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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

カテゴリ:美味しいワイン。( 285 )



「おすすめのスプマンテ、ある?」

 この季節、毎日のように頂くお問い合わせです。
 お店やその人に合わせて、説明しながらおすすめしますが、必ず、と言っていいほど次に来る質問が、

「2日目、どう?」

 です。
 グラスユースで毎日の営業に使うスプマンテは、味はもちろんのこと、泡の持続性も重要きわまりない要素のひとつ。 実際、どこかの店で、飲んだ瞬間、「ま~~(ToT)」 みたいな経験は僕にもあります(苦笑)。

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プロセッコ・トレヴィーゾ・エクストラドライ NV(レ・コンテッセ)

 果実味を豊かに保ちつつ、爽やかな酸味が心地良い。
 ガス圧を高く設定することによる 「存在感のある泡」 は、ふくよかで滑らかな舌触りとなって表れる。

 2日目の泡も 「申し分ない」 どころか、きれいに 元気に残る。

 

 プロセッコがDOCGになった時、混乱を避けたいがために、DOCG以外のプロセッコ、つまりトレヴィーゾをはじめとするDOCは選択対象に入りませんでした。

 地域別セミナー、試飲会をするまでは、ね。

 地域別シリーズでは発見がたくさんありますが、最も感心したのは、DOC、DOCG関係なく、プロセッコのレベルが相当な高さにまで上がっている、ということでした。

 もはや勝手な偏見などしていられませんよ。
 そんなことをしてたら、美味しいワインに辿り着かなくなる。

 イタリアワインとはそういうものだったね。

 そう改めて感じさせてくれたこのワインに、多謝。


 
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by enotecabianchi | 2013-07-17 20:36 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 趣味の悪い配色、ってありますよね。 あくまで個人的ですが。

 黒、赤、金。

 よく、ヤンキー系の高級セダンにこの組み合わせを見たりすると、思わず笑ってしまいます。

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イスキア・ビアンコ・スペリオーレ 2010(ピエトラトルチャ)

 さすがはイタリア、というべきでしょうか。 この組み合わせを 美しくも ややもの悲しい色あいにして 「イスキア」をうまく表現していますね。

 年月を感じさせるやや濃い黄色。 海からのミネラルを確かに感じる味わい。 ピチピチした白よりも、こんな具合にある程度寝たワインの方が好きです。 状況にもよりますがね。

 季節柄なのか、しばらく「島」のワインが このブログとフェイスブックを彩りそうです。
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by enotecabianchi | 2013-07-10 13:49 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 地域別セミナーと試飲会が終わり、やれやれなこの頃。
 そうゆっくりしてられないのですが、癒されたい。。。
 そんな時に飲みました。

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リッサンドレッロ 2012 (テヌータ・デル・アバーテ)

 シチリア島の真ん中あたりに位置するカルタニセッタのインツォリア。
 夏の到来と共にいそいそと飲みたくなるワイン。
 果実味が豊かだが甘ったるくない。よくありがちな、温度が上がると飲めなくなるインツォリアとは一線を画す。
 今年の夏はこれと「アラゴスタ・フリッツァンテ」で決まりやね。
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by enotecabianchi | 2013-06-28 23:40 | 美味しいワイン。 | Comments(2)
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シチリア・ロザート 2011(ボナヴィータ)

 シチリア北東部、メッシーナのワイン。
 メッシーナ海峡はイオニア海流とティレニア海流がぶつかる場所で、この場所はエトナに次ぐ標高と相まって特異な気候環境を生み出すのだとか。

 色合いに加えて香りも ホワッと明るい。 軽いが密度が高い。 いかにもロゼらしい香りと味わいだが、アフターがスンゲー長い。
 酸がしっかりあるものの すっぱくないのは、果実味の豊かさからくるもの。

 そ し て、



 このワインは飲み進むごとに、赤ワインになってゆく!



 このブログによく出てくるワイン評論家は、



 「ワインの味わいを赤、白、ロゼで分類する時代は終わった」



 と書いていましたが、こんなに優れたロゼに出合うと、大きくうなずいてしまいますね。
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by enotecabianchi | 2013-02-05 18:07 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 ネッビオーロからはいくつものワインが造られますね。 代表格はやっぱり 「バローロ」 や 「バルバレスコ」、最近なら 「ロエーロ」 はほぼ定番になりましたし、DOCGの 「ガッティナーラ」 や 「ゲンメ」 は時々見かけます。

 ほかには?

 いっぱいありますね。 若い頃に勉強した 「ボーカ」「ファーラ」「カレーマ」「レッソーナ」。

 でもそのほとんどがその当時、輸入されていなかったか、されていてもほとんど流通していなかった。

 そしてこのワインも。

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ブラマテッラ 2005(アントニオッティ)

 ネッビオーロを主体に、クロアティーナやヴェスポリーナなどをブレンドして造られる伝統的ワイン。

 やたらおいしい。

 ミネラルを強く感じるのは、この地が火山性の地質だからとか。

 同じぶどうで造られるバローロとは比べものにならないくらい、造られている量も少ないし、知名度もない。 でもこういったワインこそ、僕達が広めていかないと、と思ってしまいますね。

 とはいえ、使命感だけで扱ったのではないことは、飲んだ人には分かります。


 「売りやすいワインだけを扱ってちゃ、ダメなんだよ。」

 そう、僕の昔の上司は言いました。

 その通りだと思います。

 売りやすいワインは、試飲会でたくさん見つけることができます。 このワインが仮に試飲会に出ていたなら、スルーされること間違いなし、です。 このワインが発する「か細いけれど芯のある声」は、試飲会という雑踏では聞くことはできません。

 ワインリスト更新時期にはこうして、1本のワインにだけ向き合うことが多くあります。 がっかりすることが多い中、地味に光る個性を探し出したときの歓びはひとしおです。

 ワインリスト2月号、できました。 近々お手元に届くのを是非ご期待下さい。
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by enotecabianchi | 2013-01-22 09:52 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 営業に出るようになりました。
 ウチのスタッフ、川口くんが独りで営業・配達できるようになり、これからようやく、といったところです。

 先日、その時間を利用して京都を回りました。 インポーター時代にお世話になった方たちや、日頃からご愛顧頂いているお客様へのご挨拶も兼ねて。 もちろん、この季節にお勧めのワインを引っさげて、ね。


 その夜はいつもお世話になっている「B・デル・V」さんへ。

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バローロ・リゼルヴァ・ヴィニョーロ 1999(カヴァッロット)

 美味しいバローロを頂こうと、予約した時すでに決めてました。
 すンげーぶ厚いワインリストを見て、すぐに決まりました。

 期待以上のワインであったことは言うまでもなく、

 美しい。
 直線ではなく、しなやかで流れるような曲線美。
 老いてなど全くなく、年齢を超越したような、凛とした自信。
 「ワタシ頑張ってマス!」なんて野暮な主張は微塵も感じさせず、ただただ暖かく、やわらかく、余裕の存在感。
 時と共に甘く妖艶な香味へ、ゆっくりと、飲むものを虜にする。

 ふたつのお料理と一緒に頂きました。

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アニョロッティ トリュフ風味

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地鶏のディアヴォラ風


 何てことだ!
 特にアニョロッティとの相性はもう言葉にならない(ラーラーラ♪)

 最高の時間を楽しませて頂きました。

 野宮さま、池本さま。
 ありがとうございました!
 またお伺いします!!




追記

「フェイスブック」 始めました。
こんな便利なツールなのか! と感心する反面、使い方全く分かれへん!(泣)。



 いつか風林寺ゴクウのように、


「おもしろいオモチャだ。使わせてもらうぜ!」


 なんて言えるようになりたいですね(笑)。
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by enotecabianchi | 2012-11-23 19:03 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 こないだの日曜日は「ポッキーの日」でしたね。
 ウチでは毎年、お世話になっているお客さまからその日にご注文を頂くと、もれなくポッキーがついてきます!
 今年は日曜日でしたが、ポッキー食べたい人はこの日に注文して下さいね(笑)。


 11日、いつもお世話になっている大手通のワインバー・Dさんの周年パーティに出掛けました。

 が、
 あまりの人の多さにびっくりして、すぐ飛び出してしまいました(泣)。

 さて秋の夜長、この空腹をどうしたものかと思案した末に、

 「ポルチーニが食べたい」




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ポルチーニのリゾット~!

 ドラえもん風にもう一度。ハイ! 「ポルチーニのリゾット~~~ッ!!」

 願いを叶えてくれた安土町Pの大塚さん。いつもありがとうございます。

 となると、

 「美味しいネッビオーロが飲みたい」




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ネッビオーロ・ダルバ“ヴェンティセッテ”2008(ラッタリーノ)

 ドラえもん風に・・・って長いね。

 やや閉じ気味の香りは、時間と共に柔らかく美しく変化します。
 適度な果実味とこなれたタンニンはお料理を更に引き立てる。
 初対面ですが、好きになりました。

 これを勧めて下さった大塚さんは、このワインをうまく女性に例えているので、それも参考にして下さいね。 → こちら
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by enotecabianchi | 2012-11-17 14:54 | 美味しいワイン。 | Comments(0)
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ルカ・フェラリスが造るルケたち

 極めて芳香が強いブドウといえば、マルケの 「ラクリマ」 とこのルケですね。
 ルカ・フェラリスはルケを中心に栽培する造り手。

 「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」。 DOCGって、知ってました?
 調べてみると、2010年の収穫からDOCGなんですって。なので、写真右の「オペラ・プリマ」はDOC最後の年ってことになりますね。

 3種のルケを飲み比べてみると、

ブリック・ド・ビアンク 2011
 軽めのグラッパを気化させたような香り。極めて華やかで、軽い。 赤い花を思わせる香味。

イ・フィルマーティ 2011
 ルカ・フェラリス本人のサインが描かれているからその名がついたとか。 「ブリック」よりも芳醇で上質。 甘みのあるベリー、同じくグラッパを気化させたような香りを持つが、よりリッチな、例えるなら 「ベルタ」 のような香り。 豊かな果実味が印象的。

オペラ・プリマ 2009
 他のふたつとは別世界。 にもかかわらず、ルケの個性がよく出ている。 ブルゴーニュにも似た香り。 タンニンは確かに感じるものの、それはそれは滑らかで上品。
 「熟成の魔法」でどんな大物になるか、期待が膨らみます。生産本数は4000本。輸入量を聞いてびっくりしたので少し多めに仕入れようと思います。

 エノテカビアンキではイ・フィルマーティとオペラ・プリマの2つを扱うことにしました。
 新しいワインリストで特におすすめの造り手です。



 これを試さないなんて、どうして???


 なんて、言い過ぎでしょうか。
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by enotecabianchi | 2012-11-07 19:32 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

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“OP・48” 2009 (コルマーノ)

 エノテカビアンキのワイン会で飲んだ方も多いと思いますが、主催者側はいくら時間をとっていてもテイスティングの時間などあるはずもなく、このワインも飲めませんでした。

 複数の方から「美味しいよ」とお声を頂き、ご注文も頂いたので、気になって仕入れました。

 ブドウはサンジョヴェーゼ。
 命名とラベルの作者は、このワインを輸入するE社の佐々木さん。
 ワインに関する背景は、11月のご案内に同封されているのでそれを見てね。

 このワインを飲んで浮かんだのは、


 「梅酒に漬かった梅の実」

 です。
 少し閉じ気味な香り。 香りもまた、梅酒っぽい。
 
 比べたわけではありませんが、これに似た味わいのワインがあります。 それは、





 “カンタルーポ ゲンメ”


 このワインを梅に例えると(ナゼ?)、



 “梅干し”。


 「48」 は、このワインにアルコール感と果実味をプラスしたような、そんな味わい。
 産地もブドウも違うワインですが、「また飲みたい」 と思わせる飲み口の良さは、素敵な共通点。 そして、このふたつのワインを同じ人が扱っている、ということも、興味深い共通点ですね。

 11月はワインリスト更新月です。
 美味しいワインいっぱい入荷しました。ご期待下さい。



 あ、今回のワインのコメント、「コピペ」 しちゃダメですよ!(笑)  (しねーよ)
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by enotecabianchi | 2012-10-28 00:22 | 美味しいワイン。 | Comments(0)

 「ナポリ王国」が無事終わり、お客さまから頂いたご注文もほぼ発送が終わりました。


 「また改めて飲んでみなきゃ」 と感じたワイン、どっさり。

 これもそのひとつでした。 ↓

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カンパナーロ 2010(フェウディ・ディ・サングレゴリオ)

 自分への「お疲れさん」的に開けました。
 ナポリ王国の時には、時間など無いに等しかったので飲めませんでしたが、これは美味しい!

 フレッシュな果実味とクリーンな香り。こう書くと軽やかなワインと思われがちですが、ミネラルが豊富で太い酸が特徴的。極めて長いアフター。
 温度が上がっても何ら問題なく、上質であることをアピールし続けます。

 今から10年くらい前に、造り手の人とお食事をご一緒させて頂きましたが、その時このワインに合わせたお料理は、バターを強めに効かせた白身魚のムニエルでした。強いヴァニラとの相性は抜群、と当時は感動したものです。


 昔からの造りをそのまま変えないワインもあれば、時代に合わせてそのスタイルが変化するものもある。
 共にポジもネガも持ち合わせるので良し悪しは別ですが、このワインは明らかに後者。
 パッケージも昔の「どうだッ!」的なボトルから、今までで一番コンパクトなパッケージに。

 スタイルは変わっても良いワインであることに変わりはない。

 職業的な詮索は早々と切り上げてイベントの余韻に浸った、秋の夜長でした。
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by enotecabianchi | 2012-10-09 20:02 | 美味しいワイン。 | Comments(1)