間中、僕の頭の中では フライドプライドの「マイダス・タッチ」が流れてました。

その指が触れたとたんに 何もかも変わってしまう
僕はもう あなたの虜 動けない
MIDAS TOUCH

その瞳そのくちびる メデューサの微笑
溺れさせて 息が止まるまで




 タイトルのことをすっかり忘れてましたね。

 この共通したヴィンテージの共通した感想は、

 「誰だ?このヴィンテージをオフヴィンテージだなんて言った奴は?」


 20年以上経った今でもこれだけの感動を与えてくれたこのワイン達に、感謝。



 ワインが美味しくなる季節ですね。
 思いっきり楽しむつもりなので、笑い声が大きすぎたら、注意して下さいね!(笑)
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by enotecabianchi | 2012-09-11 19:40 | 美味しいワイン。 | Comments(2)


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キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ“カパルジーノ”2006(カパルサ)

 素朴~ッ!
 決して強くなく、酸味が豊かなワイン。しかしながら、「上質」であることを香りからすでにアピールしている。裏切られることなく味わいも、驚くほど質が高い。

 「力強さ」とか「濃厚」という言葉とは無縁なワイン。
 食事と共にあるワイン。
 そして、クスッと笑ってしまうようなワイン。

 なぜなら、このワインを輸入したS社の恩田さんの人柄がそのまま反映されているように感じるからです。

 「ワインは造った人そのものだ」、とよく言いますが、それを輸入する人にも共通した人柄を垣間見たりすると、何だか嬉しくなりますね。
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by enotecabianchi | 2012-09-03 13:01 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
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 「うわ懐かしいッ!」と思わず声が出た方。 僕と同年代ですね(笑)。

エトルスコ 2006(チェンナトイオ)

 いわゆる「スーパートスカーナ」全盛の時代。数ある猛者たちと肩を並べて、このワインも華々しく輝いていました。
 忘れ去られたかに思われたこのワインもインポーターが代わり、ウチにサンプルが届きました。

 レ・ペルゴレ・トルテやフラッチャネッロと同じサンジョヴェーゼ100%。

 黒が強めの紫色にややレンガ色が加わる。
 甘く魅惑的な香り。 口に含むとニッコリしてしまうほど ノスタルジー。あの時代を想い出します。少し感じる乳酸のニュアンスも、その感覚を呼び起こすもの。グリップはしっかりあるものの強すぎない。長いアフターテイスト。

 時は経てもその存在感は健在。そして食事用のワインであることも、レストランのテーブルでこそ映えるワインであることも、変わりはありません。

 もう忘れてしまいましたが、あの時と比べると価格も良心的になったのではと思います。
 9月の新着ワインに掲載されますので、チェックして下さいね。

 なんか久々にまともな「ワインのブログ」になったね!(笑)
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by enotecabianchi | 2012-08-17 20:06 | 美味しいワイン。 | Comments(2)

 時に、

 「なんでこんなに美味しいのに、売れへんのやろ?」

 なんて思うワインがあります。
 そう感じては持って帰り、飲んでみて、その謎は更に深まるばかり。
 今回のワインもその典型。

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バルバレスコ 2006(プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)

 最新のヴィンテージは2009年が出回っているバルバレスコ。「早いな~!」なんて感じるのは僕だけでしょうか?

 「バルバレスコはどうしてもバローロと比べられてしまうから売りにくい」

 なんて言ってる あ・な・た!
 この価格でこれだけ説得力のあるネッビオーロを逃す手はないですよ!

 バローロにはない、しなやかで艶やかな香り。
 若すぎず、枯れてもいない。
 飲み頃とは、まさにこのことだ。誰もが納得する味わいです。


 風の谷のナウシカ に出てくる トルメキアの姫さまに言わせれば、

 「今飲まずに、いつ飲むのだ。 飲め!!」

 なんて怒られちゃいますよ。
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by enotecabianchi | 2012-08-08 17:47 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 スプマンテがやたら出てます。

 テイスティングと称して、家で消費するスプマンテもまた、この時期やたら多くなります(苦笑)

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バルバメト 2011(コルサリス)

 「この夏、大ブレイクの予感」 とウチのワインリストの表紙にも書いたワイン。
 輝くようなストローイエロー。軽やかで爽やかな香り。
 ふくよかな泡と ドライで苦味が伴った味わいは造り手が意図したもの。
 この苦味が、この季節にはたまらない。

 それにしても、エエ顔してますね。 
 ジャケ買いしても、損はしません。

 時にはそんな買い方も、エエんちゃう?
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by enotecabianchi | 2012-08-07 18:07 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
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キアンティ 2010×2(ポリツィアーノとバローネ・リカーゾリ)

 ワインリスト更新時期です。
 つまり、いっぱいワイン飲んでます。
 サンプルが届いたポリツィアーノのキアンティ。 低価格帯のワインは比較対象があった方が正確な判断ができるので、リカーゾリのキアンティも一緒に開けました。

 ポリツィアーノは、果実の甘みが香りからも感じ、滑らかなタンニン、嫌味のない甘さが心地良い。

 リカーゾリは、前者と比べると苦味を伴う香り。軽やかだがタンニンのグリップをしっかり感じる。

 端的に言うと、

 ポリツィアーノはブドウの「果肉」。 リカーゾリはブドウの「果皮」。

 それぞれの個性が出ていて、面白かったよ!




 と、稿を締めくくればいいんでしょうが、単なるワインラヴァーではない故、「時間の経過」を厳しく見なくてはいけません。

 が、ここではお知らせできませんよね。こう書くとネガティヴな結果が少なくともひとつはある、って事ですから。

 結果を知りたい方。お電話でお知らせしますので、お気軽に(笑)。
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by enotecabianchi | 2012-07-21 11:33 | 美味しいワイン。 | Comments(0)