サグランティーノを見直そう。
今日のテイスティングで採用となったワイン。
これで3回目の採用だ。 つまり、採用しては外れ、また採用して外れ、を繰り返している。
売れない理由は何によるのか。
ワインの味わいに理由はない。 こんなに美味しいんだから。
では何か?
インポーターの営業不足?
エノテカビアンキの営業不足?
その両方だろうね。 要は 「アピールの仕方」 だ。
改めてウチのワインリストを見てみる。 ウンブリアは、ほとんどない。
エリアで分けているうちのリストにおいて、この価格帯のワインでは トスカーナが圧倒的に多い。
当然といえば、そうかもしれない。
だが、「マイナー」 に甘んじているこれらのワインにこそ、個性が光るというもの。
トスカーナのワインにはない、ワイルドなスパイス感や、洗練されてない感。
やや酸味を抑えた グリップのある味わい。 ひと昔前のトスカーナみたいだ。
あ、褒めてるねんで w
モンテファルコ・ロッソ は、サグランティーノ・ディ・モンテファルコ のセカンドワインではない。
これは、モンタルチーノにおけるロッソ・ディ・モンタルチーノの例を出すまでもない。
品種構成も違うしね。
とりわけ、カプライのモンテファルコ・ロッソ は、経験の深さからくる 落ち着き や 座りの良さ に由来した 「安心感」 がある。
この点、トスカーナのそれに匹敵する。
同じ価格帯なら、キアンティ・クラッシコやロッソ・ディ・モンタルチーノがあるだろうが、
それらはいわば 「優等生」。
時にはこういった、「偏りを大切にしているワイン」を飲んでみよう。
人との付き合いに似て、視野も経験値も増しまっせ ♬
~ 業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 偏ったヤツ、けっこう好きだゼぇ ♬ ~