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エノテカビアンキのブログ

bianchim.exblog.jp

イタリアワイン

売れるワインは、良いワイン、か?


 ワインをテイスティングするのは日常のことだが、先日、ちょっと嬉しいことがあった。

 他の酒販店さんがどうしているのか知らないが、ウチの場合、お客さんを担当するように、仕入れ先であるインポーターさんも、それぞれ僕か木下くん、どちらかが担当している。
 そやから商談も、発注も、有償サンプルの依頼も担当が決めて、最終の答は二人で相談して決める、ってな具合。

 あるワインが試飲会で良かったから、と木下くんが取り寄せて、最終テイスティングをした時のこと。

 個人的に、この銘柄は好きではなかったが、偏見も固定観念も捨てて、1本のワインに向き合うことも大事よね? なんて自分に言いきかせて、テイスティングに臨んだ。

「濃いワイン というイメージはありましたが 意外にも酸が感じられたので、あってもいいタイプなのではと思いました。」

 彼のこの言葉通り、確かに酸はある。 が、どうもその酸がやや不自然に感じ、濃いワインであることに変わりはなかった。
 意見に左右されるといけないから テイスティング時は、二人とも無言だ。 ネガティヴなことも、発したらアカンねん。

(んん~・・・。でもやっぱり好きになれんな。 しやけど本人が売りたいて言うなら、様子みながら扱おか・・・。)

 そんなことを考えながら、最後に意見を聞いてみると、

「置いていたら売れると思います。 濃いワインだからリピートもあると思います。 でも、エノテカビアンキ のスタイルに合っているかというと、そうじゃないんですよね。 もしこれをリストに載せたら、お客さんからも、どうしたの? って質問が飛んでくると思うんです。 だからこのワインは、やめときましょう。」

 って返ってきた。
 言葉でもって、エノテカビアンキのコンセプトを説いたことは ない。 もとより、なかなか言葉にできないものだからね、味覚というのは。
 でもそのコンセプトを的確に汲み取ってくれているのは、どこか嬉しいものやね。

売りやすいものばかり扱ってちゃ、ダメなんだよ。

 昔の上司はそう言ってくれた。
 今もその言葉は色褪せず残っていて、それが自社のコンセプトにもなっている。
 これからもこの考えは、ブレずに貫きたいと 願っている。

 そんなわけで辰見さん、あのワインはウチでは扱いません。
 スンマセン!

業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 置いてたら売れるんやろけどね~。 ~


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by enotecabianchi | 2017-03-14 19:03 | ちょっと言いたいこと。 | Comments(0)