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エノテカビアンキのブログ

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イタリアワイン

夏の一冊。


 もう5ヶ月も前になりますか。モンテ物産さんのワイナリー視察のひとつに 「マキアヴェッリ」 がありました。
 あった、というよりもこの旅が決まった時にどうしても行きたかったので、僕が希望しました。
 言わずと知れたキアンティ・クラッシコの造り手ですが、大変失礼ながらこのワイナリーに行く目的はワインにはなく、「君主論」や「政略論」で知られる中世の思索者 ニコロ・マキアヴェッリがそれらを著した場所を、この目で確かめたかったからです。
 ワインに関すること以外で切に希望したのは、これが最初で最後だと思います。

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チェーザレ・ボルジア の肖像画

 マキャヴェッリのカンティーナでこの肖像画を見つけました。
 思わぬ収穫でした。


 マキアヴェッリと同時代に生き、歴史上「メフィストフェレス(悪魔のような人物)」と弾劾されたひと、チェーザレ・ボルジア。

 でもたとえ歴史がそう語っていても、マキアヴェッリにとってその存在は計り知れない。
 彼との出会いがなければ、名著「君主論」は存在しなかった。

 この場所にこの肖像画があること、そしてその下に「IL Principe」と記されていることも、それを如実に物語っています。 「IL Principe」とは、君主論の原題でもあるのだから。


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 この夏、おすすめの一冊です。
 チェーザレ・ボルジアの生涯を色鮮やかに綴った作品。

 その優雅なる冷酷に、「涼」 を感じてみては?
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by enotecabianchi | 2012-08-10 10:11 | つぶやき。 | Comments(0)