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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

カテゴリ:造り手との食事。( 19 )


 生産者、来日~ッ!
 に伴う、メーカーズランチ~ッ!!

 今回は、「マルケージ・デ・フレスコバルディ (フレスコバルディ侯爵家)」 から、
 エリカ・リバルディ。

 こんな人 ↓


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 ブッ飛んでるね~ッ。
 待ち合わせて会った時、周りの人に、

エリカ:
「彼とはトスカーナで初めて会ったの。 もう8年も前のことだわ。
 私が今より10キロも痩せてた頃ね。
 だから、過去の私を知りたいなら、彼に聞いてね ♡」

オレ:
「・・・・・。」

 実際、彼女に初めて会ったのは トスカーナだった。 その頃彼女は、「テヌータ・ディ・トリノーロ」 に勤めていて、僕は彼女に、同カンティーナを案内してもらったというわけ。

 体格もだがそれ以上に、彼女のデッカい笑い声は、周りをも笑顔にしてくれる。
 そんな陽気な彼女から、たくさん良い話を聞いた。

 しゃーけど 今日はまとまらなかったので、それは明日、話すとしよう。


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキ!! 明日は「勇敢で力強い女」の話やでぇ。 ~



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by enotecabianchi | 2016-09-29 21:11 | 造り手との食事。 | Comments(0)

 レ・ヴィーニェ・ディ・ザモ。

 この造り手もまた、僕の古巣、エトリヴァンを通じて最初に日本に紹介された。
 巡り巡って昨夜、初めてその造り手の人と夕食をご一緒した。
 アジア・マーケット担当のジョヴァンニさん。

「ボナセーラ!」
 って言ったら、
「こんばんは!」
って返ってきた (笑)

「立秋を過ぎた今頃だったら・・・」
 って、日本人より日本的な喋りやな(苦笑)

 そんな日本語ペラペラのジョヴァンニさん。
 フリウリの現状を大いに語って頂いた。日本語で!

 それによると、

 フリウリにはいくつかのDOCがある。
 「グラーヴェ」 は最も栽培面積が広いが、そのほとんどは平地である。
 「イソンツォ」 も同じく 平地。
 そしてこのふたつの土壌は、岩が砕けて出来た、小石や砂が多い。

 対して、レ・ヴィーニェ・ディ・ザモ が畑を所有している 「コッリオ」 と 「コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ」(「COF」ね) は、泥灰質土壌、一部に火山性土壌を含んだ 丘陵地帯であること。
 これは、高品質のブドウを栽培するには有利な要素となる。

 なるほど確かに、グラーヴェ のワインと比べると、ギュッと凝縮、かつ 飲み心地が良い。
 (それなりの価格ではあるけれど。)

「レ・ヴィーニェ・ディ・ザモ といえば!?」
 の問いには、
「フリウラーノ!」
 と答えた ジョヴァンニ。
 おすすめのワインは、コレだ。 ↓
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ノー・ネーム 2015

 フリウラーノ がかつての正式名称 「トカイ・フリウラーノ」 を名乗れなくなったのは記憶に新しい。
 ハンガリーの地域名である 「トカイ(Tokaj)」 との混同を嫌ったハンガリー政府が訴訟を起こして、イタリアのブドウ品種名である 「トカイ」 が使えなくなった。
 ジョヴァンニ は未だに納得していない様子。
 いや、誰も納得していないのね。
 「ノー・ネーム」 は、「トカイ」 が使えなくなったことへの抗議の意。
 そして右下には、
DEDICATO A UN NOME NEGATO (否定された名前に捧ぐ)
 というメッセージが付された。

 そんなワインに合わせたのが ↓
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Tagliatelle con porcini e salsiccia (タリアテッレ イタリア産ポルチーニと茶美豚サルシッチャのソース)

 言うまでもないけど、最高のアッビナメントでございました~。

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 ありがとうジョヴァンニさん!
 そして若きシェフ、マッちゃんこと 植松さん!
 美味しかったよ~。 Grazie mille !


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキ!! 美味しいブログは、まだまだ続くで!~



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by enotecabianchi | 2016-09-27 21:31 | メーカーズディナー。 | Comments(0)

 同行営業を終えて、ロリスさんとディナー。
 幾度となくメーカーズディナーをしている、新生 「ローザネーラ」 さんへ。
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 彼のフランチャコルタに合わせた、シェフご自慢の魚介料理の数々。
 しかも!
 夜風が心地良いテラスやなんて、料理も雰囲気も、
 ウマすぎるやないのーッ ♡

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レ・マルケジーネ のフランチャコルタ

 カ・デル・ボスコ や ベッラヴィスタ、コンタディ・カスタルディ などは、いわゆる 「大企業」 だが、
 レ・マルケジーネ は、「家族経営」。そしてその中では最も 規模が大きい。

 つまり、企業に求められる 「安定供給」 と、家族経営に期待される 「温かみのある高品質」、
 そのどちらをも持ち合わせている。

 彼の信条は、
・エレガントであること。
・飲み心地の良いワインであること。
・フィネスを感じるワインであること。
 この3つ。

 その考えから、醸造面においては、
・マロラクティック発酵は行わない。
・熟成に樽は使わない。
 この2点を、全てのワインに適応する。

 他にも専門的なことを話したが、もっぱらの話題は、家族のことや周りのクレイジーな友人たちの話。

「ウチのフランチャコルタの So2 添加量は、シャンパンの10分の1 さ。
 だから先日、男8人で 45本空いたよ! ひと晩でだよ!
 翌日はみんな、何もなかったように仕事に出掛けて行ったよ(笑)」
(オフレコかもしれんけれど、書いちゃった♡ )

 お孫さんの動画を僕たちにみせている時は 「おじいちゃん」 の顔になっていたけれど、
 ロリスさんはとても60歳には見えない。
 自然をこよなく愛する人で、暇があれば山登りに出掛ける。
 そしてあのゴツい身体なのに、クライミングでガシガシ岩を登るのだそうだ。
 若く見えるのは、そういったアクティヴな性格によるのかもね。

 お孫さんたちは、遊びながら仕事を手伝っていた。
 荷台の付いた自転車に乗って収穫を手伝ったり、
 ベルトコンベアにボトルを並べていったり。

「ワインの仕事は こんな子供の時から身近にあるものさ。
 僕もそうだったけどね。
 遊びを通じて、仕事を覚えていくんだよ。」
 おじいちゃんの顔をして、彼はそう言った。

 そして彼はこうも言った。今度は、経営者の顔で。
「僕には夢があるんだ。
 それは、ウチのワインを飲んでくれている全てのお客さんに会うことさ。」

 売れれば売れるほど、それは叶わぬ夢になるだろうけれど、そんな彼に、

「今日は4軒しか回れなかったけれど、今度大阪に来る時には、一日20軒回っても追いつかない状態にしておくから、
 よろしくね ♡」

 って伝えたら、

「あぁ! 望むところさ!!」

 と 男の約束をした。
 次の来阪が楽しみやね。
 でもその前に、頑張って広めんとアカンね!

 Grazie ! Loris .
 Ci vediamo a OSAKA !


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキ!! 造り手の心を伝えよう。 ~



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by enotecabianchi | 2016-09-24 22:10 | メーカーズディナー。 | Comments(0)

 月曜の夜は、造り手来阪に伴う メーカーズ・ディナー。

 テッラッツェ・デッレトナ。

 2008年設立というから、まだ若い造り手。
 エンジニアを生業としていた生粋のシチリア人、ニーノ・ベヴィラックアさんの、ワインにかける情熱によって生まれたワイナリー。

 実はこの造り手を知ったのは、これが初めてでは ない。
 昨年11月、ウチのセラーで説明を受けながらワインをテイスティングしたことがある。
 正直なところ この時は、あまり良い印象ではなかった。

 若い造り手であること。
 エトナにありながら一部、シャルドネやピノネロといった国際品種を使っていること。
 エノロゴに、リッカルド・コタレッラ を招聘していること。 などなど。
 そしてその結果である味わいが、ワールドワイドな造りに思えてならなかった。

 しかし今回の来阪で、その考えが浅はかであったことに 気付かされた。

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 今回ご一緒したのは、オーナーの娘さんである アレッシアさん (白いドレスのお人)。
 リッカルド・コタレッラ に醸造を学び、今では家族ぐるみでの付き合いがあるという。
 若干25歳にして、シチリア島、カンパーニア州、そしてイギリスのマーケティングを担当する。

 日本はおろか、アジアに来るのが初めてのようで、少し興奮気味だったけれど、真面目に仕事をこなしていた。 中でも特に気を遣っていたのが、ワインのサーヴィス温度。
 自分の造ったワインだから、どの温度が最も美味しいかを熟知している。
 そんな説明をしながら自らテキパキと動く姿、一所懸命で、キャワいいやん ♡

 お料理のご紹介、いきましょか。

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天然真鯛のカルパッチョ 北海道産ボタンエビのマンテカート
Carpaccio di dentice Gamberi mantecato

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パネッレとキスのフリット
Panelle e fritto di pesce "KISU"

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イワシとウイキョウのブカティーニ
Bucatini con le sarde

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レモンとピスタチオのリゾット
Risotto al limone e pistacchi

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イベリコ豚と野菜のトマト煮込みのクスクス
Cous cous con maiale "IBERICO" e verdure

と、不覚にも写真撮り忘れて即座に食べてしまった、
カンノーロ・シチリアーノ
Cannolo Siciliano


 エトナは、その標高の高さから 昼夜の寒暖差が激しいことが、特徴のひとつ。
 夏の昼は 35℃を超えるが、夜になると 15℃まで冷え込む。 一日の寒暖差、20℃!
 言うまでもなくこの寒暖差は、ワイン造りに最適だ。そして、スプマンテにも。
 同社のカンティーナは1700年代に建てられたもので、そこには、「シャンパーニュ・エトナ」と記されたワインのエチケットが残されていた。 つまりそれは、当時から良質なスプマンテの生産地であったことを裏付けている。
 そして、その頃から植えられていたのが、シャルドネとピノネロだ。
 流行や市場に合わせて植樹したのでは、ない。
 そうした理由から、ロゼ・ブリュットは、ピノネロを主体にネレッロマスカレーゼを少し。
 キュヴェ・ブリュットは、シャルドネ100%。
 この地の伝統に、忠実なのだ。

 伝統に忠実なのは、エトナDOCを名乗るロッソ2種、「カルース」と「チルネコ」にも表れている。
 カルースはシチリアの方言で 「少年」 の意。同社のスタンダードレンジだけに、エトナの黄金ブレンド 「ネレッロマスカレーゼ80%、ネレッロカップッチョ20%」。 樹齢は10〜30年のものを。
香り高さと良質の安定感は特筆もの。

 チルネコは、樹齢60年〜100年の ネレッロマスカレーゼ100%。プレフィロキセラのブドウも含まれる。
 「そこにしかない個性」 を強調したくて、この名を付けた。
 チルネコは、エトナだけに生息する古代の猟犬の名前だ。

 他にも、ネレッロマスカレーゼで醸された白ワイン 「チューリ」 や、極度に収量を抑えて造った ピノネロなど、リッカルド・コタレッラのアイデアが随所に光る。
 とりわけこのピノネロは、とてもシチリア島で造られたとは思えない複雑性がある。
 それはもう、良質のデザートワインにも通ずるような別次元の味わい。
 たった2000本でも創りたくなるのがよく解る。

 大いに勉強になった。
 物事をまっすぐに見つめるアレッシアの眼差しも、
 リッカルド・コタレッラの懐の深さも、
 こんなに似ている人が世の中にいるんだと思わせるくらいの、マリオの陽気も。

 優良なエトナの造り手が、またひとつ増えましたな。




~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ 西川さんとマリオの夢の共演、見てみたいわぁ。 ~



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by enotecabianchi | 2016-07-06 20:19 | メーカーズディナー。 | Comments(0)
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 昨夜のメイン。 和牛イチボ とフォアグラ。
 このお料理に合わせたワインは、 「グラッタマッコ」。

 そう、誰もが知る ボルゲリの、グラッタマッコだ。
 巡り巡って現在は、モンテ物産さんが扱うこととなった。

 トスカーナでありながら ボルドー品種が多勢を占める ボルゲリ。
 造り手の中には、
「ボルゲリにおいて、サンジョヴェーゼは終わった。」
 なんて言う人もある中、グラッタマッコは そのブレンドに、「サンジョヴェーゼは不可欠」 という。
 15% と比率こそ少ないが サンジョヴェーゼは、ボルドー品種だけでは濃厚になりがちな色合いに 「品」 を与え、味わいにも 「エレガンス」 を形成する。

「これが、他のボルゲリのワインと グラッタマッコの違いなんだ。」

 食事をご一緒した同社の営業部長、マルテン・リールヴェルドさんはこう話した。
 グラッタマッコ は現在、「コッレマッサーリ」 というグループのひとつになっている。
 コッレマッサーリの本拠は、モンタルチーノの南で 「モンテクッコ」 を生産する。

 日本ではまだマイナーなこのDOC が、この造り手によってメジャーとなる日は、近いのではないか。

 そして グラッタマッコも今までみたいに、
「知ってるけどほとんど見かけない。」
 なんてことには、ならないよ。

 って、チョロっと プレッシャーかけてみた ♡


 品質を見れば、今までが何故そうだったのか、不思議なくらいだ。

 あ、またプレッシャーかけてしもた ♡♡



~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ ボルゲリの役者が、揃った感 ♡ ~


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by enotecabianchi | 2016-06-30 21:44 | メーカーズディナー。 | Comments(0)

 生産者来日に伴い、メーカーズランチ~ッ!
 今回は、↓
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 イタリアワイン界の ヒュー・グラント (オレ調べ) こと、シチリア島 「プラネタ」 から、
 アレッシオ・プラネタさん。
 そしてレストランは、シチリア料理の名店 「ラ・クチーナ・イタリアーナ・ウエキ」 さん。

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カッリカンテ・メトド・クラッシコ 2012 で乾杯そして、このアッビナメント。 ↓

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Carpaccio di dentice 淡路産天然真鯛のカルパッチョ
Sformato di carciofi アーティチョークのスフォルマート
Insalata con pesce spade affumicato カジキの自家製燻製とサラダ

乾杯イェーッ! 合いまくりイェーッ!!


アラストロ 2014 には、 ↓
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Bucatini con le sarde イワシとウイキョウ、プチトマトのブカティーニ

ワインがワインがすッすむッくんッ ♫
おかわりッ! ♡


シャルドネ 2014 は、↓
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Risotto alla pescatora con piselli 手長海老と魚介のリゾット

ぬぉぉぉ! よぉ合いますがなッ!

あ、ちなみに シャルドネ の「樽感」 が弱くなったと指摘される方が、僕も含めて多くあったので聞いてみると、

「あぁ確かに、食のライト化に伴って、新樽の比率を低くしているんだ。でもそれだけじゃあない。 あの頃と比べると樹齢が高くなってブドウの集中力が増した。 これを新樽で寝かせたら ただ強いだけのワインになる。 バランスを取って 「飲み心地」 を良くするために、若い樹齢のものをブレンドしているんだ。」


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そして、サンタ・チェチリア 2010 には、↓

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Maiale Iberico arrosto con caponata di verdura
イベリコ豚ベジョータ肩ロースのロースト ウイキョウ風味のカポナータ添え

ウォゥ! ペルフェットぉぉぉッ!!

 サンタ・チェチリア のことをアレッシオは感慨深く話し始めた。

「サンジョヴェーゼ の理想郷に モンタルチーノ があるように、ネロ・ダーヴォラ にも理想郷がある。
それが、ノート だ。
ネロ・ダーヴォラのルーツであり、このブドウの良さを最大限引き出すことができる場所。
プラネタ の正式名称は、<プラネタ・ディ・サンタ・チェチリア>。
そう、このワインは家紋を冠した、プラネタにとって最も重要なワインなんだ。」


 ええ話をたくさん聞いた。
 同席した人の中に、百貨店の偉いさんがいたので、普段話さない話題にたくさん触れた。

偉いさん:「日本人が好きな外国料理の1位は、イタリア料理だそうですよ。」

 これには アレッシオもご満悦の様子。

偉いさん:「ほんで 2位は、フランス料理だそうですわ。」

 これに対して、

アレッシオ:「あ!? フランス料理だと!? 何やそれ? フォアグラか? フォアグラがエエんか!?」

 とかなりヒートアップ (笑)
 アレッシオは、フランスがお嫌いのようだ (ちょい誇張したけどな)。

 あ、書いたらアカンかったかな?

 そんなこんなで楽しい食事 ♫

 植木さまご夫妻、アレッシオ、日欧商事のみなさま、ありがとうございました~。
 二日酔いやったけど、大変美味しく頂きました~。



~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ! 好き嫌いあってエエんやで~ ♡ ~ 



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by enotecabianchi | 2016-06-17 20:52 | メーカーズディナー。 | Comments(0)
 生産者来日~ッ!
 ウンブリア州は オルヴィエート の造り手、「パラッツォーネ」 の、ジョヴァンニ・ドゥビーニさん。

 あ、今、
「あぁ、オルヴィエート? あの軽いやつ?」
 なんて思った人、損しまっせ。 損!
 かく言う僕も、オルヴィエート のことをここまで掘り下げて話を聞いたことはなかったけどね。

 オルヴィエート のワイン造りは、2500年の歴史があるそうだ。
 エトルリア人が創った街として有名やね。
 観光地としても知られるオルヴィエートだから、同じ名を冠するワインは、「観光客用」 へと成り下がる。
 オルヴィエートは、その生産の90%は瓶詰業者によるもので、それらがいわゆる 「観光客用」。 自社ブドウでボトリングまで行っているのは、たったの25人なのだそうだ。 パラッツォーネは その代表選手。

 オルヴィエート は、2億5000万年前に海底が隆起してできた土地。
 堆積土壌、凝灰岩、粘土、そして 砂 が少し。
 ミネラルをはじめ様々な要素を、この土地から授かる。
 そしてオルヴィエートは伝統的に、5種のブドウのブレンド。
 「プロカニコ」 はワインに 「骨組み」 を与え、「グレケット」 はワインの 「肉」 となる。 「マルヴァジア」 は 「アロマ」 を、「ヴェルデッロ」 は 「ヴォリューム感」、「ドゥルペッジョ」 は 「酸」 となって、ワインに表現される。
 「複雑な土壌条件」、「5種類のブレンド」。 このふたつが、パラッツォーネの オルヴィエートに、並ではない、更には 長期熟成も可能な白ワインへと導く。

 ジョヴァンニさんとの会食、その主な目的は、
「オルヴィエートの垂直テイスティング」
 そう、オルヴィエートは、熟成するのだ。

グレケット100% のIGT、「グレック」は、2014年、2012年、2006年。
スタンダードレンジのオルヴィエート、「テッレ・ヴィネアーテ」 は、2015年、2010年、2004年。
そしてオルヴィエートの最高峰、「カンポ・デル・グアルディアーノ」、2013年、2008年、2001年。

 見事に、「熟成」 している。
 つまり、時と共に 「味わい深く」、変化している。

 現行では、華やかで快活で、若さをアピールすべく香り高い。そして、多くを語る。

 真ん中は、ふくよかさを残しつつ しなやかなボディ。 はじめは ツンとしているが、しばらくすると静かながらも、知的に語り始める。 近寄れば、美しさに ハッ となる。

 最後のヴィンテージもまた、若さを保った美しさを秘める。 若さゆえのふくよかさはないが、本来持っているもうひとつの魅力が、顔を覗かせる。

 ん?
 何のコメントやろか?
 ワインやで。

 もうひとつの魅力とは、「ミネラル」 だ。
 彼の造るワイン全てに共通するミネラルだが、その感じ方はヴィンテージによって異なる。
 フルーツの持つ 「フレッシュさとふくよかさ」、そして 「ミネラルと複雑み」 はひとつのワインに同居していて、時間と共にフレッシュさが失われると、反比例するかのように、複雑みが表れ始める。

 これを体感できた僕は、幸せ者だ。

 カンティーナには、研究のため、そしてカンティーナの歴史として、古いヴィンテージのオルヴィエートをストックしている。 その数、なんと7000本!
 中には、1986年のオルヴィエートを4本だけ残してあるそうだが、これは既に出荷先は決まっている。

「出荷先は決まっているんだ。 ボクは飲めないけどね。 そう、開けるのはボクの葬式の時さ。 参列してくれたボクの友達のために寝かせているんだよ! ハッハッハ~ッ!」

 そう言って大いに笑うジョヴァンニさんは現在、59歳。
 年齢よりも若く見えた。
 オルヴィエートの伝道師として、これからも活躍するだろうね。


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ありがとう ジョヴァンニさん!




~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ! 造り手ひとりひとりに、ドラマがある。 ~


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by enotecabianchi | 2016-06-10 21:39 | メーカーズディナー。 | Comments(0)
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 フランチャコルタの名門、「モンテロッサ」 のオーナー、エマヌエレ・ラボッティさんが来日。
 昨夜、ディナーをご一緒させて頂いた。
 上質のフランチャコルタを堪能するなら これ以上はないというリストランテ、モード・ディ・ポンテヴェッキオさんのお料理とともに。

 物静かだが、それだけに ひとこと一言 に説得力がある。
 聞いて体感したこと全てを、ここではとても語れないので、レポートを書くことにした。
 なのでここでは、彼のフランチャコルタがどんなお料理で飲まれたかを、画像を交えてご報告。
 おなか空かせてね ♡


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Asparagi cotti chiaramenti su uovo fritto crema fermentata con affettati.
くっきりしたアスパラガス フライドエッグと発酵ソース
アフェッターティ添え


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Timballo di patate e caviale.
温かいポテトのティンバッロとロンバルディア産キャヴィア


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Zuppa di pesce su etuvee di asparagi bianchi.
ホワイトアスパラガスと目板ガレイを濃厚なズッパ ディ ペッシェで


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Tagliolini all'anatra confit e germoglio di bambu con pesto alle foglie di pepe giapponese.
ツムラ本店河内鴨のコンフィと筍のタリオリーニ 木の芽の香り


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Mezzelune ripiene di burrata al burro con pure di piselli e pezzetti di prosciutto crudo.
ブッラータを詰めたメッツァルーナとうすいえんどうのピュレ 生ハム風味


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Vitello marinato con latte di arrosto e spugnole.
ミルク漬け仔牛の炭火焼きロースト モリーユ茸添え


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Zuppa di fragola con geratina di miele e espuma di "Franciacorta".
苺のポタージュ ハチミツのジュレ フランチャコルタの泡を乗せて


 フランチャコルタは、クラシックラインの 「プリマキュヴェ」から始まり、フランク・シナトラも飲んだという同社の最高級フランチャコルタ、「カボション」まで、6種類のフランチャコルタを堪能した。

 特筆すべきは!おっと、長くなるから改めてレポートするなり。
 このお料理の写真を見ながら読んで頂くとイメージが膨らむようなレポートに、なれば良いね。。。
 頑張りまするわ。




~ 業務用イタリアワインなら、エノテカビアンキ! レポート後日なり~。 ~




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by enotecabianchi | 2016-04-19 21:38 | メーカーズディナー。 | Comments(0)
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 さてさて昨夜は、リンダさんによる メーカーズディナー! at ドポドマーニさん。

 素晴らしき アッビナメントを堪能した。

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乾杯と最初のお皿には、「プティ・マンサン」 を。

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グリーンとホワイトのアスパラガス カルボナーラソース。

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トリッパのトマト煮込み。

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ブカティーニ 豚バラ肉と豆の煮込み。

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和牛イチボ肉のロースト マルサラソース。


 色んなワインを合わせることができる、自由度の高い設定に感謝。

 リンダさん曰く、「サトリコ」 はイタリア国内で最も人気があり、「シラーツ」 と並んで同社の看板商品になっている。
 そんな サトリコ、「地元では何に合わせるの?」

 の問いには、

「スピーゴラ (スズキ) の岩塩包み焼 ♡ 」

 合うやろなぁ~~~ッ ♡


 個人的に最高だった組み合わせは 意外にも、ロゼ 「アルビオラ」 と、ブカティーニ。
 シラー85% に サンジョヴェーゼ15% で構成されるこのロゼが、最高に美味しかった。
 ロゼの中では深い色合い。これは主要品種 「シラー」 がもたらすもの。
 グラスに鼻を近づけると、果実の香りが広がりまくる。 色あいは深いが、明るい香り。
 フルーティなブドウそのままの味わい。
 甘くはない。
 だからいつまでも飲んでいられる。
 コレ大事ね。


 ひととおり 食事が終わったあと、他のイタリア人みたく、リンダさんも食いつくかな? なんて思いながら、いつもの質問をしてみた。

「日本のアニメで何が好き?」

 試飲会の時から 真面目な印象があったけれども、
 「食いつく」 どころか大好物のようで、ニッコニコ しながら話してくれた。

 最初に出てきたのが、「アタックナンバーワン」(笑)
 そこから出てくる出てくる!

 「キャプテン翼」、「キャンディキャンディ」、「ポケモン」、「セーラームーン」、「ルパン」 などなど。
 「妖怪人間」 は、「ベム」 というタイトルだそうだ。


 大人な雰囲気を持ったリンダさんだが、その時ばかりは さながら 少女のようだったね。

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リンダさんありがとう。 オレ、顔メチャ赤いな。。。

 あ~楽しかった!

 ドポドマーニの皆さま。
 ありがとうございました~。
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by enotecabianchi | 2016-02-20 21:24 | メーカーズディナー。 | Comments(0)