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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

ナーダ・フィオレンツォ。


 さてさて。 お待たせしましたね。
 ナーダ・フィオレンツォ の来日セミナー そして、食事会の模様。
 はじまりはじまり~。

バルバレスコ の造り手、ナーダ・フィオレンツォ。
トレイソ に 6ヘクタールの畑を所有する。
他の バルバレスコ や バローロ の造り手と同じように、ネッビオーロ だけでなく ドルチェット、バルベーラ も造るが、今回のセミナーでは、「ネッビオーロ」 だけにスポットを当てた。

トレイソのクリュ、「ロンボーネ」 と 「マンゾーラ」。
ナーダ・フィオレンツォ はその2つを 代々所有する。
隣接する畑であるにもかかわらず 土壌構成は異なり、
前者は 石灰と粘土のみ。 後者はそこに、砂が混ざる。
この構成は言うまでもなく、ワインの香味に影響を与える。
ロンボーネは 男性的でタンニンが硬く、香りが開くのに時間を要する。 熟成のポテンシャルを秘めたもの。
マンゾーラはそれに対し、香りが華やか。 タンニンが滑らかで甘く、果実味を感じる。 アフターの、タンニンの強さが心地良い。

ランゲ・ネッビオーロには、この ロンボーネとマンゾーラの 若いネッビオーロを使う。
若いとはいえ樹齢は30年近いので、そのDOCに通常は感じられない 落ち着いた存在感と、優しい味わい。 強くはないが確かにある 心地良いアルコール感。
強いタイプではない。 だがかえってそれが、セミナーのようにゆっくりとテイスティングする場合には、存在感が増す。
良くも悪くも 「試飲会映えのしないワイン」 で、だからこそ、お料理との良き伴侶となる。

実際、ディナーでの ナーダ・フィオレンツォ のワインは、昼間のセミナーとは打って変わって、色彩豊かな味わいであった。
料理が、そうさせたんだろうね。

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フォアグラと季節野菜のフリット バルサミコソース

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自家製タヤリン 河内鴨のラグーソース

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イベリコ豚頬肉の煮込み

これらのお皿を、ネッビオーロ、マンゾーラ、ロンボーネ、3種ほぼ同時にサーヴして頂き、それぞれのアッビナメントを楽しんだ。
特筆すべきは、ロンボーネ の味わいだ。
セミナーの際、あれだけ開くのに時間がかかっていたのに、お料理に合わせると びっくりするほど 柔らかく、深い味わいへと昇華していた。

「このタヤリン! 家に帰ったような気分だよ ♬」
ダニーロのこの言葉は、最高の褒め言葉ね。


「ニューヨーク、シンガポール、ロンドンなど、世界の都市を代表するリストランテには、ナーダ のワインが必ず置いてある。」

インポーターである エトリヴァンのスタッフ、ドナテッロ のこの言葉、大いに納得した。
今や世界を旅するバルバレスコだが、30年前は数か国にしか輸出していなかった。
その最初に輸出した国のひとつが日本、という愛着もあるのか、此度の主役 ダニーロは、初来日にもかかわらず 一所懸命に、そして楽しみながら日本語を学んでいた。
若干30歳にして ナーダ・フィオレンツォ の中心人物となっているダニーロ。
益々の活躍を、期待せずにはいられないね。

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Grazie mille !
Ci vediamo a Barbaresco !


業務用イタリアワインなら! エノテカビアンキッ!! 書き足りないけど、今日はこのへんでw ~


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by enotecabianchi | 2017-03-13 21:19 | 造り手との食事。 | Comments(0)